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基本は美術鑑賞ブログです。「とりあえず正直に」がモットーです。忙しくても気楽にいきましょう。

敦煌写経と永樂陶磁@三井記念美術館&箱根の岡田美術館に行ってきた

こんにちは。仙です。

何か変な天候ですね。

 

今回はこちらに行ってきました。

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三井記念美術館で開催中の敦煌写経と永樂陶磁」です。

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これはですねー、特別展「ほとけの里 奈良・飛鳥の仏教美術がコロナ禍で中止になったので、その代替の展覧会として企画されたコレクション展なんだそうです。

 

それでこれ、とてもよかったです。敦煌写経の優品と、永樂保全の中国陶磁を写した作品が主なんですけど、何か凄かった。

一番初めの展示室には、永樂保全の中国陶磁を写した作品がいろいろあったのですが、どれも完コピと言って差し支えないです。クオリティがすごい。(呉須赤絵だけはちょっと違う気がするけど・・・)

個人的には交趾釉の焼物がとても美しくていいなと思います。饅頭蒸器がかわいかった。器として完成度高い。

 

敦煌写経もすごくよかったです。展示品のほとんどが10世紀以前のものなんだけど、保管状態完璧だし。時空を超えてきたんだなと。

パネル展示の「三井家集会所での第25回東京大蔵会展観」とエントランスのところの資料映像も楽しかったです。三井文庫って中野にあるのね。

 

ということでおすすめです。空いてるし、時間があったらぜひ。11月8日まで。

次はこれらしいです。

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予約制になるらしい。そのほうが賢いね。混みそうだもんね。

 

ちょっと蛇足ですが、こないだ箱根の岡田美術館にも行ってきました。

写真は撮ってません。一番初めにカメラ、携帯類すべて持ち込み禁止の説明を受けます。飛行機乗るときみたいな手荷物検査もあります・・・。あと、カメラ持っていこうとして前の晩に出したら、暑かったせいかバッテリーに不具合が発生してました。しょうがない。あきらめた。

www.okada-museum.com

 

展示内容は充実してました。5階建てでパンパンに展示品が詰まってる感じです。とてもじゃないけどサッとは見れない。1日かけてゆっくり見るのが妥当だと思う。足湯あるから、疲れたら挟むやり方がいいと思う。入場料も一般2800円だから、ゆっくり見ないともったいない。

今やってるのは「生誕260年記念 北斎の肉筆画 ―版画・春画の名作とともに―」です。

www.okada-museum.com

特に東洋の陶磁器とか充実してた。景徳鎮の中に貞明皇后の旧蔵品があったのが一番驚きました。えー、そうなんだー、やっぱり敗戦のときは皇室も美術品の売立とかしたのかな。そういうこともあるのか。旧華族の方だったらわかるんだけど・・・。

あとは三井の旧蔵品もありました。こっちはわかる。コレクションを本来の理念にあったものにするのに多少売るのは賛成です。

 

このうどん屋さんも美味しいので適宜挟むのがよろしいかと。

www.okada-museum.com

庭園は工事中で景色イマイチですが、無料でした。

 

全体的に楽しかったです。入館料高いだけのことはある。こんなにコレクション蒐集するのも大変でしょうね。買い入れのお金だけでも大変だし、内容(まったく興味ないものにお金は出せないでしょう)を精査するのも大変です。

とりあえずなにも考えずに「すごいなー」と心から感心できます。

見に行けてよかったです。運営の方にはこれからもがんばってほしいです。次の若冲も行きたいな。無理かもだけど。

 

それでは、季節の変わり目ですが健康に気をつけていきましょう。

んじゃまた!