大英自然史博物館展@国立科学博物館
こんにちは。仙です。
国立科学博物館で開催中の「大英自然史博物館展」を見てきましたヾ(๑╹◡╹)ノ"。
平日昼に行けたのですが、整理券制になってたおかげか意外なほど快適に見られました。すげー並ぶ覚悟してたので拍子抜け( ̄▽ ̄)。まぁ、ところどころ人がダマになってたところはありましたが個人的には都心でやってる企画展としては許容範囲。これからも混雑する企画展はみんな整理券制にしてくれるとうれしいな。
そして適当に買った前売券についてたポケットガイドが当たりだった(*´Д`*)。小さいのがよい。
さて内容。今回は(映像等を除いて)撮影可だったので写真で載せていきます。感想は、うーん、大英自然史博物館ってこういうところなのか、っていうのがわかってよかったです(・∀・)。いつか行ってみたい。
目玉展示の始祖鳥。やっぱり飛行はしてたと思うよ。
オオフウチョウ。交易用に足を切り落としてあるそうです(´・ω・`)。むごいね。
鳥の標本はこういう感じ(仰向けなの)多い。ちょっと死骸感が出ちゃう(・ω・`)。
まぁ、こうやって枝に止まらせても標本なことは変わらないけど。
趣向の面白いクリスマスカード。
正直今回の宝石は個人的にあんまり・・・MIHOでやってたインドのマハラジャのほうがすごかったσ(^_^;)。でもモルガナイトはでっかいね。
昆虫類はけっこうすごい。モルフォ蝶がきれい。
昆虫採集セット。注射器はないの?
ワシントン条約とかまるでないときの標本だよね( ̄∇ ̄)・・・今だったら絶対採集しちゃいけない標本ばっかり。
ジョセフ・バンクス関連の展示。 バンクスさんとは趣味が合うわヽ(´▽`)/。どっちも気に入った。
このへんは日本ゾーン。日本といえば海。海の生き物。アシカとカニ。
日本といえば粘菌。昭和天皇が皇居で採集されたものです。
日本と言えば水晶。鉱物資源自体少ないけど・・・。
日本と言えばスティブナイト(輝安鉱)。正倉院展でもまあまあ大きいの見たよ。アンチモンだったかもだけど。
このひとはロスチャイルド家の息子さん。この博物館にとってとても貢献度高い人だったらしいけど、気性の荒いシマウマを調教するあたりムツゴロウさん的な人だったのかな。ちょっと狂気を感じる・・・。この亀はこのまま竜宮城に連れてってくれそう。ロスチャイルドの富は玉手箱に入ってた金銀財宝なのかもしれません。
というわけで楽しい展示でした。他にもたくさんの展示品があります。おすすめです。春休みにでもご家族でどうでしょう?6月11日までです。
上野公園で一本だけ咲いてたソメイヨシノ。皆ここに群がっていた・・・ヒガンザクラとかも咲いてたのに。美しさはあまり変わらないけど、何かしらの魔性があるんでしょうな。
今回の反省点:
暗い場所の撮影って工夫の余地ありあり。東博の常設に行って練習しよう・・・。
じゃまた。次は週末です。
特別展 高麗仏画ー香りたつ装飾美ー@根津美術館
こんにちは。仙です。
今回は根津美術館で開催中の「特別展 高麗仏画ー香りたつ装飾美ー」に行ってきましたヽ(´▽`)/。
会期は3月末までなのでもう残り少ないんですが、これは珍しいテーマの企画展で、同種の展覧会は前回開催が30数年前だったらしいんで、興味ある人は今回行っておいたほうがいいかも( ̄▽ ̄)。
そんで感想を一言でいうと、単眼鏡(双眼鏡)を持参してる用意のいいひとが勝者( ̄▽ ̄)。ちらほら見かけた。
自分は基本的にあんまり単眼鏡とか好きじゃないけど(自分の眼で全体を見るほうが好き)、仏画みたいに細部にいろんな意味がある作品に関してはディテール見れたほうがいいよ。私も持ってるのにあんまり活用できてないので反省(´・_・`)。カバンにいれっぱにしとこうかな。
そして高麗仏画の作品はタイトルにあるように、おしなべて装飾的で優美(*´Д`*)。大きな特徴としては仏様の胸に卍の印、右手に千幅輪紋が金色に浮き出てます。そんで美しい紋のある白の薄物のヴェールを被ってます。何だかとても美しい。日本では赤い前掛けした童子形のイメージの強い地蔵菩薩様も何か黒くてプリーツをふんだんにとったカッコいい衣装を着てらっしゃいました。彩度の高い中間色で彩色されてるせいもあるかもだけど全体的に耽美度高めな作品多いです╰(*´︶`*)╯。
