民族衣装 -異文化へのまなざしと探求、受容-@文化学園服飾博物館&【秋の特別展】女神繚乱‐時空を超えた女神たちの系譜‐@古代オリエント博物館
こんにちは。仙です。
やっと秋っぽくなってきましたー。
さて、今回はまず、文化学園服飾博物館で開催中の「民族衣装 -異文化へのまなざしと探求、受容-」です。
これはよかったですー。みんなフォルムも色使いも民族衣装って感じでかわいい。美しい。
でも今は、基本的に世界どこでも洋服ですよね。(フォーマルな場以外)
日本でも普段着物着ている人あんまり見ないです。やっぱり洋服は普段着るのにメンテが楽なのが勝因だと思う。
すごい高価な服とかは洋服でもそれなりにめんどいとは思うんですけど、着物は普段のどうでもいいものでもそれなりに手がかかりそうなイメージです。シーズン終わりに一回仕立てをほどいてクリーニングして仕立て直すプロセスがプレッシャーで・・・。(化繊で丸洗いできるのがあるのは知ってる)
展示内容はとても興味深かったです。旧陸軍被服廠の研究資料がよかった。旧陸軍被服廠が当時の植民地(中国、朝鮮、台湾当たり)の民族衣装について研究してるんですが、こういうふうに書くと、偏見で塗れてそうじゃないですか?ぜんぜん違います。それなりのリスペクトをもちつつ真摯に研究してます。そこはかとない教養を感じます。すごいですよねー。この資料は戦後、全部ここ、文化学園に移管されたらしいです。やっぱり当局と深い関係があるんですね。そんな気はしてた。
「民族衣装の受容」ということで、ハイファッションのいろんなデザイナーさんの民族衣装インスパイアな作品も展示されてます。
正直、KENZOとサンローランは上手いな、と思います。ディオールは、これ、いいのかな・・・?みたいのもありました。自分がディオールだったらこれは黒歴史として抹殺したいけど・・・。ハイファッションって難しい。
というわけで、おもしろかったです。おすすめです。2月7日まで。
次は、池袋の古代オリエント博物館で開催中の「【秋の特別展】女神繚乱‐時空を超えた女神たちの系譜‐」です。
久しぶりに行ったら、近くの東急ハンズ池袋店が閉店してた。哀しい。
まあ確かに駅から遠いよね。ああいう店には実は不向きな立地だったかも。
これも内容はよかったです。世界のいろんな女神様がわかりやすく展示してありました。次にこういう展示をするなら、マナート、アッラート、アル・ウザーのカーバに祀られてる三女神も入れてほしいです。地理的には適合性高いと思います。イスラーム以前の女神さまですよね。非常に興味深いので。マナートとか、運命の支配者らしいですよ?かっこいいしー。
あとは、女神カードを配布してました。塗り絵みたいになってたので、もしかしたら大人は遠慮すべきかな?と思いつつ・・・天照大神カードをいただきました。日本には天照大神がいらしてよかったです。強いよね。
そして埼玉と千葉に強いコインコレクターがいらっしゃることもわかりました。女神モチーフのきれいなコインが展示されてたんですが、そのすべてに「埼玉個人蔵」「千葉個人蔵」のキャプションがついてたので。
ということで、全体的に楽しかったです。展示は12月5日まで。
コロナ第6波来ないといいですね。
寒くなりますがお元気で!んじゃまた!