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基本は美術鑑賞ブログです。「とりあえず正直に」がモットーです。忙しくても気楽にいきましょう。

天才と芸術家の関係性(生誕140年 ふたつの旅 青木繁×坂本繁二郎@アーティゾン美術館)

こんにちは。仙です。お元気ですか?私は足首に軽い捻挫をしてしまいました・・・。疲れてたのかな・・・。

今回はアーティゾン美術館で開催中の「生誕140年 ふたつの旅 青木繁×坂本繁二郎を見てきました。

結論から言ってとてもよかったです。作品数もじゅうぶんだし、いろんな種類の絵を満遍なく見ることができます。

 

青木繁ってすごいよね。日本神話をこんなに鮮明に具現化するってすごい力量だと思う。

わだつみいろこの宮

旧約聖書の挿絵と装丁。楽しそうな仕事!

一方の坂本繁二郎もすごいです。この色使いが好き。

自画像

親子の肖像

青木と坂本は、てっきり幼馴染の親友なのかと思ったら、キャプションを読むと意外と薄い関係性・・・。同じ画塾で学んだ仲なのだそうです。

この絵が画塾の先生のもの。この人はいい人なのが作品から伝わる。ピサロみたい。

その後、青木のほうは晩年は不遇で、最後は九州で放浪ののち、夭折します。
一方、坂本はいろいろありながらも、順調なキャリアを積み、石橋正二郎(ここの創始者)に夭折した青木の顕彰を勧めるなど立派な活躍ぶり。

青木は父親の死後、いろんな事情で身動きとれなくなっていくのが悔しい。
もともとアーティストっぽく激しい人だから坂本もそばで見てていろいろ歯がゆかったことでしょう。

まあいつも思うけど、芸術家も存命中に評価されたいなら作品と同じくらい日頃の行いが本当に大事だなぁと。破滅型の人は後世から振り返ると興味深くて面白いけど、近しい人から見ると・・・いろいろ大変・・・。

でもまあとにかくおすすめです。10月16日まで。学生さんは無料らしいです。

 

そしてコレクション展もよかったです。特にエジプト関連。みんな久しぶり!

 

リニューアル後初めてカフェに入りました。空いてたもので。これはクナーファとか言うもの。下の部分はあったかい。チーズが効いてて美味しかった。

 


それでは、病気とケガには引き続き気を付けましょう。私も気をつけます。んじゃまた!