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財団創立75周年記念特別展 根津青山の至宝ー初代根津嘉一郎コレクションの軌跡ー@根津美術館

こんにちは。仙です。

いいお天気ですな。爽やかでいいですな。

さて、根津美術館で開催中の「財団創立75周年記念特別展 根津青山の至宝ー初代根津嘉一郎コレクションの軌跡ー」に行ってきました。

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財団設立75年、ということはぎりぎり戦前の設立なんだよな。早いねぇ。

財団化・・・はしたほうがいいよね。プライベートなコレクションのままだと本業傾くと散逸しちゃいそうだし( ̄▽ ̄)。

 

この展示、やっぱり根津コレクションなので、今までの根津美術館の展覧会で見知った顔が多いです。特に茶道具とか。花生のふくら雀とかよくみる。

それで、要するに館蔵品展なので、そんなに混んでないかと思ったらけっこう混雑してました(≧∇≦)。

やっぱりとても豪華でしたよ。国宝や重文、重要美術品とかもたくさんあったし。

初代根津嘉一郎さんの豪快なお買い物エピソードもキャプションに詳しいかった。

とりあえず興味があったら買う→じっくり眺めて記念写真も撮る→ぴんとこなかったら手放す、みたいな手法が羨ましいようなびっくりなような。そんな買い物してみたい(≧∇≦)。

(根津さんは、明治から大正にかけて、古から大切にされてきた古美術品がかえりみられることなく、欧米に売られている状況を見てこれを憂い、蒐集に励んだそうです。GJです(≧∇≦))

 

国宝では、那智瀧図とか鶉図(伝李安忠筆)とか出品されてましたよ。

自分は重文の「瓜虫図」とか無印だけど高麗時代の「阿弥陀三尊像」とかが好きです。透明感のある美しさがあります。観音菩薩様と勢至菩薩様が薄いベールを被ってるんですよね。とてもきれいです(⌒▽⌒)。

 

古経とかも充実してます。同じものが正倉院にある、とかどんだけ貴重なのか( ̄▽ ̄)。

 

最後の展示室6にはいつもどおり茶室の設えがしてありますが、今回は「永久訣別の歳暮茶事」ということで、初代嘉一郎さんの最後の茶事を再現してます。

80歳の時に南米旅行がきっかけで体調を崩し、この茶事を最後に翌年正月に世を去られたそうです。要するに大往生。めでたい。あやかりたいもんです(⌒▽⌒)。

貴重なものもありつつ、進取の気質もうかがえるよい茶事だなと思います(⌒▽⌒)。

 

ということで、お時間あれば是非。11月3日まで。

庭はそのあとのほうが紅葉が来てきれいそうなんだけどね( ̄▽ ̄)。

今の庭はこんな感じ。

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じゃ、またね。