この頃行ったところ(文化学院服飾博物館、パナソニック汐留ミュージアム、三井記念美術館)
こんにちは。仙です。お久しぶりです!お元気ですか?
私はこの間ちょっと風邪をひいてひきっていました。怖いよね…電車で咳するとにらまれる…。
私も人の目が気になる性質なので、あんまり頻繁には出かけてないんですが、ちょっとは出かけています。今回はその辺をまとめて書きます。
内容は面白かったですよ。ダイアナ妃のドレスがけっこうたくさんありました。日本の人が持ってるみたいだけど、よっぽどのダイアナ妃のファン✨なんだなと思って、所蔵先を確認したら、個人蔵の寄託品でした。
賢い!個人で持ってて普通の倉庫みたいな所に保管しておいて虫が喰ったりしたら、後悔してもしきれないし。
- 所蔵してる満足感を嚙み締めつつ
- 数年に1度思う存分撫でまわした上で
- ちょっと着たりして、
- 満足したら専門のクリーニングに出して、
- ここに寄託しておくのが正しい。たぶん。ここよりプロなところはあんまり国内にないと思う。神戸のファッション美術館とか?
後は、初期型のブルマーがありました。膝丈位のふわっとした感じで、グリーンのセットアップで(上がセーラー服)、制服みたい。動きやすさは多少落ちるけど、むしろ今もこれで良い。かわいいし、寒くないし。大多数の学生は記録を追求するわけじゃなし・・・。運動を好きにさせて、運動習慣を身に付けさせて健康を維持させるのが目的じゃん?
今はブルマ学校で履かせないらしいけど、自分は履いてた世代です。ブルマーはなんでああゆう風に進化したのか理解に苦しむ。冬は寒くて寒冷蕁麻疹が出てました。
キャプションを読んでいたら、ブルマーはブルマーさんが開発したのでブルマーらしい。しかもブルマーさんは、かなりドラスティックなフェミニストだったらしい。
そして現代寄りの服は、ヨーロピアンモードと言うより、映画でレオナルドディカプリオの奥さんが着ている感じのアメリカンで素敵な服でした。
あと、イエーガーが展示されてたのが眼をひいた。イエーガーはスメドレーっぽい高価なニットメーカーです。創業者のイエーガーさんはお医者さんで、女性のコルセットによる健康被害を説いて、その文化を廃れさせた人だそうです。偉い。あんなもの絶対着たくない。
結論として、華やかな気分になれるのでお勧めです。4月22日まで。
向かいにあるモリンダのカフェの看板です。ノニジュース+CBDのドリンクらしい。今、CBD(大麻のリラックス成分を抽出した、みたいな←合法です)のコーヒー、流行ってますよね。クソ高い。1000円くらいする。自分ではやらないです・・・。
次はパナソニック汐留美術館の「香りの器 高砂コレクション展」です。これは、とにかく美しいものばかりで、とても良い展覧会でした。
それで、私もスマホをiPhone 12 miniに変えたので、いろいろカメラっていろいろ進化しているんだなと感心していました。写真をどうぞ。
これもオススメ。3月21日まで。
最後は、三井記念美術館の「小村雪岱スタイル―江戸の粋から東京モダンへ」です。
小村雪岱は流行なんですかね?いろんなところで展示が組まれています。
特別展複製芸術家 小村雪岱 ~装幀と挿絵に見る二つの精華~ | 特別展 | ミュージアム | 日比谷図書文化館 | 千代田区立図書館
今まで、作品をじっくりと見たことなかったのですが、構図がシャープで、モダンで冴えた感じの作品を描く人だなと思いました。いま、再評価されているのか、観客も多かったです。
装丁とか、舞台装置評価の高い人だったらしく、どちらかといえば商業デザイナーとしてとても才能のある人だったのかなと思う。
舞台装置の原画を見ていると、人生で数えるほどしか見たことがない歌舞伎の舞台をはっきりと思い浮かべることができます。This is Kabuki.
