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基本は美術鑑賞ブログです。「とりあえず正直に」がモットーです。忙しくても気楽にいきましょう。

草間彌生 わが永遠の魂@国立新美術館

こんにちは。仙です。
今回は六本木の国立新美術館で開催中の草間彌生 わが永遠の魂」に行ってきましたヽ(´▽`)/。

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個人的に混雑必至と踏んだ展覧会には開幕後すぐに行くようにしてる(・ω・)ノ。今回も混みそうなので早速行ってきた。国立新美術館って定期的に学生さんが無料になったりするし、やっぱりリスクヘッジはしておきたい(´・_・`)・・・。

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そんで行ってみたらやっぱり混んでた(。・ω・。)。
でも常識的な範囲内での混み具合です。待ち時間もなかったし、ちょっと人が多いかなぁな程度です。会場内はね。でもグッズ売場は行列ができてる。こんな感じで( ̄▽ ̄)。

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確かにグッズはかわいかった╰(*´︶`*)╯♡。

PORTERとX-GIRLコラボのバッグとか。あの水玉はグッズ映えがする。

オリジナルパッケージのかりんとうとかもかわいかった。

 

そんでこの展覧会の会場内はけっこう(体感では半分くらい)写真撮影可のエリアがあったよヽ(*^ω^*)ノ。私はうっかりロッカーにスマホを置いてきちゃったので今回は撮ってません。手持ちカバンの中にカメラはあったんだけど今回はカメラはダメのスマホオンリーだったから気をつけてください。

 

そして草間さんの絵とかオブジェとかの連作がいろいろあります。どれも美しいです。自分はビビッドな色使いより優しい感じのカラーが好きかな。


そんで草間さんのデザインしたテキスタイルはインテリアに使うとすてきだよね。あの柄のソファとかとてもいい感じだったわ。

 

そんで今回は音声ガイドをオススメしたいですd( ̄  ̄)。
機械は電話型のやつで(受話器みたいな機械を手で耳にあてるやつ)ずっと持ってるのが疲れるからあんまり好きじゃないんだけど、これは内容がよいです(╹◡╹)。
草間さんのインタビューとか自作の詩の朗読とかが満載で。音源は2016年に本展に先駆けて行われたインタビュー、また一部は2012年のインタビューって書いてあったから、もしかしてコアなファンの人は聞いたことあるインタビューなのかもしれないけど、私は全部初聴きでした。
インタビュー内容もよいし、詩の朗読も正直滑舌はあんまりよくなくて技術的には稚拙なんだけど、ナレーターさんがすばらしい声で読んでるのより伝わってくるものがある。
んでガイド内容の個人的なハイライトは草間さんが歌う「マンハッタン自殺未遂常習犯の歌」だった。迫力あった。


そして若い頃の作品は草間さんの苦しさが伝わってくるやつだった・・・。日本のモダンアーティストで一番成功してる人だと思うけど、必ずしもその成功が草間さんの望みではなかったんだね(´・_・`)。正直この地位に行きたい人は掃いて捨てるほどにたくさんいると思うけど・・・。嫉妬と羨望の的っつーか。

上手くいかないもんだのう。

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個人的には草間さんの作品は好みのど真ん中ではないんですが、それでも楽しめるよい展覧会でした。
お好きな方はぜひぜひどうぞ( ´ ▽ ` )ノ。5月22日までやってます。春になったら混雑しそうな気がする・・・。

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とりあえず外に出て写真を撮った。水玉の樹。

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んじゃまた。次は週末に。

パロディ、二重の声[日本の一九七〇年前後左右]@東京ステーションギャラリー

こんにちは。仙です。
今回は、東京ステーションギャラリーで開催中の「パロディ、二重の声【日本の一九七〇年前後左右】」を見てきましたヽ(´▽`)/。

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ここの展示は必ず行く( •̀∀•́ ) ✧。パスポート持ってるから。高倉健のやつは結局行かなかったけど。だってパスポート使えなかったから(´・_・`)・・・。

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正直に感想書くと、ビックリハウスとかの面白さがわからない自分には荷が重い展示でした(´・ω・`)・・・。

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でもそこらへんが青春だった世代の方(団塊あたり?)なら思い出補正がかかると思うし、多分楽しめるかな?と思います。


たまにあるのよ。ここ特有のいろんな意味で難易度高い展示(*゚▽゚*)。でもそういうのも親会社の財力ゆえに可能な冒険だと思うので、たとえ自分が楽しめるものではなくても、余裕あるっていいことだなと思って影ながら応援してます( ´ ▽ ` )ノ。すごいよ!がんばってね!

