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基本は美術鑑賞ブログです。「とりあえず正直に」がモットーです。忙しくても気楽にいきましょう。

六本木開館10周年記念展 絵巻マニア列伝@サントリー美術館

こんにちは。仙です。

何か暑いような寒いような微妙な陽気ですな。

さて、今回はサントリー美術館で開催中の「六本木開館10周年記念展 絵巻マニア列伝」に行ってきましたヾ(๑╹◡╹)ノ"

サントリー美術館って、丸の内→赤坂→六本木っていう立地の変遷をしてるらしいです。六本木に移ってちょうど10周年記念の展覧会。

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ひとこと言っていいかな?六本木超混んでる。

春だから?春だからなの?まあ週末に行くほうが悪いんだけどさ( ̄▽ ̄)。

ちなみに六本木西公園の桜は葉桜になってました・・・。でもまだきれいか。 

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こちらの展覧会もたくさんの方がいらしてました。

正直絵巻ってマイナーな主題かと思ってたので意外( ̄▽ ̄)。今回は絵巻のマニアに注目して彼らの鑑賞記録等をたどってます。

具体的には後白河院、花園院、後崇光院・後花園院、三条西実隆、足利将軍家松平定信

どうですか!?このラインナップ。個人的に乏しい日本史の知識を動員して考えると、何か微妙に不遇というか(・ω・`)でも人一倍我が強そう(・ω・`)な感じの方々です。

実世界のもやもやを趣味の世界にぶつけてた感じもします。そうして現在まで伝わってる絵巻作品はとてもすばらしいのですが。短めの感想は以下の通り。

  • 出光の伴大納言絵巻の複製があった。やっぱり何か絵が上手い。
  • 後白河院のコレクションがけっこう好き。病草子の断簡とか。不眠症の女・・・つらいよね不眠症、と思う・・・厳しい・・・薬がない時代。
  • 松平定信はコレクションみてると何か頭がキレキレだったのが伝わってくる。古画類聚とか。でも理解者がいなかったのもよくわかる。この人嫌われ者だったって歴史の授業で習ったような気がするな(-_-;)。
  • ひとつBLものがあった( ̄▽ ̄)。昔からこの方面は日本の芸術文化の中で確固たる地位を築いてたんだな。
  • 福富草子(放屁で立身出世する物語)はこういう感じの展覧会では鉄板だな。絵に動きがあって面白いしな。

私は基本マニアなひとは嫌いではないです。そういう役割の人もいないと文化や技術のレベルがだだ下がりだと思う。そういう人が打ち込める芸術を持ってるのはよいことです。んなわけで、ご興味ある方は是非。5月14日までやってます。展示替えもあるよ。

 

んじゃまた。次も週末。

※しばらくの間週1更新にしようと思います。じゃあね。

日本、家の列島 ―フランス人建築家が驚くニッポンの住宅デザイン―@パナソニック汐留ミュージアム&Vol.30 オールドノリタケ ~近代輸出磁器の煌めき~@アクセサリーミュージアム

こんにちは。仙です。

今回はパナソニック汐留ミュージアムで開催中の「日本、家の列島 ―フランス人建築家が驚くニッポンの住宅デザイン―」に行ってきましたヾ(๑╹◡╹)ノ"。

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このフランス人?アーティストの方々が興味を持った日本の建築が映像、ドローイング、スケッチ、模型で表現されてます。

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主に個人住宅。フランスじゃ建築家は個人住宅の設計はしないそうです。本当に?

