ワシントン・ナショナル・ギャラリー展@三菱一号館美術館
こんにちは。仙です。
三菱一号館美術館で開催中の「ワシントン・ナショナル・ギャラリー展 アメリカ合衆国が誇る印象派コレクションから」に行ってきました。
そしてこの内覧会にも厳正な抽選に当たったので行ってきました。主催者様の許可の上でいろいろ撮影してきましたので載せていきます。
(昼間に行ったときは写真撮り忘れちゃった。暗くてごめん)
感想ですが、全体的に見やすくてとてもよい展覧会だったと思います(⌒▽⌒)。
ただ、基本小品が多いので、一点撮りがダメだとなかなか写真が難しいんですよね。もとから下手だけど。私の写真では魅力半減どころじゃないと思います。あくまで参考程度に見てください(・ω・)ノ。
今回は、このエイルサ・メロン・ブルースさんがコレクションした作品に光を当ててるそうです。
この方のお父さんはこのワシントン・ナショナル・ギャラリー創設に尽力した・・・えーと、地位は忘れたけどとにかく偉い人、アンドリューさんです。
生来病弱で控えめだったということですが、そのコレクションからはいかにもシャイなオーラが感じられ、よくも悪くもアメリカ人らしいフレンドリーさはあまり感じられません(´・_・`)。
そのかわり、上品で、静かで、優しい。日本人好みなんじゃないかな。
控えめではありますが、個性的だとも思います。
特に最初のほう、いろんな印象派の画家の絵があるターン、エイルサ・コレクションとその他を(自分の脳内で)当てっこしましたが、9割方当たったよ。\(^o^)/
このひとって、頭上がパッと開けてる開放的な絵が好きだと思います。空の光が受け取れるというか。実はシャイなだけじゃなく、アメリカっぽいいい感じの明るさもあるんじゃないかな。
こんなのじゃなくて(このゴッホもいい絵だけど、上空に雲がたくさんあって明るさが控えめだと思う)、
こんな感じ。
本当にいろんな絵があります。
ルノワールの女性は清楚系がそろってます。
ルノワールの女性の肖像って、ただただとても美しいですね。
これはルノワールの描いたモネ。
こういう男性の肖像だと、その人が持っている思想とかを描こうという意志が感じられるのだけど、女性の肖像も、これはこれでいいと思う。描かれた女性も嬉しかったんじゃないかな。こんな感じで美しさだけにフォーカスして描いてもらえたら、多分内面なんか出てなくても満足だと思う( ̄▽ ̄)。
自分だったら「自分が若いとき美しかった証拠」として、終生大事に居間にかけといて、お客さん全員に見せます。モデルの女優さんが終生手元に置いた理由がわかります。
私の好きな、画家の自画像もあります。ドガって、ちょっとナルっぽいかな・・・。
なぜゴーガンは友人に自分の自画像を贈るのか。「僕の自画像を持っててくれたまえ( ̄▽ ̄)」って感じ?しかもこんなの。
ベルト・モリゾがお姉さんを描いたこの絵は大好きです。静謐な愛情と切なさが伝わってきます。
静物画もいいよ(≧∇≦)。
バターがおいしそう。牡蠣も。
セザンヌの静物画も好き。
ヴュイヤールって、画面の切り取り方が独特な気がする。
ボナールもいいよ。
この辺りになると、人と人との親密さを感じます。コレクターの人としての成長が、コレクションの美術品に映し出されてるのかもしれません(・Д・)ノ。
マネの描いた日本犬(狆)。名前はTAMAちゃん。かわいいです。
ということで、とても興味深い、楽しい展示でした。
5月24日まで。もう少しすると、庭の薔薇が咲くんじゃないかな。その時に行ってみるのも楽しいかもしれません。
じゃ、またね。