年始から寝込んだ話&寒さと衣服@文化学園服飾博物館
こんにちは。仙です。
あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願いします(*´∇`)。
久しぶりの更新ですが、私、タイトルどおり寝込んでました。子どものころの歯の治療痕がダメになって( ̄▽ ̄;)。まじ辛かった(ノ_・。) ・・・。顔が腫れた。歯が痛くて顔が腫れるって、漫画のデフォルメ表現だと思ってたけど、本当に腫れます(゚´Д`゚)。
正月から痛くなる→近くの休日診療歯科に行く→痛み止め出されるけど痛い→4日を待ちわびて開いてる歯医者を探して行く→腫れが引くまで何もできないのでと言われて痛み止めと抗生物質を渡される→痛み止めがぜんぜん効かない
という大変な負のスパイラルにはまってしまいました。何とかさまよううちに最後にはよいお医者さんに流れ着いたのでよかったのですが、1月は省電力モードで行こうと思います。静かに。
いやぁ、歯の痛みって耐えられないですよね(・ω・)。ロキソニンを1日の容量の倍以上飲んでしまいました。効かないから(※医師に一応確認は取った。万人に許されるかはわかりません)。こんなこともあるのか。
そして大切な教訓を得ました。医師の診断が納得できなければ何度でも病院を変えるべき。これ言うとお医者さんに嫌がられそうですが、本当の実感です(´・_・`)。
それで一応復活したので今回の更新。文化学園服飾博物館で開催中の「寒さと衣服」ですヾ(๑╹◡╹)ノ"。
これはねー、いちばんの感想は羊ってすごいです。
構成としては2階が世界の防寒着、1階が日本の防寒着なんですが、正直日本の防寒着の貧弱さが目立つ(´・_・`)。ウールとムートンがあるとだいぶ違う。
- もともとこぎん刺しも北のほうで手に入りにくかった木綿糸をなるべく有効に使う防寒着だったらしいのですが、薄い透けるような麻に刺して「防寒着です」って言われても(´・_・`)。寒そうだなとしか思えない。
- 何か色調も庶民だと藍染が多いので、寒さが増す。赤とかピンク、オレンジが欲しいところ。
- 紙素材とかも寒そう
- この中では蓑とか藁沓も他と比較してじゅうぶん暖かいと思う
- 綿入れ半纏だけはなんとか防寒着として納得できるけど、毛皮のほうがどう考えてもよさそう。
- 庶民が着物にウールを使えるようになるのが昭和くらい。それまでは冬はずっと寒そう。日本人は我慢強い。
キャプションを読むと、防寒には空気の層をなるべく作るような着衣の方法を取るといいらしいです。大きいゆとりのある衣服を重ね着する。これが最強。
素材としては
- 編み物(ニット)
- ギャザーやタックを沢山取る
- キルティング
っていうのがあったかいらしいです。これをやると空気をたくさん含むから。日本の着物にもともとあるのは3番だけだね。
シリアとかモンゴルのウールとかフェルト、ムートンはあったかそうでとてもよさげです。東欧の民族衣装とかでご年配の女性がギャザー&タックたくさんのスカートを穿いてるのもあたたかそうでよいです。パキスタンのほうのサルエルみたいな男性用パンツもめちゃくちゃギャザーがよりまくってていい感じです。でもたぶん寒さは日本の比じゃないよね・・・。
結論:現代日本に生まれて幸せです。ダウンとかあるし、暖房もあるし。
あといろんな織物の製法を記録したVTRも流れてたな。
1.フェルト
モンゴルでは羊毛をフェルという型に敷き詰めて、何度も水分を加えたのち乾燥させて固める→出来上がった布を棒にぐるぐる巻きにして馬に引かせて圧縮させていく、みたいな感じみたいです。野性的。日本にフェルトが根付かなかった理由がわかった気がする。このフェルトはゲル(住居)とかにもなるそうです。
2.コーデュロイ、別珍
これははじめにパイルみたいな布を作って、そのループを切り開くことで起毛の布にしていくそうです。表面を焼いてなめらかにすると別珍。手作業がかなり残っててすごく大変そう。日本のコーデュロイ・別珍は静岡が国内生産のほとんどを占めているそうです。
なお、2月3日(土)にコーデュロイ・別珍の毛剪毛(パイルを切って開く工程)の実演体験があるみたいなので、興味があって、かつ手先が器用な人は参加するとよさそうです。
いろいろ書いてきましたが、はじめて知ることがたくさんある展覧会でした。服飾に興味があればぜひ。2月15日まで、新宿の文化学園服飾博物館で開催してます。
館内で撮影OKなのはここだけ。
風景の色も寒いね。
んじゃまた!