建築テーマで一見マニアックだけどお客さん結構いっぱい入ってました。みんなプロかマニアか家建てたいひとなのかな?みたいな雰囲気は出てた( ̄▽ ̄)。

熱心な人多かったです。

展覧会は昔の家・東京の家・今の家の3部構成になってました。

  • 「昔の家」安藤忠雄の「住吉の長屋とか吉屋信子とか、近代建築の有名どころを押さえてる。
  • 「東京の家」は人物入れた東京の建築の写真
  • 「今の家」はメイン展示。若手および実力派の手がけた住宅20選写真、映像、ドローイング、スケッチ、インタビュー、模型で紹介されてます。施主さんの生活の様子が垣間見える。ひとり暮らしから子供たくさんなおうちまで。

なかなか楽しい展示でした。時間かけて見た。興味深かった。いろんな人にいろんな住まいへのこだわりがあるのね。

というわけでご興味ある方はぜひどうぞ。6月25日までです。

 

これだけだとアレなので。祐天寺のアクセサリーミュージアムでやってる「Vol.30 オールドノリタケ
~近代輸出磁器の煌めき~」です。

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オールドノリタケがいっぱい。キャプションもくわしい。がんばって憶えれば薀蓄語れそう。

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裏印の変遷。

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輸出するからかな?まっきんきん。

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でも独創的で美しい柄ばかりです。

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目の保養でした。ここは個人の邸宅を改造したところらしいですが、富裕層の屋敷な感じがラグジュアリーです。トイレが広い。

この企画展は4月29日までです。ぐるっとパス使えるよ。

 

んじゃまた。次は水曜日。

ヨーロピアン・モード@文化学園服飾博物館(2017年)

こんにちは。仙です。

今回は新宿の文化学園服飾博物館で開催中の「ヨーロピアン・モード」に行ってきましたヾ(๑╹◡╹)ノ"。

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今回しばらくぶりに新宿をゆっくり歩きましたヽ(´▽`)/。新宿はちょっと行かないとすぐ変わるよね。

 

自分的にインパクトあったできごと。

  1. 新宿西口地下の啓文堂書店が3月末で閉店してた(・ω・`)・・・啓文堂よお前もか( ̄▽ ̄)。書店閉まるところ多いよね。
  2. 新宿タカシマヤにニトリができてた(・ω・`)タカシマヤよお前もか。いやこれはいいか( ̄▽ ̄)。
  3. 紀伊国屋書店に行ったら紀伊茶屋なるものができてた。ブックカフェじゃなくてスタンド形式だったけど。紀伊国屋よお前もか( ̄▽ ̄)。東京堂書店の社長も本よりコーヒー売るほうが儲かるって言ってた気がする。ま、ビルのテナントとかもあるしもとから副業はやってるっちゃやってるんだけど(・ω・`)。寒かったから寄らなかったけど抹茶シェイクは美味しそうだった。

    kinochaya.com

さて、文化学園服飾博物館には定期的に来てますが、「ヨーロピアン・モード」は毎年春にやってるんだね。今年の特集は黒のドレスです。

そして黒のドレスはとてもよかったです。リトル・ブラック・ドレスとかあった。リトルってあるけど、ディオールのドレスとかはシンプルでミニマムなんだ、けど、オーラがリトルじゃなかった。私を見て!!!!って感じの。

あとはほんとのドレスっぽいのもあった。レースやビーズの装飾が豪華なやつ。襟が白いのは、服喪期間中に結婚する花嫁が着たらしいです(´・_・`)。黒衣の花嫁ゴスとかやる人が見たらすごく参考になると思う(・ω・)ノ。パラソルとか帽子とかも素敵です。

ジェットのアクセサリーも漆黒の輝きですてきだった。ジェットとは水中に沈んだ木が何千年もの時間を経て化石化したもので魔除けとしても有効だという厨2向けの設定な感もある宝石です。

 

黒じゃないカラフルなドレスもあった。アールヌーヴォーの時代から現代まで。

  • やっぱりクレージュのデザインした服はかわいい
  • 縞もようのドレスに「縞もようはジャポニズムの影響」ってキャプションがあってちょっとびっくり。ストライプってジャポニズムなの?

ということでおすすめです。2017のぐるっとパスも発売開始されたので買ってから行きましょう。5

月16日までやってます。

 

ご存知の方も多いでしょうが、ここは母体は学校です。

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学校と花はとても似合う。前の通りの桜が満開。幹線道路沿いだから花見客もいない。静か。

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前のカフェはローフード押し。

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んじゃまた。水曜に。