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基本は美術鑑賞ブログです。「とりあえず正直に」がモットーです。忙しくても気楽にいきましょう。

館蔵 中国の陶芸展@五島美術館は梅が咲いてます&ブリューゲル展 画家一族 150年の系譜@東京都美術館

こんにちは。仙です。春だよね( ´ ▽ ` )ノ。

でもわしは花粉症があってのう・・・無理しないでアレジオン飲んでるけど( ̄▽ ̄;)。

 

んで、今回は五島美術館で開催中の「館蔵 中国の陶芸展」東京都美術館で開催中のブリューゲル展 画家一族 150年の系譜」ですヾ(๑╹◡╹)ノ"。

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まずは五島美術館

展示もいいのだけど、

  • 春で花が咲いてきてます。
  • まだ寒いのでそんなに虫もいないよ。

っていうことで、とりあえず天気のいい日に行って庭を見てほしいです(・ω・)ノ。今くらいから、桜が咲いて、辛夷が咲いて、藤棚がきれいに咲くくらいまでかな。それからあとは梅雨だったり暑すぎだったり虫がいっぱいいたりしておすすめとまでは行かないかも・・・(´・_・`)。

 

とりあえず梅を撮りました。

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正直本数はあんまりないけど、よく手が入ってます。きれいです。

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青空がきれい。

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これは・・・ミツマタだっけ。

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庭の構造は賛否あるようですが、私は好きです( ´ ▽ ` )ノ。電車見れていいじゃん。

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富裕層な感じ。

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こんな感じもいいよ。

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古墳だから山っぽくなってます。

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展示内容はとてもよかったです。キャプションもくわしい。景徳鎮とか唐三彩とかとてもよかったですヽ(´▽`)/。さすがのコレクション。コレクションでもやっぱり一番になりたい五島慶太翁の気迫が伝わってきます。

この方面がお好きな方はぜひ。3月25日まで、上野毛五島美術館で。

 

五島美術館のコレクションも好きだけど、大東急記念文庫もすごいよね。大東急とは戦前に合った企業で、今の東急・小田急・京王・京急はひとつの会社だったのです。戦後に占領軍が解散させました。

別にずっと大東急でいてくれてよかったのに(ㆀ˘・з・˘)。とJRにいらつかされるたびに思います・・・。今週ちょっといろいろひっかかって疲れたし・・・私鉄もっと強いほうがいいかも。鉄オタじゃないからわかんないけど。f:id:impatiens101:20180304141957j:plain

 

次は東京都美術館ブリューゲルです。

これはちょっと前に行ったのです。そんで、その時は写真撮影OKの部屋があったのです。2月18日まで。

ということでその時にスマホで撮ったのを載せます。

んで、内容もよかったですよ。でもさぁ、何か一族9人となるとテイストがばらける( ̄▽ ̄;)。

あとさ、キャプションとか読んでると、「このなかで絵やりたくないひともいたろうなぁ( ̄▽ ̄;)」と思って微妙な気持ちになる。世襲、いいところもあるよ。あるけど・・・ま、いいか( ̄▽ ̄)。

 

こんなのがブリューゲル。花の絵多い。

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人物はこんなの。

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これとか好き。ヤン・ファン・ケッセル1世。

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4月1日まで都美でやってます。

 

上野公園も春ですよ。

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んじゃまた。

「仁和寺と御室派のみほとけ」天平と真言密教の名宝@東京国立博物館平成館&アラビアの道 サウジアラビア王国の至宝@東京国立博物館表慶館

こんにちは。仙です。
確定申告の季節ですねヽ(´o`;。(勤め人だけどいろいろあるのです)

 

さて、今回は東京国立博物館での2つの展覧会、「『仁和寺と御室派のみほとけ』天平真言密教の名宝」「アラビアの道 サウジアラビア王国の至宝」ですヾ(๑╹◡╹)ノ"。

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金曜の夜間開館で行ったらさー、プレミアムフライデーだったんだよね(ㆀ˘・з・˘)。忘れてた・・・周りでもまったく話題に上ってないけど、ヨドバシとかで何かセールみたいなマークが出てるのは見たことある。


