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基本は美術鑑賞ブログです。「とりあえず正直に」がモットーです。忙しくても気楽にいきましょう。

シャガール 三次元の世界@東京ステーションギャラリー

こんにちは。仙です。12月になったね。もう師走です。いつのまに( ̄▽ ̄;)・・・

 

今回はまた会期ギリギリシリーズで、東京ステーションギャラリーで開催中のシャガール 三次元の世界」ですヾ(๑╹◡╹)ノ"。

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かなり混んでた。でもこれは全面的に後回しにしてた私が悪いです(´・ω・`)。9月からやってたのにー!9月中に行っとけばきっとゆっくり見れたのに。

 

今回は表題にあるとおり三次元、ということで塑像や彫像、陶器の器などがとても多いです。シャガールのこの類の作品、あまり見たことなかったんですがよかったですヽ(´▽`)/。とてもよかったです。
彩色陶器が多いんですが、これって絵付け・彩色→焼くという手順の、この焼くという一手間があるのがいいみたいなのですd( ̄  ̄)。シャガールの描く絵画の、あのグワッシュの不透明な色彩の感じがうまいこと抜けて、あっさりした日本人好みの透明感が出てくるのです。すてきです。使いづらそうな器のフォルムもいいんだよ。機能はかわいさでカバーしてる。

 

絵もいろいろあったよヽ(・∀・)。
シャガールっていろんな絵を描いてるんだねぇ。意外と年代でがらっと作風変えてくるところが意外で面白かった。コラージュとかもやってたのかぁ。晩年にポップ寄りのぱっきりした色使いになった作品もおもしろい。ピンクがかわいい。
個人的にはエルサレムの病院のステンドグラスのための下絵が一番好きでした。色数をぐっと抑えてます。セピアっぽい色が基調になってます。

 

所謂日本人がとても大好きなタイプのきれいな色使いの花束や恋人たちの絵もたくさんありました。
それらの作品のキャプション見てると所蔵先によく出てくる企業の名前がありました。AOKIホールディングズ。紳士服のAOKI。もしかして美術館持ってたっけ?知らんけど。と思って調べてみると、社会貢献のひとつとしてシャガールのコレクションを企画展に貸し出ししてるらしいです。

www.aoki-hd.co.jp

アニヴェルセル・・・表参道のアニヴェルセルは知ってる・・・あそこAOKIでやってたのかぁ。

何かちょっと早合点しました。

でもAOKIさん、美術館つくってくれてもいいよ!

できたらすぐ見に行きます(`・ω・´)。立地はどこでもいいです。そこをメインに旅の計画を立てます。箱は有名建築家の設計でなくてもぜんぜんいいです。絶対ディスりません。誓います。カメラのドイの創業者の方が計画してたミュシャの美術館、実現してたら通ってたと思う・・・。

 

あとはやっぱり宗教性の高さかな。いろんな聖書の場面がそこかしこに現れてます。ヤコブの梯子の大理石でつくった彫像とかよかったです。ソロモン王とかパテシバとか。
シャガールユダヤだったんだよね。でも旧約はもちろん、キリストモチーフの作品もあります。何だかんだ言って人間にとって信仰は大事です。そう思うくらいには私も大人になりました・・・。 

独特の動物の像とかもあったんだけど、それもよかったな。宗教的。動物かわいい。鶏と魚が多め。鳥はメッセージをはこんでくるよね。魚は犠牲かな(・ω・)。

 

そして私は作家さんの自画像を見るのが好きなのですが、シャガールの描くポートレイトはイケメン系でした。レリーフと絵画が両方あった。とても自信あるタイプの自画像。好きです。でもその巻き毛に生まれてから髪に一度も櫛をとおしたことがないっていうのはフカシだよな( ̄▽ ̄)、とちょっと内心つっこみを入れながら見ました。奥さんモチーフもけっこうあるよね。エバさんとヴァヴァさん、お2人とも美人。

 

ということでトータルでおすすめなんですが、会期終わってしまいました・・・。これも記録ということで。
今回は巡回ないみたいですが、きっと同種の展覧会は今後開催されると思います。そのときにはぜひ。

 

私事ですがミラーレス買いました。これなんだけど。 Amazonで買ったわけじゃないけど。

 これからはガシガシ使おうと思います。

あとは自意識との戦い・・・あいついいカメラ持っちゃってうれしがってるわぁ(´・ω・)、みたいな・・・東京駅周辺だとチャイニーズの観光客の皆さんがすごいカメラ持ってるのでそれに紛れれば恥ずかしくありませんが。がんばります。

 

まだ下してないのでこれはいつものGRで撮ってます。日比谷公園

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んじゃまた!