あと、小さい頃にテレビで見たドリフの回り舞台も目に浮かぶ。
もしかすると彼は現代日本演劇の舞台装置の礎を築きあげたのかもしれません。
あと、装丁の展示のキャプションで、本のあらすじを読むのが面白かった。
1番興味深かったのは、美男子の僧侶を使って人心掌握しようとするピカレスク小説?映画にしたら面白そう。
彼の代名詞である美人画も、雰囲気のある美人でよかったです。
近代美人画って、見ているとおしろいの香りが漂ってくる美人が多いのですが、この人が描く美人はあまりそういう匂いがしないので、春信の直系と言われてもうなずけます。面白かったです。結構オススメ。4月18日まで。
三井記念美術館は、今は予約が必要です。リクルートIDで予約できたよ。予約のときの決済しなくていいっていうのは、個人的にはポイント高い。(敷居が低い。)
それでは緊急事態宣言がまだ続くらしいですが、引き続き健康に注意して元気で過ごしましょう。最後に小村雪岱も描いてた梅です。湯島の昼と夜。行けた時にはシーズン終わりだったけど。んじゃまた!
あけましておめでとうございます&ミティラー美術館コレクション展@たばこと塩の博物館
お久しぶりです。仙です。
令和3年になりましたね。遅ればせながらあけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いします。いい年になるといいよね!
そうは言っても、非常事態宣言中なので、今後も更新頻度は落ちると思います…
私は、なかなかリモートが難しい仕事なので、通勤してますが、なんかいろいろやばいな…と道を歩きつつ思っています。だってさ…いろんなところ、真面目にすごい勢いで閉店しているし…秋葉原とかひどいことになってるし…
とりあえず新年1回め、今回の訪問先は、たばこと塩の博物館。行ったことありますか?
入館料は、大人が1人100円です。これで立派なパンフもつけてくれる。何か心配な値段なので、もっとお金をとって欲しいなと思います。でもまぁ、タバコと食塩についての広報施設って言う位置づけなんだろうな。
ちなみに私は、タバコっていうのは、ロシアンルーレットだと思ってます。
なかに銃に入っている弾丸は、生まれつき一人ひとり数が違います。
- ほとんど入ってない人は、いくら吸っても大丈夫。なんならリラックスとかの効能の方が大きい。
- でも、弾がすぐ出てきて、肺がんになって若くして亡くなる方も大勢いらっしゃいます。
自分のラッキーさに自信がないんだったらやめといたほうがいいかな…と思うけど、マナーを守って吸う分にはなんとも思いません。
親戚のおじさんで、すごく元気でご長寿だった人がいるけど、バリバリの喫煙者でした…そう思わないと辻褄合わない。
ミティラー美術館、ご存知ですか?新潟の十日町にあるらしいです。
スカイツリーは青空に映えるね。
ミティラー画っていうのは、おおざっぱに言えば、インド先住民が母から娘に3000年の間伝えてきた壁画だそうです。太陽と月の運行に合わせて描いて、なんかマジカルなパワーがある、みたいな。
展示室に入ると、細密な絵の精度に圧倒されます。これはいきなりチャクラの絵だそうです。そう、あの怪しげな(失礼)チャクラ・・・。ものすごい細密画。
チャクラは、エネルギーセンター?スポクラのヨガのインストラクターの人がよく言ってるやつ。
インドの人が言うなら、多分こういう形なんだろうな…わかんないけど。スピリチュアルの人は、ぜひ見てください!
