秋なのでひとりで日光へ行ってみたらうっかり迷ったはなし
こんにちは。仙です。
この間ちょっと時間があったので思い立って日光のほうへ行ってきました。近いよね。
世界遺産めぐりバスとかあってアクセスいいし、ふらーりと行くにはいいところです。
バスからすぐのところ。日光山輪王寺大猷院。
お坊さんの法話も聞きました。けっこうなタームでやってるみたいです。それを聞いててきづいたのが私は今まで破魔矢の置き方を間違えていたということ。羽根を下に向けて置かないと意味ないらしいです。どうりで!(何が)
次は二荒山神社。すぐ近く。賑わってます。
ここまで見てまだ午前中だったので二荒山神社の横の小道に「瀧尾神社参道」となってたのでうっかり行ってみました。そしたら迷った。大変だった。比較的よい階段を30分ほど登ったら着くかと思ったらそこが分岐してて、右手に行ってみたらけっこう足場が悪くて・・・大した靴を履いてなかったので辛かった。
何かハイキングコースらしくて、それなりの恰好しないとダメな道だったらしい・・・私のようにうっかり入らないようにしてください。
特に運動神経微妙な人・・・平日だとほとんど人がいないしどんどん不安になる。
階段のぼったところに役小角のお堂があったので嫌な予感はしたんです。山岳信仰あるところは厳しいから。
歩いたご褒美もありました。北野神社。抜群に神さびてます。
でもきちんとお祀りされてるきれいなところなので個人的にはとてもいいところだと思います。
次は輪王寺開山堂。勝道上人をお祀りした場所。
よく見たら下のほう光が入ってるけど、だいたいはオーブとかじゃなく光線の加減だよねー。
下は仏岩。ここもきれいにお祀りされてます。輪王寺さんできちんとお世話してそう。
でも独特な雰囲気はあるので人によっては怖く感じてしまうかも。
結局いいところだったけど、瀧尾神社は見つからなかったです・・・。どこで間違えたんだろう?でも見つかるまで探す気力がなかったので次に行きます。
そしてここも車道あって車でも来れたらしい・・・。でもまあいいか。よかったので。
次は日光東照宮。
「東照宮の奥宮は行くの大変」ってガイドブックには書いてありますが、あの裏道を歩いた後だと楽勝に感じました。階段が平らだったから。足元がでこぼこしてないってすばらしい。石を平らに切断する技術を考えた人と施工した業者さんに感謝したいです。
次は輪王寺三仏堂。
ここでいい時間になったので東武日光駅に行きました。ここでもバス停がよくわからなくなったので歩きました。
よい旅でした。んじゃまた!
いろいろ(ミイラ 永遠の命を求めて@国立科学博物館&能装束と歌舞伎衣装@文化学園服飾博物館&アジアのイメージ 日本美術の「東洋憧憬」@東京都庭園美術館&辰野金吾と美術のはなし@東京ステーションギャラリー)
こんにちは。仙です。
空気が乾いてきました。風邪流行ってますね!
今回は直近で行くにはいったけど、感想が書きづらかったところをまとめていきます!
まずは国立科学博物館で開催中の「ミイラ 永遠の命を求めて」です。
ここは、何だろう?やっぱり展示されてるのが、見方を変えるとかつて命のあった人のご遺体なので、ひとつひとつ感想述べるのはちょっと・・・(-_-;)
でも、エジプトってキリスト教になってもミイラを作る風習って残ったんだなー(イスラームではさすがに廃止された)とか、猫のミイラとかあるんだなーとか、そういう発見があって楽しかったです。歴代の科博のなかでも楽しめた展示。
個人的には日本のものが一番意志と物語が感じられてよかったな。だって即身仏とか凄いよねー。この日本の湿った気候だし、マニュアル通りやってもそうそう達成できないよ。天が味方したとしか思えん。というわけでこの仏様(宥貞様)は今も永遠の瞑想中ということで個人的には納得です。
グッズもかわいかった。キーホルダー買った。
というわけでおすすめです。会期は来年2月24日まで。正倉院展混んでるみたいだしー、こっちに来てもいいんじゃないかな。
次は文化学園服飾博物館で開催中の「能装束と歌舞伎衣裳」です。
これはー、うーん。もとから能とか歌舞伎が好きな人なら楽しいと思う。以上。
でもみんな貴重そうな衣装です。いつも思う。ここの母体の文化学園は権力と太いパイプがありそう。皇室の衣装の展示とか見てもそう思う。
というわけでお好きな方どうぞ。会期は11月29日まで。
さて次は東京都庭園美術館で開催中の“アジアのイメージ 日本美術の「東洋憧憬」”。
うーん、これは中の人とあんまり意見が合わなかったな。
でも、岸田劉生とか安井曾太郎とかのいい絵がたくさんあってよかった。
そしてやっぱり作品と建物が美しく調和しててよかったよー。
紅葉の時期とか行くといいと思うな。会期は1月13日まで。
最後は東京ステーションギャラリーで開催中の「辰野金吾と美術のはなし 没後100年特別小企画展」です。
これは辰野金吾ファンなら楽しいと思います。あと辰野事務所の流れを汲む建築関係の人とか。いろんな建物の青写真?青図?は素人が見ても楽しい。本当に真っ青。辰野金吾関連の資料はほぼコンプしてるので。そして入場料安い。500円だし。
というわけで辰野ファンにはとてもおすすめです。会期は11月24日まで。
どれも感想書きづらかったけど楽しくなかったわけではないです。どれか興味を引くものがあればうれしいです。芸術の秋です。良い秋を!んじゃまた!
