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基本は美術鑑賞ブログです。「とりあえず正直に」がモットーです。忙しくても気楽にいきましょう。

「村野藤吾の建築ー模型が語る豊饒な世界」@目黒区美術館

こんにちは。仙です。激しく暑いですな。

今回は目黒美術館で開催中の村野藤吾の建築ー模型が語る豊饒な世界」に行ってきました。

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庭園美術館に行ったついでと言ってはなんですが、時間があったもので。

目黒駅の反対のほうの出口、権之助坂のほうに向かって歩きます。

目黒川の近くです。

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桜並木があるよね。咲いてる時にくれば、多分グレード高い桜の花が見られると思う(⌒▽⌒)。

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で、この展覧会けっこうよかったです(⌒▽⌒)。

建築の展覧会って、あんまりよくわからないことのほうが多いんですけど、全部模型があるのでイメージがしやすくて、わかりやすかったです。こどももいたけど(隣が区民プールらしくてタオルかぶった小学生とかもいた)じーーーっと見てたし、けっこう万人受けすると思います(⌒▽⌒)。

 

村野さんって、不勉強で存じ上げなかったのですが、何か建物として無理なく使いやすい感じの模型ばかりだったので、一瞬新国立競技場もこの人にお願いすればいいじゃん。条件の範囲内でうまいことやってもらおうよ(名案どや( ̄▽ ̄))」と思ったら、没年1984年だって・・・なかなかに昔の建築家さんなのですね・・・。

 

代表作のうちいくつかの模型は写真可でした。

現・目黒区庁舎(千代田生命本社ビル)。

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日生劇場

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近三ビルヂング

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現・有楽町ビックカメラ(旧有楽町そごう)

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みずほ銀行本店。

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目黒区庁舎以外は行ったこと(見たこと)あるかな。どれも普通だけど使いやすそうな感じ。有楽町のビックカメラとか、何か長細いけど、それなりに使い勝手がよい感じでいいよね。

 

他にもいろんな百貨店とかホテルとか駅とか劇場とかの建築を手掛けてらっしゃいます。

橿原神宮前とか、八重洲ダイビルとか、ザ・プリンス箱根芦ノ湖とか。

近代建築って、何か安心感あって好きです。落ち着きます。

意外と現存してる建物も多いです。いちばん古いのは1929年くらいですかね。1930年代ならそこそこ残ってます。

今は見ないタイプの建物もあります。1934年のドイツ文化研究所とか。ファシズム建築の影響があるということでご本人的には黒歴史だったらしいですが、なかなか興味深い・・・( ̄▽ ̄)

 

そしてアンビルトもけっこう多い。でも技術的な問題ではなく、戦争末期に鉄鋼が不足してたというのが主な理由です(´・_・`)。

 

というわけで、近代建築って、素人が見てもなかなかおもしろいですよね。お時間あればオススメです。お子さん連れでも楽しめそう。

ぐるっとパスでタダ。9月13日までです。

 

それはそうと、近代建築って、今の技術で建てるとアンマッチなんですかね?なぜこういう疑問を持つかというと、村野さんの旧都庁のコンペ案(1952年)が今現在の都庁よりいいなぁと思って。個人的にあのニョキッとした感じが微妙なので。

いいアイディアは掘り起こして再利用してほしいですが、それやっちゃうと若い建築家さんが困るか・・・難しいですな( ̄▽ ̄)。規模の問題もあるし。ド素人のたわごとです。

 

今週はけっこういろいろ行ったのでまた更新します。じゃあね。