んで、そこそこ混んでたけど、プレミアムフライデーのせいだったのかは謎です( ̄▽ ̄;)。ちなみに待ち時間はなかったよ。公式ツイ見ると午前中の方が待ち時間でたりすること多いみたい。

 

展覧会の内容は2つともとてもよかったです。
まず、仁和寺と御室派のみほとけのほうですが、仏像も書も絵画も質量ともに圧倒的でしたヽ(´▽`)/。

とてもいろいろあった。

個人的には同じく平安期の吉祥天立像も何かいつも見てる造形と違う感じの像でとてもいいなと思います(・ω・)ノ。独特なんだよね。

 

観音堂(改修中らしい)は再現された感じの展示で、撮影OKでした。こんな感じ。ありがたい。すばらしい。

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壁画?も。

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あとは「修法の世界」っていうことで密教の加持祈祷に使用する法具とか曼荼羅とかもたくさんありました。興味深い。見る機会はちょこちょこありますが(密教系のお寺の展示はいろいろある)、いつもぐぐっとめいっぱい鑑賞してます。実は類書も結構読んでいる・・・。

 

ということで、これはなかなかおすすめです。ロビーにお坊様がいらしてて、もし時間があえば御朱印とかいただけるみたいです( ´ ▽ ` )ノ。
3月11日まで東博の平成館にて開催中です。

 

次は表慶館「アラビアの道 サウジアラビア王国の至宝」です。これは仁和寺展のチケット持ってれば入れます。

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ということで、せっかくだから見ていこう、みたいな感じだったんですが、思ったよりぜんぜんよかったです。こちらのほうの文化に興味あればとてもおすすめ(≧∇≦)。

 

写真OKだったので載せます。

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はじめのほうはこんな感じで、

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ああ、文化紹介みたいな感じなんだな、と思って進んでいくと

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何かだんだんいいのが出始めて、

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自分的に見てとてもびっくりしたのがこれ。

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カーバ神殿の扉。カーバ神殿とはイスラームの聖地。

カアバ - Wikipedia


もちろん現役で使用されてるものじゃなくて、1930年代に引退してる扉なんですが、ものすごく貴重じゃね(● ˃̶͈̀ロ˂̶͈́)੭ꠥ⁾⁾?
自分がサウジの高官だったら(妄想)、日本に貸すかどうかとても迷うと思います(´・_・`)。異教徒の国だし、地震あるところだし。いろいろ努力して充実した展示にしようとしてくださってるんだなと思いました(*´∇`*)。カーバ神殿って行ってみたいけど、すごく遠いし、そもそも異教徒だからみだりに入れないよね?


カーバ神殿はこういうキスワという布に覆われてるそうです。

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この辺も造形がいいよ。

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イスラームは意外と書道が盛んらしい。クルアーンを美しく表すため。

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何かぐるぐるしてたら物販見るの忘れてしまったんですが、たぶんきっといろいろ売ってる気がする。


ということで、これも東博きたら是非寄っていただきたいです。こっちは仁和寺より1週間長い3月18日までやってます(・ω・)。

 

表の看板のところの放置自転車(止めてるだけか)は生活臭がただよってます。

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気温が安定しませんが、体調にはお気をつけて。自分も気をつけます。んじゃまた!

岡本太郎記念館協力 いのちの交歓 残酷なロマンティシズム@國學院大學博物館&生誕150年記念 横山大観ー東京画壇の精鋭ー@山種美術館

こんにちは。仙です。

寒いよね(´・ω・`)、今年。あったかい日も夕方は寒いよ!

