薬草の博物誌 森野旧薬園と江戸の植物図譜@LIXIL ギャラリー
こんにちは。仙です。
今回は銀座のLIXILギャラリーで開催中の「薬草の博物誌 森野旧薬園と江戸の植物図譜」に行ってきました。
ここは警察博物館のお隣にあるよな。
きれいなビル。
それでこの展示はすごくオススメ(≧∇≦)。ギャラリー小さくて展示点数は少ないけど(´・_・`)。お客さん10人も入れば身動きとれないくらいぎっしりだけど(´・_・`)。
無料だし、京橋周辺に用事があればぜひ( ´ ▽ ` )ノ。
森野旧薬園ていうのは奈良の大宇陀にある日本最古の植物園なんだってさ。そこの概要と、創始者の森野賽郭さんが晩年に描いた「松山本草」という植物図譜と江戸の植物図譜、貝原益軒とか平賀源内、狩野派の絵師等が著したいろんな植物図譜が展示してあるよ。
どれもクオリティ高い(⌒▽⌒)。すごいよ。ルドゥーテとかのボタニカルアートって人気あるし、これももっと人気出ていいはず( ̄▽ ̄)。
図録にあったけど、日本は本草学。西洋は植物学(ボタニク)。西洋はシンプルに植物を研究する。日本は植物を観察する+効能の有無やクスリになるかどうかを追求する感じ。
単なる美という視点でも、日本は負けてないよ。「用の美」ってあるじゃん。効能まで深く知ったがために見えてくる美っていうのもあるよなd( ̄  ̄)。
でも旧薬園さんは経営苦しいみたい。先代の奥様のインタビューが流れてた。自治体は文化財には指定してくれるけど、「貴重だから維持してね♥。でも資金は入園料でまかなってね\(^o^)/」と言ってくるそうです。無理でしょ。
実は大宇陀から興った製薬会社はたくさんあるみたいだから、寄付とかしてあげてほしいな。ロートさん、ツムラさん、お願いしますよm(_ _)m。
それで、大宇陀っていうのは水銀を産出する土地柄だそう。水銀っていうのは直に摂取すると毒だけど、水銀を含む土壌に育つ動植物は薬効があると昔から信じられてきたんだってさd( ̄  ̄)
そんな言い伝えとかも、あとは写真でみる街並みも何か耽美な感じなんで、ドラマのロケとかできそうだし、やりようで観光でも栄えそうだけど(´・_・`)。
でも大宇陀、自分も奈良に行ったとき行きたかったけど、ルートとして組み込むにはちょっと不便なところなんだよな・・・。今度大宇陀メインで行ってみようかな。
というわけでおすすめだよ( ´ ▽ ` )ノ。
ぜひ。5月21日までです。
この展示は写真不可だったので同時開催の伊東豊雄展を撮ってみた。
下には本屋さんがある。アート系の本を中心に。
今時は本屋さんも文化事業の一環だのう( ̄▽ ̄)。
んじゃ、またね。