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基本は美術鑑賞ブログです。「とりあえず正直に」がモットーです。忙しくても気楽にいきましょう。

スペインの彫刻家 フリオ・ゴンザレスーピカソに鉄彫刻を教えた男@世田谷美術館

こんにちは。仙です。
遅ればせながら、あけましておめでとうございますm(_ _)m。今年もいろんなところへ行って記事を上げていきたいと思います。何卒よろしくお願いいたします(≧∇≦)。

さて、年初はここ、世田谷美術館で開催中の「スペインの彫刻家 フリオ・ゴンザレスーピカソに鉄彫刻を教えた男」です。

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ここは久しぶりにきました。あんまり頻繁には来れません(´・_・`)。
何故か?それは遠いから。最寄の用賀駅から余裕で15分以上かかる砧公園の敷地の中にあります。だから環境は最高d( ̄  ̄)。

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砧公園自体は子供たちやスポーツをしてる若者たちで盛況ですが、美術館はいい感じに人が・・・はっきりいって少ないよ( ̄▽ ̄)。快適に見られます。

スポーツする人と美術館に行く人ははっきり分かれてるのかもしれませんな。

 

でも、この展覧会、とてもよかったです(⌒▽⌒)。

アーティストの名前は知らなかったけど、ポスターを見てよさそうだなと思った直感を信じて見に来てよかったです。大勝利。

フリオ・ゴンザレスは、20世紀鉄彫刻の父と呼ばれた人だそうです。

現代美術って、とても好きなものもありますが、「わからん・・・(´・_・`)」となってしまうものもあります。フリオさんは私にとっては前者です。
何かねー、風情があるんだよな。バランスがよいオブジェです。
抽象的なものだけでなく、具象の要素が強い作品もけっこう多いです。ロダンの影響も受けてるみたいで、そんな感じの裸婦像とかもあります。ただ、サイズが小さいものが多いのでかわいくて見やすい感じになってます(^◇^)。

 

そんで、フリオさんは金工職人の家系だったらしく、職人時代の作品もあります。七宝のブローチとかね、真鍮鍛造の菊の花とかね、精巧で可憐で寂しげな感じもあってとてもすてきです。

そういえばブルガリのソティリオさんはギリシャの銀細工職人ですが、こちらはスペインの金工職人さんです。私はフリオさんのほうが好きかな( ̄▽ ̄)。

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ここの博物館はそこはかとなくのんびりしてます。雰囲気が。建物に窓が多くてとても明るい。カフェでお昼を食べましたが、安くてまあまあおいしかったよ(・ω・)ノ。

 

さすが世田谷、美術館までの道もけっこう洒落てます。

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富裕層っぽいお宅が並んでます。きれいですね。

というわけで、とても楽しかったです。おすすめです。会期は1月31日までです。是非。

 

同時開催で<それぞれのふたり>シリーズ「小泉淳作小林敬生」もやってます。小泉さんは、若い頃の端正な絵より、年をとってからのアウトサイダーっぽい雰囲気の出てきた作品のほうが好き。小林さんはファンタジーな感じの美しい作品でした(^∇^)

魯山人の新収蔵品の展示とかもあったよ。お時間あれば是非。


じゃ、またね。