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基本は美術鑑賞ブログです。「とりあえず正直に」がモットーです。忙しくても気楽にいきましょう。

怖い絵展@上野の森美術館

こんにちは。仙です。
今回は上野の森美術館で開催中の「怖い絵展」ですヾ(๑╹◡╹)ノ"。

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いや、本当に怖かったです。混み具合が(´・ω・`)。
平日で天気がかなりアレな日のお昼くらいから行ったんで(健康診断の帰り・・・胃カメラ飲んだ・・・)いくらなんでもそこまでは混んでないと思ったんだけど、甘かった( ̄▽ ̄)。

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それでも待ち時間はなかったし、チケットはすぐ買えたんだけど美術館内は人でぎっしりでした 。
目玉のジェーン・グレイとかは大きいので人たくさんいても見れるけど、けっこう判型の小さな絵もあって、それは見るのが大変だったよ。係員さんに並ぶなって注意されるんだけど、並ばないと近寄れないから人の頭が邪魔でよく見れないんだよねぇ( ;∀;)。
週末どんな感じかは想像するだけで怖いよ(´・_・`)。まだ開幕序盤でこれなので、混雑度合いはどんどん加速すると思われます。興味がおありの方、ぜひ見たい方は早く行った方がいいですよ、といわざるを得ないです。
上野の森美術館で12月17日までやってます。土曜は20時、日曜は18時まで開館延長してるらしいですよ。

 

これだけじゃアレなので、展示内容も少し。でもこの一言になっちゃうんだよな。
別に こわく なかった
何かキャプション読んでると、悲惨な運命をたどった人の絵が多くて気の毒だとは思う。思うけど、「気の毒」と「怖い」って違うよね。


でもまったく面白くなかったわけではないよ?やっぱりセザンヌの「殺人」とかは大変興味深く見ました。若い頃の作品なので、これはルノワール
「あいつ(セザンヌ)には友達がいない( ̄∀ ̄)」
と言われたころの作品なのかと思いました。
あとは他でも見たことあるけど、ルドンとかムンクビアズレーとかの版画にはいいのが多かったかな。

そしてシムズの絵ってあんまりよく見たことなかったけど、何かドラマチックでいいなと思いました。
全般的に何か恐怖っていうより、耽美とかそういう風なキーワードのほうがしっくりくるかな、と思いました。

 

でも、これが怖いと思う人を否定するわけではないです(´・ω・)。怖さも人によるよね。
感じ方は 人 それぞれ
っていうことで。
私にはまったく刺さらなかっただけで、これが刺さる人もいると思う。っていうか、むしろそっちのほうが多数派なのかも。

 

あと印象的なのは、お客さんを集めてくる力のすごさですかね。
昨今どの分野でもみんな集客には悩まされてると思うし、その意味ではとても力のある展示だなと思います・・・。

 

帰りに寄った喫茶店で。デイリーフーズ(ジャムとかジュースの会社)のアンテナショップらしいです。

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ここ、週末休み&平日も17時半くらいまでなのでいつも看板だけ見てて気になってたんだけど、やっと今回入ってきました。
ミルクティとスコーン。セットで480円だったと思う。お安いです。けっこうおいしかったよ(*´∀`*)。御徒町からもうちょっと秋葉原よりに歩いたところにある。

 

んじゃまた!

華麗なるササン王朝ー正倉院宝物の源流ー@天理ギャラリー

こんにちは。仙です。
今回は神田の天理ギャラリーで開催中の「華麗なるササン王朝ー正倉院宝物の源流ー」ですヾ(๑╹◡╹)ノ"。ちょっと写真がななめった(-_-;)

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天理ギャラリーの展示はけっこう行ってますが、所蔵品がすばらしいものが多くていつも感心しています。「ここはいいもの持ってるなぁ( ̄▽ ̄)」的な。ていうか、奈良の天理参考館の所蔵か・・・多分すごく研究熱心な人が代々のコレクション担当なんだと思うd( ̄  ̄)。

 

今回の展示もとてもよかったです。毎年秋に奈良博で正倉院展やってますよね?今年ももちろんやるの。

www.narahaku.go.jp

正倉院の宝物の源流はササン朝系文化にたどりつくことが多いです。ササン朝といえばペルシア。今のイラン。当時の大先進国。日本や中国なんてメじゃないくらい。で、今回は天理参考館が所蔵するササン朝の遺宝を通じてその文化を紹介する展示です。

 

ちなみに係りのひとに尋ねたら撮影OKだったので写真載せてます。WEB掲載も許可していただきました。「変なのじゃなかったらいいですよーヽ(・∀・)」っていうことだったので。変じゃないよね?

