特別展ー京釜の系譜を辿るー茶の湯釜の美@泉屋博古館分館
こんにちは。仙です。
泉屋博古館分館で開催中の「特別展ー京釜の系譜を辿るー茶の湯釜の美」へ行ってきました。
いや、自分のブログのエントリを見ていたら、三井と三菱の両美術館には足繁く(というほどでもないか・・・(-_-;))通ってるので、ここでバランス的に住友も加えるか!!と考えついたので。訳わかんない理由ですが。
でも、母体となる企業と文化施設って、やっぱり切っても切れない絆がある気がするよ(´・_・`)。何て言うか、空気感?
泉屋博古館は京都に本館があるそうですが、本日は手近で東京の分館へ。
六本木一丁目が最寄り駅。そこからエスカレーターでほとんど一本道。方向音痴にはありがたいっす。
そんで、行きすがらの道はすっごくきれい(^◇^)。
こんな感じだ。
建物もとても美しい。
きれいだね。
結論として、今回自分が外側からちょっとだけ見た分には、自分の中で住友=端正、みたいな印象になったな。破綻がなくて形が整ってるという意味。本館に行ったらまた印象が変わる可能性大。ちなみに三井=盤石、三菱はまだ考え中。
(※あくまで美術館の話です。)
美術品を集めたのは、15代の友純(春翠)さんらしいのですが、この人も昔の人にしては細面でしゅっとした端正な顔立ちをしておられます。(興味あったらぐぐってみてね)
展示のほうもなかなか興味深かったです。
茶の湯の席で使用する釜にもいろいろあるんだな。思いつきもしなかった。ああいうものは作り付けで置いてあるものだとばっかり思ってた。釜をコレクションするなんて、まったくの予想外の行動です。茶の湯は奥深い( ̄Д ̄)ノ。
釜っていうのはさまざまな形があって、釜師(茶の湯釜を制作する人)の家系も4系統ほどあるそうです。私は京名越家の釜の造作が好きかな。形で言うと、日の丸釜。シンプルで好きだな(^ω^)。
ここにおいてある釜の印象だけで言えば、江戸より京のほうがシンプルですてき。江戸は葵の紋を多用してるのが自分の好みから外れるな。
今回は特別企画として、野口哲哉さんのイラストがそこかしこに飾られてます。分福茶釜のイメージで、楽しそうな狸が描かれたものが多いです。何か、控えめな印象で展示と調和してるよ(^∇^)。
そして、展示室は2室あるのですが、展示室Ⅱのほうでは、春翠と茶の湯の世界ということで、茶道具のコレクションを展示してます。千宗旦の書とかあるよ。
訳わかんないなりに、
「ほうこれは、けっこうなものですなあ(´・Д・)」」
みたいに言いたくなるようなコレクション。
ちょっと洋風なものがお好きなのかな、みたいな感じもしたな。天目茶碗(確か・・・)でひとつ、これコーヒー入れたら合いそうだな、洋っぽいな、みたいのがあったので。
仁清の香合とかもどことなく優しい色合いで、印象派の絵のような好みが入ってるかな、と。
大西浄長の有馬六景釜は、美しかったです。これを見せたかったのかな。
それはそうと、春翠さんて西園寺公望の実弟なんですね。何とすごい(≧∇≦)。華麗なる一族だな。
居宅だったところが慶沢園なんだ。大阪行ったときに何度か見たよ。市立美術館のところのでっかい庭園だよね。いいところだ。
ということで、ここもけっこうオススメです。
ぐるパで2割引だと640円。この値段ならとてもオススメです。
茶の湯釜の美は今週末まで。次回の特別展は3月7日から、小川千甕展だそうです。これも面白そうだな。
年末年始はどこにいこうかな。思案中。
じゃ、またね(・◇・)/~~~。