easy busy

基本は美術鑑賞ブログです。「とりあえず正直に」がモットーです。忙しくても気楽にいきましょう。

あけましておめでとうございます

皆さん年末年始いかがお過ごしでしたでしょうか?

 

私は少し休みが取れたので、年末にはちょっと旅行に行き、年始は大掃除をして過ごしていました。ネットで見たんですけど、本当は年始に掃除しちゃいけないらしいですよね。福が逃げるんだそうです。知らなかった・・・。

 

でも、掃除しなくても最悪な時は最悪だったので、気にしないことにします。掃除してあった方が気持ちいいですし。

 

今年も好きな美術展に行ってログを残そうと思うのですが、 もうちょっと趣味に走ったブログにして行こうかなとも思っています。 ちょっとオカルトっぽい・・・みたいな。

引かれるかな( ̄▽ ̄)

 

もしよければ引き続きご覧いただければと思います。今年もよろしくお願いします。

ルーベンス展@国立西洋美術館&香取神宮に行って鹿と猫を見た

こんにちは。仙です。

 

今日は、国立西洋美術館で開催中のルーベンスに行ってきました。

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それがさあ、ずっと前にチケットショップで買ってた招待券、期限切らしちゃってました・・・( ̄▽ ̄;)。ロッカーで財布からチケットを出して発覚。我ながらバカだった。これたまにあるんだよね・・・多分いまエネルギーが落ちてるんだと思う。でももう西洋美術館には来ちゃってるので、改めてチケット買い直して入場。なんか悔しい。再発防止に努めます。

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さてルーベンス展、よかったですよ。いろんなのが来てた。混雑してるけど、 大きな作品も多いのであんまり気にならない。むしろ後ろの方から見た方がよく見えるし。


また、ルーベンスバロックの画家としてフィーチャーしているので流麗で荘厳な作品が多いです。後はヌードも多い。 7章に分かれているんですが、 第4章はヘラクレスと男性ヌード」、第5章は「ヴィーナスと女性ヌード」となっています。正直、正直、男性ヌードの方が肉感的でリアリティがある。 太ももの線が

「天使に治療される聖セバスティアヌス」とか・・・三島由紀夫が好きだったのはグイド・レーニが描描いた聖セバスティアヌスだったっけ。

 

あと何だろう、ドラマチックな絵が多いです。「ローマの慈愛(キモンとペロ)」とかそこはかとなく。これは餓死する寸前の老父に自分の母乳を含ませる娘の孝行話をモチーフにしています。看板になってるロトの家族の話もドラマチックですよね。

 

ということで、冬っぽくていいんじゃないでしょうか。冬休みにぜひどうぞ。 1月20日まで上野の国立西洋美術館でやってます。

 

そんで、こないだ鹿島神宮に行ったので、千葉県の香取神宮にも行ってきました。本当は茨城県の息栖神社っていうところも合わせて「東国三社」って言うらしいです。

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実際行ってみて、やっぱり山と一体になっていてすごいところだなと思いました。鹿島神宮と規模は大体同じなんじゃないかな。あてずっぽうだけど。ただ、街的には鹿島の方が栄えてるかも。サッカーのせいかな?アントラーズは人気あるね。

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紅葉は盛りを過ぎてるけど、もう12月だから。

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f:id:impatiens101:20181223235406j:plain社殿は極彩色でまだ新しい感じがそこはかとなくします。

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奥社とか要石がパワスポなんだそうです。けっこう人がひっきりなしに。f:id:impatiens101:20181223235319j:plain

最後に裏の方をうろうろしてたら鹿を見つけました。 f:id:impatiens101:20181224000733j:plain奈良とか厳島とか、神社に鹿がいるのは全く珍しいことではないのですが、この子達は神社の子ではないのだそうです。帰ってきてから調べると色々難しい権利関係になってるみたいで・・・。

www.chibanippo.co.jp


でもお話しさせていただいたボランティアさんはすごく一生懸命やられていて、この子達は今まで見たどの神社の鹿より毛皮がつやつやしてました。 たぶんいいもの食べている。

