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基本は美術鑑賞ブログです。「とりあえず正直に」がモットーです。忙しくても気楽にいきましょう。

こどもとファッションー小さい人への眼差しー@東京都庭園美術館

こんにちは。仙です。
今日も暑いですな( ̄▽ ̄)。日差しがキツいよね。すぐ焼ける。痛い。アウトドアなことはしてないのに(´・_・`)。


今回は東京都庭園美術館で開催中の「こどもとファッションー小さい人への眼差しー」に行ってきました。

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庭園美術館は目黒にあるよ。有名な話だけど、旧朝香宮邸です。

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門を入るとこんな感じ。ちゃんと手入れの行き届いた植物が生い茂ってます。

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一歩入ると気温が一度下がる感じがする(・ω・)ノ。苔が美しい。

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んで、この展覧会は建物にあってる上品なよい展示でした。
豪華で繊細なつくりの、昔の上流階級のこどもたちが着用しただろう子供服がたくさん飾ってあります。基本的に子供服なんでかわいくないことはない。どれもみんなとてもかわいいです(≧∇≦)

 

以下個人的なメモ。

 

  • ヨーロッパの上流階級ではこどものときは男女関係なくドレスを着せてたらしいよ。男児用ドレスが1着展示されてたけど、ネイビー基調で清楚な感じでむしろ女児用よりかわいかった( ´ ▽ ` )ノ。
  • 昔のヨーロッパの女の子は2~3才からコルセットしめなきゃいけなかったらしいよ。かわいそう(´・_・`)。
  • 服だけじゃなくて遊び道具もあった。双六とか。川端龍子が雑誌の付録のスゴロク図案を描いてた( ̄▽ ̄)。女の子の育て方みたいなテーマの。コマは弟妹の面倒をみる、質素、家事経済、人のものをほしがらない・・・ときて、嫁入り支度が上がりのコマだった(´・_・`)。戦前ですなぁ。
  • 日本の高級子供服(※着物はのぞく)は大正時代が可愛さのピークな気がする。この時代のはどれも超かわいい(≧∇≦)何て言うか、ラグジュアリー。現代の子供が着たとしてもとてもかわいい( ´ ▽ ` )ノ。いま、この時代の子供服着てる子がいたらみんな振り返ると思う。現代の子供服もあったけど、量産してるのがルックスに出ちゃってる感じがちょっと・・・。所蔵はみんな豪商の館・田中本家。ここです。豪商すげー!

    豪商の館 田中本家博物館

  • 昔は既製服があまりなかったので、子供服は母親が作ってたらしいです(本当の上流階級はテーラーでオーダーメイドだろうけど)。家政学校の課題も展示されてたよ。見本のミニチュアみたいなのが。みんなすごく上手で驚くσ(^_^;)。キャプションには「男児・女児簡単服」って書いてあるけど、すごく細密で凝っててまったく簡単じゃない(´・_・`)。人形が着るのにちょうどよさそうなサイズで、ドールやってる人には垂涎の的だろうなと思ったら、実際人形収集家の方の所蔵品でした。
  • 昔のヨーロッパではこどもの仮装パーティが流行ったそうです。トルコ風の仮装がフラッグになってた。

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こども服っていうのは大人がこどもに「こうなってほしい」という理想像が出てますなd( ̄  ̄)。時代によっても国によっても違うよね。


最後の映像部屋もよかったよ。サイレントの記録映像だけど。南米、オセアニア、各地の人々のこどものかわいがり方がわかります。みんなすごくいいよ。というわけで、かわいいもの好きな方、服飾好きな方におすすめです。8月31日まで。

 

庭もきれいだよ。暑いけど。
ソテツは暑いと生き生きするよな( ´ ▽ ` )ノ。

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熱中症には気をつけましょうd( ̄  ̄)。

 

んじゃ、またね。次は木曜あたり。