インド神話は読んだけど、正直、行動原理がわからないことがある…この人たち、何考えてるのかなあ……みたいな。すごく深くていいことも書いてあるけど。そしてマハーバーラタとか読むと、長い時間の間にインド女性の地位が転がるように落ちていった歴史も見える・・・。
この絵の話は、日本人でもわかる教訓です。左下の優しくて行い正しい男に、てっぺんにいる女神様が施した穀物がが汲めども尽きぬ様子(山になってる)を描いた絵だそうです。
サンショウウオかと思ったら、虎だそうです。
日本人のイメージと違う…でも、インドにはベンガルトラがいるから、こっちの方が正しいんだと思います。日本画だともっと猫に寄ってるよねー。
これは、刺青の図案。
お金や宝石はお墓にもっていけませんが、刺青は死後も変わらず、女性たちを守ってくれるそうです。 料理が上手くなる刺青とかあるんだってさ。
すごい細密でしょう?この方は、ミティラー画のビックネームなんだそうです。ガンガー・ディービーさん。かわいい絵。
と言うことで、全般的にすごくオススメです。
たばこと塩の博物館は、すごくきれいな建物です。とても良い時もあったんだろうな。専売公社。親方日の丸。過ぎし日の夢…。
あと、ミティラー美術館は私立の美術館なんだそうです。すごいよね。館長さんは、インドの芸術家をいろいろ支援していて、信念のある人なんだなぁと思います。
スキーとか苦手で、十日町には行ったことがないんですが、いつか行ってみたいです。
とりあえず、関東の人は十日町にはコロナでしばらく行けないので、こちらの展示には来てみてもいいんじゃないでしょうか。まあ感染者数とか混み具合とか様子を見て。
私の行ったときは全く混んでませんでした。
会期は始まったばっかりで、5月16日までやってるみたいです。
それにしてもコロナ減らないよねぇ。
ワクチンとか、どうなりますかね・・・?
んじゃまた!
2020年の総括と感想少し(三菱一号館美術館&大倉集古館)
こんにちは。仙です。
今年はいろいろありましたね。でも何にもしてない気がします・・・。
年末も仕事です。30日まで。大みそかと3が日はお休みだけど、年賀状も出したし掃除も終わったし、本でも読んで過ごそうと思います。この分だとさすがに出かけられないよね。ということで、来年もよろしくお願いします。
今回はできるだけ直近で行った展示で、ちょっと書きづらくて放置してた展示についてです。でもどれもいい展示でしたよー。
まずは三菱一号館美術館で開催中の「1984 Visions ルドン、ロートレック展」です。
ここはいちいちおしゃれさんだよね。クリスマス前だったのでツリーが・・・。
展示もきれいでおしゃれでよかったです。ルドンもロートレックも好きだし、印象派も好きです。チケットも時間指定効くし、そんなに密にならずに見れるかなー、みたいな。ここ、建物もお洒落できれいだよね。何にも考えずに見れる感じでオススメです。
まあ、様子をみてゆっくり見れそうなときには行ってもいいんじゃないかな。感染状況を鑑みて、基本ひとりで。私はけっこういつでも一人が多いですけど。1月17日までやってるみたいです。
あとはこれ。六本木近くの大倉集古館で開催してる「海を渡った古伊万里~ウィーン、ロースドルフ城の悲劇」です。
これもよかったです。いい展示でした。香蘭社の陶器は好みでした。でも、修復とか、「すごいなぁ」の一言で、なかなか感想書けないんだよねー。
ここはシノワズリーな建物もいいですよね。また、ここで日本刀の品評会が見たいです。
展示見た後はベランダから景色を見てぼーっとするのがオススメです。
予約制じゃないけど、そんなに混んではなさそうだし、まあ様子を見て行ってもいいのではないでしょうか?1月24日までです。
さて、ここは最寄りに六本木一丁目駅なんですが、近くに泉屋博古館分館があります。帰りに通りかかったら、何か工事現場になっててびっくり。うろたえて周りをぐるっと回ってみたら建設業の確認票が。
改修工事らしいです。よかった・・・。
もう京都にけっこうすごいやつあるし(本館)。こんな世の中だし、東京引き払って京都に注力するのかと思ったよ。安心しました。めでたしめでたし。
ということで、来年はいい年になるといいですね。変異種のニュースとかもあるし、こわいのでしばらくどこへも行けないかもですが。
とにかく、よいお年をお迎えください。んじゃまた!