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魔除け ~身にまとう祈るこころ~@文化学園服飾博物館

こんにちは。仙です。

文化学園服飾博物館にて開催中の「魔除け ~身にまとう祈るこころ~」に行ってきました。

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ここの企画展は興味を惹かれるものが多くて楽しいです。ぐるっとパス使えるしな。

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世界中の魔除けが展示されてます。

衣服とアクセサリーが半々ってとこかな。

日本からもたくさん出てます。「魔除け」っていうと、何か特別な怖い感じのものを想像しちゃうかもしれませんが、普通のお守りとかです。

着物も矢羽根とか、麻の葉柄とかは魔除けの柄なんだよね。それとちょっと目を引いたのが、虎と龍の柄の藍の着物

虎と龍・・・スカジャンの起源がここに(≧∇≦)。これも魔除けなんだって。

あとは背守り。前にこれの展示に行ったときの記事を貼っときます。

 

impatiens101.hatenablog.com

 みんな手がかかっててかわいかったよ。親ってもんはありがたいのう( ̄▽ ̄)。

台湾の原住民のひとの衣服とかもめちゃくちゃ手がかかっててかわいかった(⌒▽⌒)。

 

ヨーロッパ方面では、東欧系の衣装が多いかな。ブルガリアとかね。

 

中東~アフリカの魔除けは、他の地域(あらゆる災難から身を守る)より、ちょっと特化した効能です。それは、邪視よけ。

人間の嫉妬とか羨望とかをこめた視線は人に危害を加える、ということで、それを避けるアミュレット(護符)や刺繍が必要なんだそうだよ。

たしかに。嫉妬って怖いよね。ほんとにそう思う。

 

この間、乙嫁語りの最新刊を読んだんですが、刺繍って大事なんだな( ̄▽ ̄)。

 

 パリヤさん(表紙の子、刺繍が苦手)、刺繍がんばってください(・ω・)ノ。

 

そんで一番よかったのは、ファティマの左手のアミュレット。こんなの。

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(画像はWikiから)

この手に眼の代わりにサンショウウオがのった銀細工です。繊細で美しい。

ファティマさんはムハンマドの娘さんとても慈悲深く、イスラーム圏における理想の女性だそうです(⌒▽⌒)。

そんでサンショウウオ未来を予知する力を持つと信じられてるそう。

いいな、ほしいな。でも異教徒だからダメだよね。

 

ということで、とってもよかったです。お好きな方、是非どうぞ。2月17日まで。

新宿の銀杏もいい感じ。

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じゃ、またね。