 

パロディって難しいよね。時代と密接な関わりがあるものだから、その時代とか若さの魅力が回顧展をやるような時期にはだいぶ薄れちゃってるんだと思う( ̄▽ ̄;)・・・。

 

でも単にパロディを楽しめない私の感性が狭すぎる可能性ももちろんある。そこで、今回は(赤瀬川源平さんや横尾忠則さんの作品等を除き)基本撮影可だったのでいろいろ写真を撮ってみました。楽しめそうなら是非に足を運んでみてください(*・ω・)ノ。4月16日までやってます。

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これはゴーギャンパロ。

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ゴッホパロ。

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麗子さん。

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これは、えーっと?

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ビックリハウスの表紙。

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映画のパロ。

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この本は手に取って見れます。

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マッドアマノさんの裁判記録。読んでてちょっともやもやする。

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ひとつこれだけは自分にも良さがわかったやつ。

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伊丹十三が撮った短編映画。質屋のおじいちゃんにウォーホルを質草にして何とかお金を引き出そうとする攻防戦。ポップアートの価値をおじいちゃんにもわかりやすく説明してて、とてもおもしろい脚本でなるほど(● ˃̶͈̀ロ˂̶͈́)੭ꠥ⁾⁾となった。さすがに面白かった。後に映画監督として評価されるだけある。面白かったよさすが。これはおすすめ╰(*´︶`*)╯♡。

 

ここに来るといつも上を見上げる。駅のドームよ・・・。

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んじゃまた。次は水曜日。

 

並河靖之 七宝 明治七宝の誘惑ー透明な黒の感性@東京都庭園美術館

こんにちは。仙です。
今回は、東京都庭園美術館で開催中の「並河靖之 七宝 明治七宝の誘惑ー透明な黒の感性」に行ってきましたヾ(๑╹◡╹)ノ"。

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並河さんの七宝、明治の超絶技巧系の展覧会でよく見るけど、実は死後はじめての単独回顧展らしい(・ω・)ノ。

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それでかな。けっこう混雑してる。そんでやっぱりものすごく細工が精巧だから見るのに時間がかかるんだよね。

 

今回は美術館でモノキュラーを貸し出してました。身分証明見せれば借りられる。モノキュラーって忘れがちじゃん?自分もここぞってときにまんまと忘れる・・・今回も案の定忘れたのですごい助かりました(о´∀`о)。今回はとても繊細で精巧な作品ばかりなのでモノキュラーあったほうが全然楽しめます。

 

作品をひとつひとつ見ていくと、細かすぎる細工の連続で震える( ̄▽ ̄;)。どれも美しいですが、個人的には緑とか白の明るめの背景色に装飾を七宝で焼き付けたのが鮮やかで好きです。

 

そして新館のほうでは有線七宝の作成方法が上映されてます。それ見てよけい震える。作業が細かすぎる。
あまりにも細かくて、こんな仕事してたら視力が悪くなりそうと思ったけど、並河さんは写真では眼鏡をかけてなかったような・・・。
こんな細かいことやって大丈夫だなんて、人間の視力のポテンシャルってすごいんだな( ̄▽ ̄)。改めて、私も含めてスマホブルーライトとかみてせっかくの能力を浪費してる現代人ってもったいないことしてるよなと思うわ(´・ω・`)。

 

そして並河さんはなかなかの商売人だったらしくて、京都の自宅で自分の作品を売っていたそうです(お土産屋さん的な感じ?)
外国人向けに小さくて手頃な作品を置いとくと飛ぶように売れて、そこでかなりの数の並河作品が国外流出したらしいです。
現物の香水瓶とかゴブレットとかが展示されてたけど、もちろん超絶技巧だし、大きさもお手頃だし、値段はわからないけど、お土産として買っていきたい気持ちをかきたてられる品々ばかりでした(*´ω`*)。旅行者なら有り金全部はたいてでも爆買いしたくなる感じの。

 

あと、最後のほうに並河さんが内外でもらったいろんな賞の賞状を貼りまぜて屏風にしてるものも展示されてた。なかなかシャレのきいた人だったんだね\( ˆoˆ )/。

 

展示品には少数ですが他の作家さんが作った七宝もあります。並河さんの作品に負けず非常に美しい、技巧を超越したようなものばかりです。見る価値あります。この建物とも調和して美しいです(⌒▽⌒)

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時間に都合がつけば是非足を運んでみてはいかがでしょうか。4月9日まで。

 

庭園もけっこう春に向けていい感じになってきてます。

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いつの間にかずっと閉鎖されてた日本庭園も見られるようになってたよヽ(´▽`)/。

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んじゃまた。次は週末に。