あとは所蔵先が多岐にわたってるんだけど、この展覧会に関しては美術館よりお寺所蔵品のほうが好きかな。きっと廃仏毀釈とかで苦しかった時代も意地でも手放さなかった優品なんだろうな(・ω・`)。
大徳寺の水月観音とかとてもきれい。浅草寺のもあった。両方ともあんまり美術品たくさん持ってるイメージのお寺じゃないのでちょっとびっくり(・∀・)。
広島の不動院の万五千仏図もよかった。よく見ると衣装とかに小さな仏様がびっしり描きこまれてる。そしてメインの観音様がリラックス気味の姿勢なのがいい。何か瞑想にはリラックス大事らしいね(・ω・)ノ。
上の階にはいつもの青銅器のほかに更紗の特集がありました。更紗は保存状態もよくて現代人でもわかりやすい美しさ。美術興味なくてもこの更紗のよさは誰でもわかると思う。きれいでかわいいヾ(๑╹◡╹)ノ"。
あとは大師会と根津青山ってことで、大師会所蔵の空海の真筆が出てました。さすが弘法大師様。やっぱりすごい字書くよな。迫力ある(*´ω`*)。
というわけで、もう数日しかないけどおすすめです。31日まで。
庭は桜ないので今の時期はまだちょっと地味。
もう少しするとカキツバタ咲くと思う。
まだつぼみなんだよな。枝垂れ桜?
桃・・・かな・・・σ(^_^;)。
ここの庭はどこも造り込んであって見てて楽しい。もし自分が庭師だったらここに就職したい(〃ω〃)。いやまてよ、五島美術館のがいいかな・・・(妄想)。
つがいの鴨?
そういえば1階の奥の展示室には興福寺の梵天・帝釈天の展示もあったよ。これも廃仏毀釈のときに流失したのが112年ぶりの再会だそうです。定慶作の像は眼の表情が理知的な気がしました。
根津美術館近くのヨックモックは改装?が終わって元の場所で営業はじめてました。やっぱり週末は混んでるね。
んじゃまた。次は多分水曜。
ゴールドマンコレクション これぞ暁斎!@Bunkamura ザ・ミュージアム
こんにちは。仙です。今回は渋谷のBunkamura ザ・ミュージアムで開催中の「ゴールドマンコレクション これぞ暁斎!」に行ってきましたヾ(๑╹◡╹)ノ"。
またカメラ忘れてテンション下がるの巻。デジカメに慣れるとスマホカメラのチャチさに不満でイラつく・・・。
この撮影スポットで海外の人がノリノリで撮ってた。
うっかり連休に行っちゃったので混んでた( ̄▽ ̄)。でもここの美術館は混雑回避できます(*゚▽゚)ノ。週末夜間開館の閉館ギリで行けばいいんだよ。金・土は21時までやってるから。事情が許す方は是非ご検討をヽ(´▽`)/。
さて、展示です。とてもよかったです。
暁斎って多作なせいか、いろんな展覧会で作品を見ることができます。浮世絵関連の展示だと暁斎作の錦絵とか必ず何枚かはある気がする・・・。
でも今回は、もちろん前に見たことある作品もたくさんあるけど、ふだん見れないような作品も数多く見られます。お得な気がするヾ(〃^∇^)ノ。
タイトルにあるようにゴールドマンさんのコレクションなので、彼好みの作品なんだろうな。目立つのは
ですかね。動物画は錦絵とかと違って、ふわっとしてある意味メルヘンチックな印象のものも多い気がする。ピーターラビット的な(・∀・)。グッズ映えがする感じの。
画家ってこれだけ多作だと晩年には描き過ぎが祟って絵が崩れても仕方ないイメージなんですが(個人的に)、暁斎は最晩年に至るまで細密で正確なデッサンに裏打ちされた絵ばかりですごいよね。やっぱりこういう技術的なことは昔風に物心のつかないほんの子供のうちから内弟子にしてガッチリ教え込むっていうのも必要かもしれん(・ω・)。
個人的には観音様と地獄太夫の絵が非常に美しくて好きですヽ(´▽`)/。
そして春画はいちおう部屋が分かれてるけど、子供連れの方は人の波に身をまかせてるとうっかり入っちゃうかもしれないので気をつけてください( ̄∇ ̄)。
というわけで面白い展覧会でした。渋谷に行く際はぜひ行ってみるとよいかとヽ(*´∀`)。4月16日まで。
じゃ、また。次は週末に。