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f:id:impatiens101:20181224000843j:plainこれは傷んだ果物を近隣のスーパーから分けてもらうらしいのですが、 これからみかんの皮を剥いて、傷んでいるところを取ってから切り分けてあげるのだそうです・・・。

f:id:impatiens101:20181224000948j:plainボランティア団体さんでは収支報告書とかも希望する方には配布されてるみたいなので、もし興味があれば調べてみるのもいいかもしれません。 私も色々寄付とかする時には収支報告書は見ます。f:id:impatiens101:20181224000921j:plain

食料も受け入れてるみたいなので、お近くの方で もらったリンゴやミカンがかち合って腐らせそうになっちゃったりした場合は持ってきてあげてもいいかなと思います・・・。

 

周辺に子猫がたまってるところがあった。のんびりしてていいところです。お近くの方は初詣にでも。

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名物は団子なのだそうです。おいしかったよ。

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んじゃまた!

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フィリップス・コレクション展@三菱一号館美術館&扇の国、日本@サントリー美術館

こんにちは。仙です。本当に寒いですね。暖冬じゃないのか。

もっと秋が長くなってくれると助かる。秋が好き。

今回は三菱一号館美術館で開催中の「フィリップス・コレクション展」サントリー美術館で開催中の「扇の国、日本」に行ってきました。

 

まずは三菱一号館美術館f:id:impatiens101:20181216210435j:plain

それでさぁ、 買っちゃいました。衝動買い。これです。

mimt.jp

忘年会とか続いててストレスMaxだったので・・・(言い訳)。4000円です。割引とか一切ない一般の入場券が1700円。ちょっとお得に思えたので・・・ 。最大限使うようにします。同じ考えの人が結構いたみたいで、受付はお客さんがひっきりなしでした。でも会員証に写真が入るのがちょっとネックかな。 あんまり変な服着ていくんじゃなかった。

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それで今回の「フィリップス・コレクション展」、自分基準で結構混んでました。こちらの美術館、元々は銀行の営業室だった経緯もあって、メインの展示室の他は細長い感じの部屋の連続なんですよね。そこが通路を兼ねている。歴史的な建造物だし、とても美しいのですが、正直人の流れと言うか動線にちょっと問題があるような気がします・・・。きれいだよ?きれいなんだけどね。

 

それでこれが「全員巨匠」っていうキャッチコピーにあるとおり、有名な画家のメジャーな作風の作品が多いので、皆さんじっくり見るんですよね。だからせっかくサポーターになったのでまた来よう!何回に分けてもいいしー、と思い、今回はけっこう軽めに見てきました。以下撮影可スポットの複製画。

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さっきはメジャーな作品が多いと言いましたが、実はけっこう地味にひねったコレクションも多いです。スーラは点描の技法にたどり着く前のスタンダードな絵だったり。

基本的には色彩がさわやかな絵が多いかな、と思います。ジョルジュ・ブラックとかも自分のイメージでは黒やグレーの感じなんですが、ブルーとかのさわやかな美しさなんだよね。

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シャルダンとかマティスとかゴヤとかボナール、それにアングル(すき)とかもあったよ!ジャコメッティもあった~。ということで、誰が行っても楽しめる展覧会だと思います。

私としては個人コレクションなら絶対誰も共感できなそうな癖のあるラインナップが並ぶのも面白くて見てみたいですが、フィリップスのコレクションはより多くの後世の人々を幸せにしたということで。 徳の高いんだな、と思います。

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というわけでけっこうおすすめ。2月11日までやってるそうです。私もまた行きます。閉館30分前くらいで何回か行くとゆっくり見れそう。

 

そんで思ったより時間が余ったのでサントリー美術館にも行ってきた。「扇の国、日本」。扇ばっかり集めた展覧会です。扇面を貼り交ぜた屏風とかもあるのでけっこう華やか。

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酒井抱一の雷神描いたやつがよかったな。あと扇に役者さんの大首絵を描いたのも面白かった。これは今でいうジャニオタの皆さんが使ってる団扇ですよね。日本の伝統は途切れることなく連綿と続いてます。

 

年末六本木は激混みですが、美術館の中は静か。静かさを補給するのにおすすめです。1月20日まで開催してます。

 

んじゃまた!