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基本は美術鑑賞ブログです。「とりあえず正直に」がモットーです。忙しくても気楽にいきましょう。

ひさしぶりの場所と日頃の行いの話(国宝手鑑「見努世友」と古筆の美@出光美術館&近代の日本画展@五島美術館&イスラエル博物館所蔵ピカソ ― ひらめきの原点 ―@パナソニック汐留美術館)

こんにちは。仙です。


今回行ったところはここです。出光美術館。いつのまにか再開してたんですよ。ご存知でしたか?私はこの間まで知りませんでした。あまりにも長く閉めてたもんで、てっきり出光は九州だけ残してこっち閉めちゃうのかなと・・・。

予約は必須。

展示内容はよかったです。さすが出光さんがコレクションしただけのことがあります。「見努世友」、前にも見たことがありましたが、今回は修復後初めての公開ということですごいね!ってことで。私は藤原定家の書がよかったかな。きちんと端正なフォルムであるにもかかわらず肩の力が抜けてる感じがするところに日本人離れした精神力を感じます。

 

出光美術館は何かレイアウトが変わってて、お茶コーナーもなくなって、ルオーの部屋や陶片室の公開もなく、いろいろとコロナの影響と月日の流れを感じました・・・何か正直将来は機会を見て手じまいしそうな雰囲気もなきにしもあらず・・・でも来年ブライスコレクションあるから(これは決定。予告が出てた)!!信じてるから!!

皇居を望む窓からの景色だけは変わらない

ということで、盛り立てるためにみんなできれば見に行ってほしいです。6月5日まで。

 

次は五島美術館。こちらも久しぶり。今は「近代の日本画展」を開催してます。

こちらもよかったです。「近代日本画」って、個人的には苦手だと思ってたけど、この展示を見て、「近代日本画」自体が苦手なんじゃなくて、「近代日本画の中の美人画」が苦手なだけだと気づきました。「序の舞」の映画は罪深い。風景画とかはむしろ好き。小川芋銭のイノセントな感じとか。

そして庭にも久しぶりに出ました。ここでも月日を感じるショックなことが。こぶしが枯れてた。あの白い花がよかったのに・・・。


今日という日は二度とこないのですね・・・時間は大事にしないといけないです。

でもここの展示は来る価値あります。ぜひ。この展示は6月19日までです。

 

そして最後。パナソニック留美術館で開催中のイスラエル博物館所蔵ピカソ ― ひらめきの原点 ―」です。写真は撮るの忘れてしまいました。
展示内容はよかったです。レイアウトも面白かった。でもキャプションを丁寧に読んでいくと、ピカソ本人の人格に対して疑問が湧いてきて、作品の価値が最終的には5割引きに見えてくる・・・。いろんな行いが微妙すぎる。

またマンレイが撮ったポートレート(いい写真だけど・・・傲慢さがにじみ出ている)が残ってるのも生々しい。ピカソ個人的にはあと50年くらい寝かさないと純粋に作品の評価はできない気がする・・・そんなに生きられないと思うけど・・・作品と人格は関係ないとは思うけど、人間の不思議よ。


うん、でも展示自体はいいと思うのでピカソ好きな人はぜひ!6月19日までです。

 

文句で終わっても仕方ないので、春に行ったDIC川村記念美術館のお庭の写真を貼っときます。桃源郷風味できれいなところです。

気温差激しいですが、体調管理に気を付けて!んじゃまた!