リニューアル3周年記念名品展 第1部 国宝「紅白梅図屏風」@MOA美術館
こんにちは。仙です。
今回は思い立って熱海のMOA美術館に行ってきました。
MOA美術館は観光客の皆さんでけっこう混んでたよ。こんなバスが20分に一回くらい出てる。けど座り切れなくてけっこうな人が立ってる。
けっこう軽い気持ちで行ったので驚いたんですが、この辺一帯はMOA美術館の母体・世界救世教いづのめ教団が「熱海瑞雲教」という聖地としています。今の季節には梅林も華やかでとても美しいところですが、私の見たところでは割とガチ目な宗教施設です・・・。これ作るの大変だったと思うよ。信者さんの献金とか。私はもとから新宗教関連の施設は見るのが好きで実際いろいろ行ってるし、公開してくれてありがとうございますなのですが、そうではない世の中の人はどういう考えでここに来てるのでしょうか?すごく不思議です。
建物はmiho museumと似てる。というかあちらが似てるのか。mihoの母体の神慈秀明会は世界救世教 教主の岡田茂吉さんを明主様?に戴いてますもんね。同じ手かざし系。ちなみにMOA美術館には岡田さんの部屋がありました。
だから関西の方は「あぁいう感じね~」でだいたいわかると思います。いや、miho行ったことある人は関西人でも少ないのかな。
建物は建築家とか違うし、たぶん専門家の方が見たらだいぶ違うんだと思いますが、雰囲気的になんとなく似てる。あとね、カフェとかで自然農法的なものを前面に出してるのが似てる。いちばん手軽な値段設定なところでサンドイッチとソフトクリーム食べてみたけど美味しかったです。こういうの賛否両論あるけどやっぱりおいしいよね。牛のストレスとか関係あるのかな。
コレクションはどちらかといえばこちらが国内の名品に特化してる傾向で、mihoのほうは中国とかオリエント関連とかにいいのがある印象です。
そんで今回の展覧会はとてもよかったですよ。いいのばっかり出してくれてる。そんで展示ケースのガラスと照明がすごくいいのがわかる。よくよく見ないと存在がわからない。おじさんがケースに勢いよく頭をぶつけてるのを見ました。わかる。ほんとにガラス見えないし。でも気をつけてね・・・。
この長谷川等伯、ケース込みですごかった。畳・・・
これもよかった。酒井抱一。
尾形光琳の大黒様。これ初めて見ました。いいよね。
紅白梅図屏風ももちろんあります。
古筆や経もいいし
古伊万里とか絵因果経とか
仏像も珍しいのあるし
聖徳太子像。
これはトイレの前にあった
これは野々村仁清。
最後は熱海を描いた現代作家の部屋でした。
大陸系も少し。
これも面白かったよ。
最後の部屋では室瀬和美さんの蒔絵の個展が開催されてました。ここは写真不可だったけど、人間国宝らしく超絶技巧の作品ばかりですばらしかったです。安倍総理からお花も来てました。何かいろいろ繋がりがあるんでしょうねd( ̄  ̄)。
熱海は正直はじめて行ったのですが、思ったよりとても賑わってました。人がたくさんいた。そして思ったより全然昭和でした。そりゃそうだ。昭和な方々(お年を召した方々)がたくさんいらしているので・・・。
熱海はあったかくていいところですよ。オススメです。近いし。MOAももし興味があれば行ってみてください。お好きなら楽しめると思います。
んじゃまた!