 

さて、今回は國學院大學博物館で開催中の岡本太郎記念館協力 いのちの交歓 残酷なロマンティシズム」山種美術館で開催中の「生誕150年記念 横山大観ー東京画壇の精鋭ー」ですヾ(๑╹◡╹)ノ"。

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ここはさ、やっぱり2館同時に行くよね(´・ω・)。だって移動を徒歩でできるから。

 

まずは國學院のほうから。この日はあてにしてた学食が休みだった。入試だから。残念。

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本展では、日本神話を基底に、岡本太郎若手芸術家たちの作品に、地球が造りだした自然物と旧石器時代以降の様々な人工物をぶつけ合わせることで、ひき裂かれた森羅万象の生と死の結い直しを図り、人間中心主義を反転させる古くて新しい生命観の提示を試みます。(公式より)

岡本太郎さんって、昔友達が大阪の万博記念公園の近くに住んでて、遊びに行ったときにそこにある太陽の塔は結構見てたんですが、それがいまいち好みに合わなかった( ̄▽ ̄)ので、正直まったく興味なかったのですが、今回の展示は面白かったです。行ってよかったヽ(´▽`)/。

 

ちなみに写真可だったのであげます。前回の写真は我ながらひどかった(-_-;)。今回は大丈夫だと思います(・ω・)ノ。クレジットも博物館の指示通り付けたいと思います。何か間違いあったら教えてください。

 

これは岡本太郎さんの作品。イメージどおり。

坐ることを拒否する椅子@岡本太郎記念館

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動物@岡本太郎記念館

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下のほうが鉄滓、炉壁、沼鉄@流山市教育委員会、上の絵が雷人@岡本太郎記念館

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岡本太郎さんって、普通に前衛の人だとばかり思ってたのですが、上の作品を見てもわかるように民俗学的なアプローチもしてた人なのですね。はじめてしった。

 

これはクレジットなしでOKのはず。木の神仏像。

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うしろの写真はオシラサマをささげるイタコ@岡本太郎記念館

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 ちょっとぼけちゃった。前のほうにあるのは蚕。おしらさまは養蚕の神様だよね。馬と結婚した少女の神様です。イタコさんは盲目の巫女様。おしらさまはおひなさまの原型っていう話も聞いたことある。

柳田國男の「遠野物語」に詳しいそうです。

あとは、岡本さんはフィールドワークもしてたのかな?昭和中ごろ?の東北の農村の暮らしを写した映像のスライドもあったよ(撮影禁止だった)。

昔の東北の子ども、等身低くてほっぺが真っ赤で超かわいい

 

これは現代作家さんの作品。

ものおくり 田中望@第一生命保険会社蔵

現代作家さんも神話等をモチーフにした興味深いものでした。

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っつうことで、岡本さん自身や、神話や民俗学的なもの・土着的なオカルト(語弊あるかも・・・でも他に・・・察してくれるとうれしい(´・ω・))が好きな人にもけっこうおすすめです。もう会期あんまりないんで急げ!です。24日には学芸員さんによるイベントがあるみたい。

2月25日の日曜日まで、渋谷の國學院大學博物館にて開催中です。入場無料です。

 

続いては山種美術館生誕150年記念 横山大観ー東京画壇の精鋭ー」です。

 

ほとんど館蔵品なのですが、横山大観のよい作品がたくさんあってよかったです。自分はやっぱり富士山の絵が好きかな。

やっぱり山崎種二さん(美術館創立者の方)が横山大観先生の奥さんに気に入られてた(資産運用してあげて大成功した)のが勝因だったのかな。先生がお酒が好きだったので宝酒造の株を買ったらしいです。自分が好きな製品を出してて応援できる会社の株を買う。これがけっこう王道ですよね。このエピソードはこの本で読みました。 

そろばん (PanRolling Library)

そろばん (PanRolling Library)

 

まあ、でもお金を残すのに一番大事なのは節約らしい。刺さるよね(´・ω・`)・・・。

 

そしてひとつだけ撮影OKの作品がありました。

横山大観「作右衛門の家」山種美術館

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というわけで、横山大観好きなら行ってみて損はないと思います(・∀・)。これも2月25日までです。

 

もうすぐ春ですね。んじゃ、また!