 

ごあいさつ。

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銀貨たくさん。とても純度が高く、しかもそれが時代が下っても下がることがなかったそうです。高信用度な硬貨。1ドラクマ=4g。

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ガラスも中国だと偉い人しか持てなかったのがペルシアではお金を出せば買える的な位置づけだったみたい。ここらへんの保存状態はそこそこ。

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でもガラスは土に埋もれると石化するから今見るとあんまり透明じゃないのも・・・

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これはきれいだけど・・・使い道がわからん・・・

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正倉院の白瑠璃椀はやっぱりすごいな。タイムマシンに乗ってきたような・・・(パネル展示)

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振り向きざまに弓を射るポーズはパルティアン・ショット。

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ササン朝では女性が男装して狩りをするのが流行ったそうです。何か萌え(*´ω`*)。ちなみに天理ギャラリーは男装カフェも(たしか)ある秋葉原まで徒歩圏内です・・・。

 

真っ赤なルビー。金の純度も高そう。

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剣と刀装具もよいです。日本刀とはぜんぜん違うけど・・・

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これは銀装の鉄兜。ササン朝の冑は日本にはこれ1つだそうです・・・。

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ゾロアスター教では鳥は神聖な生き物です。

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文書を封印する印章。貴石でつくってあるのが多いね。

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ということでオススメです。


ここの所蔵品、東京の同種の展覧会に貸出されてるのをあまり見ないのでこの機会に見といてもいいんじゃないでしょうか?11月25日までです。

 

これ行きたい。行こうかな?行けるとしたら第三期。

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誤解をまねくといけないので念のため書きますが、私は天理教信者ではないです。でもこんなエクスキューズ入れるのも変な話だよね・・・ごめんなさい(´・ω・`)。

 

んじゃ、また。

企画展「モノの力・ヒトの力―縄文から現代まで 人と工芸の間にやどるチカラ―」@國學院大學博物館&上村松園ー美人画の精華ー@山種美術館

こんにちは。仙です。

この間買った新しいスマホ(p10 lite)が調子よくて非常に気分がいいです( ´ ▽ ` )ノ。次のPCはMate Bookにしようかなと思うくらい気に入ってます( ̄▽ ̄)。

 

さて、今回は國學院大學博物館で開催中の企画展「モノの力・ヒトの力―縄文から現代まで 人と工芸の間にやどるチカラ―」山種美術館上村松園美人画の精華ー」に行ってきましたヾ(๑╹◡╹)ノ"。

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この2か所は徒歩で行けるんでやっぱりいっしょに行きます。近くには氷川神社とかもある。行けたらそこも行ってお参りすることにしてます。

 

まずは國學院大學博物館の「モノの力・ヒトの力―縄文から現代まで 人と工芸の間にやどるチカラ―」です。今回は会期終了間際だったので取り急ぎ焦って記事を書いてます(-_-;)。

そして今回は写真可だったのでたくさん載せたいと思います。

 

今回は縄文から現代までの日本人が作ってきたモノとそれがもつ力についての展示です。

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縄文の石斧や尖頭器。

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碧玉(ジャスパー)でできた勾玉とその原石。でかい。昔からみんなパワストは好きだったんだねぇ。

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縄文式土器

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銅鏡。

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かわいい。目がもっと黒目になるように撮ればよかった。

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クリス柄。はじめて見た・・・

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ここらへんは時代が下って安土桃山~江戸くらい。刀の鍔。

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墨壺や自在鉤。大工道具。

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香炉かわいい。

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茶碗。

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これすてき。渋いぜ。江戸小紋

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これはもっと時代が下って大正時代。すてきな重箱。

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ケンディーっていうんだって。これも初見。

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柿右衛門の陶板。

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こっから昭和。

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現代作家と土器のコラボ。

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現代の茶道具。

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ということでけっこうオススメ。ですが、あと2日しか会期がない。3連休ヒマな方いたらぜひどうぞ~。

同時に転びキリシタンについてとストーンヘンジについての展示もありました。特に後者は趣味性強くて面白い。

 

でも、私が本当に楽しみにしてるのは次の企画展「神道の形成と古代祭祀」とそのまた次の企画展「國學院大學図書館所蔵 吉田家旧蔵資料と吉田神道(仮)」です。

どっちもここがやらねば誰がやる的な展示です。中の人・・・はここは見てないと思いますがいちおう言っときます。期待してるからね!(プレッシャー)

できれば撮影OKなコーナーをつくってくれるとうれしいです・・・

 

そんで山種美術館上村松園です。とても盛況でした。やっぱり美人見てると気分よくなりますもんね。みんな美しい日本の女性の絵ばかりで癒されます。

これは撮影可だったので撮ってきました。

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上村松園美人画の精華ー展、上村松園《砧》、山種美術館

他にも著名な作家さんの美人画がたくさんあります。そして着物をお召しの美人さんたちがたくさん見にいらしてます。お好きな方ぜひどうぞ。10月22日までです。

 

國學院のエントランスでうさぎさんが出迎えてくれました。君は誰だい?

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検索したら、國學院ゆるキャラ「こくぴょん」だそうです。今年のゆるキャラグランプリにはエントリーしてない模様。

 

んじゃまた!