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基本は美術鑑賞ブログです。「とりあえず正直に」がモットーです。忙しくても気楽にいきましょう。

マリリンとアインシュタイン@インターメディアテク

東京駅近くのKITTEにあるインターメディアテクに行ってきました写真 1.JPG を表示しています

KITTEって、オープン当初は混み具合が恐ろしくて近づけなかったんですが、この頃はたまに行きます。このスペースも、去年のオープン当初から気にはなってたんですが、今回はじめて行きました。

さて、展示の内容は・・・すごくよかったです。
「マリリンとアインシュタインのほうは、ほんの一区画だけで、いわゆる「アメリカン・ポップ・アート」を中心に数点、っていう感じです。マリリン・モンローがディマジオと結婚したときに買ってもらったというミキモトの真珠のネックレスが非常に清楚な印象でもの悲しい感じがしました・・・。

常設展?のほうは、豪華ですね!!
いろいろな動物や昆虫等の標本、歴史的な写真等があって、ボリュームもすごいです。
おおざっぱな印象としては、「科学博物館を小規模に、かつおしゃれでキレイにした感じ」です。ここは日本郵便と東大の共同運営らしいですが、そんな感じします。生薬の標本とかもあって、たぶん小石川の植物園とかで栽培してたんでしょうね。

以下、印象に残った展示品です。
1.いろんな動物の骨格標本
・イルカが思ったより恐竜っぽい。
・モモンガとかが思ったより人間っぽい。
2.山階鳥類研究所の鳥の標本
種類がたくさんあって、状態も非常にキレイです。イキイキしてる。これだけは科博に勝ってる気がする。(どうかな?)さすが・・・。山階って、東大の関連機関だったんですね。
3.昔の写真がすてき
東京中央郵便局の建設当時の写真を展示してる一角がありました。1930年のクレジットで、職人さんたちも上半身裸です。現代日本人より明らかに体格が一回り小さいですが、築かれた建物はすばらしいです。
アインシュタインが日本に来たときの写真もありました。集合写真で、みんな立派なのですが、写っている人物のうち、女性は外国人の方だけでした。・・・時代だよね。
たまに本で見かける、渋沢栄一のモーニング姿の写真もあったよ。このひとも小さい人だったんだろうな・・・。でも業績はすごいよね。意外と身長が小さい方がエネルギー効率がいいのかもしれない。
4.銀のボンボニエール
あれ?確かこの展覧会、上野の森美術館とかでやってなかったっけ?いや、多分それより数はあきらかに少ないんだけど、とても美しいです。
この施設って、皇室と関連してるのかな?ボンボニエールは、もちろん時代が下ったほうが新しくて綺麗なんだけど、デザインや細工の力の入れ具合を総合的に見てみると、昭和天皇立太子記念で作られたときのものが一番好きかな。
叙勲式だったかな?の招待状とかもありました。
宛名が○○様、令夫人様になってます。令夫人・・・普通に生きてたら、なかなかそんな呼ばれ方しないよね。

ということで、これが無料?みたいな充実した施設です。また来よう。KITTEさんにはがんばって維持して欲しいです。とりあえずKITTEのなかでご飯食べてきました。(小さい貢献ですけど)

ショップも、流行の「産学協同」みたいなのが置いてあります。ミドリムシのクッキーって、東大関連だったのね。資生堂との開発品の、蓮の花の香りのオーデパルファムはちょっと欲しかったです。買ってる人あんまりいなくて買いづらかった・・・買えませんでしたvv

ということで、大変おすすめな施設です。
夏休みだから、お子さんと来れば・・・と思ったけど、見かけた子供さんは軒並み飽きてたっぽい態度だったので、実は大人向けなのかも。でも、恐竜博士、昆虫博士みたいなタイプのお子さんなら大丈夫だと思います。

この日は無料のギャラリーをもう一軒まわりました。それはまた日を改めて。ではでは。