国立トレチャコフ美術館所蔵 ロマンティック・ロシア@Bunkamura ザ・ミュージアム
こんにちは。仙です。寒いですね
さて、今回はBunkamura ザ・ミュージアムで開催中の「国立トレチャコフ美術館所蔵 ロマンティック・ロシア」です。
本当は来週から始まる松濤美術館の廃墟の展覧会
と合わせて来たかったんですが(こことは立地的にすぐ近くなので)、週末の導線の関係で今回来てしまいました。 11月23日からはじまったので比較的開幕したばっかりです。
それで驚いたんですが、混んでた( ̄▽ ̄)。
正直 、
- Bunkamura 開催で
- ロシアものだったので、混雑しているはずがないと思い込んでいたので驚きました(偏見)。ロシア、来てるの?
音声ガイド借りてる人も多かったです。ナレーションがユーリ!!!on ICEの人だから ?あれ人気あるよね。
音声ガイド | 国立トレチャコフ美術館所蔵 ロマンティック・ロシア | Bunkamura
展示内容は題名どおり、THE ロマンティックなものばかりで良かったです。
ロシア芸術のロマンティックって日本人のセンチメンタルなところにとてもフィットすると思います。演歌も日本人の心っていうけど、元々はロシア民謡のメロディーに日本人に合う感傷的な詩をつけたところから始まってるって言うのを聞いたことがあります。 フィギュアスケートとか見てても、 個人的にはアメリカやカナダよりロシアの選手の方が目を引くなと思います。何て言うかタメっていうかリズムって言うか・・・。
あと若い女性の肖像がものすごく美しいですよね。
ポスターにもなってるクラムスコイの「忘れえぬ女」とか、こんな人を見たらそりゃ忘れないわ、みたいな。
クラムスコイって美しい絵を描く人だよね。「月明りの夜」の白いドレスの女の人も非常に美しい。あと「花瓶のフロックス」に描かれた真っ赤なフロックスの花(芝桜の仲間)もきれい。ロシアの画家ってほとんど知らなかったけど、クラムスコイ覚えたわ。
男性の肖像画も好きです。マコフスキーの自画像、すごくよかった。レーピンの肖像画とかもあったよ。レーピンも正直今までバイオリンの人しか知らなかったけど、画家のほうも覚えました。
あとは風景画も美しい。ロシアってたぶん雪や氷に閉ざされた季節のほうがずっと長い地域だと思うけど、絵の中では萌える新緑がとても美しいです。レースのように繊細な描写。このタームはイサーク・レヴィタンの「樫の木」が印象的でした。
全体的にリアルより自分の見たい人、風景の美しさを描いた作品が多いのかな?と思います。このころのロシアは経済とか社会とかいろんな意味で厳しかったはず・・・たぶん。だからその分美しい作品が多いです。あわただしい年末に見るにはいい展覧会だと思います。けっこうお勧め。来年の1月27日までやってるそうです。
グッズはチェブラーシカ推しでした。いろんなのあった。スマホケースは検討してみたけど購入には至らず。
あとお菓子がたくさん。チョコとか。これもちっちゃくてお高いし、美味しいかわかんないしで買えなかった。ごめん・・・ロシアの菓子って美味しいの?
でもこういうのお好きな方はいいかも。ぜひぜひ。んじゃまた!