お金持ちの世界を覗く(ハプスブルク展@国立西洋美術館&美意識のトランジション― 十六から十七世紀にかけての東アジアの書画工芸 ―@五島美術館)
こんにちは。仙です。やっとこさ寒くなりましたね(・ω・)ノ。
さて今回はまず、国立西洋美術館で開催中の「ハプスブルク展」です。
運よく平日に行けたんですが、混んでた( ̄▽ ̄)。なぜかと言えば修学旅行生とかち合ったから。
そうかー(´・_・`)、この季節だもんねー。意外と週末のほうが見やすかったかも。ま、いいけどね。
展示自体はとても良かったです。
特にやたらかっこいい甲冑とかデコラティブな銃とか。何かエルメスとかのブランドもこんな源流から出てきたのかなー、みたいな。日本にはないセンス。
あとは調度品や食器。コーヌコピア型(たぶん)の水差しとか、シャンデリア風のシャーベット入れとか、トゥーマッチ過ぎてあまり日本じゃ見かけないセンスのもの。でも女子高生たちが「えー、かわいいー」と口々に言ってたのでたぶんヤングには受けるやつ。
そーね、全体的に見て絵画が多いな、と思いました。そのなかでもやっぱりベラスケスは飛びぬけてる印象。看板にもなってるマルガリータテレサはかわいいよね。
父母も含めた親子3人の肖像画がそれぞれ出てたけど、お父さんのフェリペ4世は線が細くていかにも頼りにならなそうなのがにじみ出てました・・・何か悲しい・・・
というわけで、とても興味深い展示なので興味あればオススメです。来年の1月26日までやってるそうです。
そして新館の版画素描展示室でやってたのは、内藤コレクション展「ゴシック写本の小宇宙――文字に棲まう絵、言葉を超えてゆく絵」。
内藤さんっていう学者(お医者)さんがコレクションしてたゴシック本の展示です。
こちらはお金にあかせたコレクションってわけじゃないけど、好きで集めてたらいつのまにか群を抜いたコレクションになってしまった展示、っていう感じで楽しいです。
これもけっこうお勧め。展示期間はハプスブルク展と同じです。
今回は常設展も近年まで所在がわからなかったモネの睡蓮とかあって興味深かったです。
秋の上野はいいよ。ぜひ。
さて、栄華を誇ったハプスブルク家はオーストリア。日本のお金持ちが住んでるのは世田谷。世田谷の中でも特に高級住宅地の上野毛にあるのが五島美術館。ということで五島美術館で開催中の「美意識のトランジション― 十六から十七世紀にかけての東アジアの書画工芸 ―」です。
こちらもよかったわー(・∀・)。
しかも何か素人目にわかるほどキュレーションがしっかりしてる。がっつり研究してるんだろうな、みたいな。
展示物では書跡、典籍が多かったかな。個人的には篆書杜甫五言律詩軸とかよかったです。グラフィックな美しさ。
あとは染織もすてきでした。名物裂はもちろん、家康が着た(らしい)淡浅葱地葵紋付楓重文辻ヶ花染小袖も美しい品でした。でも、家康は小柄だねぇ。滅茶苦茶小さかった。小柄なほうが仕事のエネルギーはあるのかも。渋沢栄一のタキシードを見た時も小さい人だな、と思ったし。
というわけで、これは個人的に推しです。オススメです。12月8日までです。
この周辺は本当にすごいお屋敷がたくさんあるので散歩しつつ見るのが楽しいと思いますー。どうせなら九品仏あたり通って自由が丘まで歩くのもおすすめ(総距離7キロくらいだけど)。
お寺も教会も何かゴージャスなとこがたくさんありますよ。んじゃまた!