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基本は美術鑑賞ブログです。「とりあえず正直に」がモットーです。忙しくても気楽にいきましょう。

生誕三百年 同い年の天才絵師 若沖と蕪村@サントリー美術館

こんにちは。仙です。サントリー美術館で開催中の「生誕三百年 同い年の天才絵師 若沖と蕪村」を見てきました。

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最終日の2日前、金曜の夜に

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何かちょっと巡り合わせが悪くて、

  • 忙しくて行けなかったり(´・_・`)、
  • 体調悪くて行けなかったり(・_・;、
  • やっと行けたら六本木アートナイトとかち合ってて激混みで断念したり ( ̄◇ ̄;)

とかでギリギリになってしまいました。前売り買って楽しみにしてたのに。

案の定、かなり混んでました( ̄▽ ̄)。でも鳥獣戯画みたいな待ち時間が発生してたわけではないのでまあまあ妥協しましょう。
行きたい美術展はなるべく早く行くようにしてますが、今後もやっぱりこの原則を守って生きていこうと思いました(^◇^)。

 

この展示、とてもよかったです。(≧∇≦)
作品点数も多分いつものサントリー美術館より多めな気が・・・。わかんないけど。
人の流れを見ていると、若沖エリアのほうが蕪村エリアよりも渋滞してる気がします。人気の差かな。作品的にはベクトルは違うけど、両方同じくらいすばらしいと思うんだけどσ(^_^;)。
まあ、今という時代により合ってるのが若沖なのでしょう。(・ω・)ノ遊びの要素が強い感じ?

 

両者とも、いろんな作品が来てます。
若沖もMIHO MUSEUMの所蔵品とかを呼んでくれてるのがうれしいです(⌒▽⌒)。MIHO、関東から見に行くの超大変だから。それにいつも展示されてるわけじないしね。
象と鯨図屏風とか、構図が斬新で、抑えめな彩色も(極彩色のものより自分はすき)美しく、とてもすばらしかったです。でも、若沖は基本花鳥図が好きだな(・ω・)ノ。

 

「画風の確立」、「新たな挑戦」等いろんな特集の部屋がありますが、最後の晩年の作品を集めた部屋、「翁の時代」では、蕪村のほうが気合いの入った、覚悟を感じられる、思い切りのよい絵が多くていいよな、と思ったら、同い年は同い年だけど、亡くなった年はかなり違うんだね。蕪村は60代、若沖は80代まで生きてます(・Д・)ノ。気力と体力の違いかな・・・・。
このタームでは、蕪村の三横物と呼ばれる傑作が一度に見られます。富嶽列松図」なんかはその時の空気や気温までが写しとられているようです。

 

というわけで、とてもよい展覧会でした。
もう会期末なので勧められても困ると思いますが、おすすめです(^O^)/。もうこれ、巡回とかしないのかな?

ちょっと思ったんですが、与謝蕪村って、俳人だけあって、絵巻に書いてある字がうまいね。もちろん内容は読めないけど、読めそうな気にさせられる端正で親しみやすい感じの字だった(⌒▽⌒)。そして若い頃の輪郭がしっかりしてて、やさしい色調の彩色の作品は(告帰省親図」とか)、ジブリっぽい雰囲気をちょっと感じました。影響受けてんのかな。
若沖の最晩年の作品「霊亀図」とかは丸っこいキャラクターに手塚治虫を感じたな。ヒョウタンツギとか出てきそう。
若冲も蕪村も日本人に好かれるはずだわ。私も二人とも大好きです(≧∇≦)。

 

連休も終わりましたね。
このGW前後に行った展覧会で、まだユトリロとヴァラドン「ダブル・インパクト」が感想書けてないんだよな。早めに書こうっと。

じゃ、またね。