パスキン展 生誕130年 エコール・ド・パリの貴公子@パナソニック汐留ミュージアム
こんにちは。仙です。
パナソニック汐留ミュージアムで開催中のパスキン展に行ってきました。
正直、パスキンってよく知らなかったんだけど(物知らずでごめん( ̄◇ ̄;))、とても凝ってて作り込んでる感じのとてもよい展覧会でした。
ね?入口からして凝ってる。パスキンの通う娼館をイメージした展示室らしいです。パリの飾り窓(≧∇≦)?
※主催者の特別な許可の下に撮影してます。というか、内覧会に当たったので行ってきました。写真載せたいなと思って。でも実は初日にも自前で行ってる・・・(^◇^;)。
パスキンさんはイケメン。なんかお金持ちのおうちに生まれて女性にはモテモテで、下積みなく売れっ子画家になったらしいです。うらやましいぞ(≧∇≦)。
奥さんと愛人のリュシーさんといっしょに仲良く写真に写ってたり。けしからんなあ( ̄▽ ̄)。
でも人気あるのはとてもよくわかります。
ごく初期のこんな絵から普通にうまい。
そして線が簡略化されてこなれた感じになって一段と魅力的に。
女性(少女も)を描いた絵がとても多いんですが、そしてヌードもめちゃくちゃ多いんですが、あんまり性感に訴える感じではないかな。さわやかです。
モデルさんもリラックスしてて見やすいし、好感度高い美しい絵です(⌒▽⌒)。このマンドリンをもつ女とか、好きです。頭よさそうな女性だな。
パスキンは、当時の流行雑誌のスター画家だったらしいですが、なるほど印刷物になると独特な魅力があります。
このシンデレラとか。
本もたくさんあるので見てみてください。楽しいよ(^◇^)。
基本、女性の絵が多いのですが、聖書やおとぎ話に題材をとった素描や版画をメインとした部屋もひとつあります。なんかちょっと内面の混乱が表に出てる感じだよ。
「放蕩息子の帰還」って、いろんな作家に好まれる題材だよね。心にひっかかるストーリーなのかも。
サロメもセクシーではないかわいらしい人です。これで王様に言うこと聞いてもらえるのかな?と心配になる。何だろう、少年期の鬱屈を描いてる感じです。
故郷に帰りたかったのかな(´・_・`)。
最後の部屋は晩年の人物画。真珠母色の部屋です。
白が印象的で、繊細で美しいです。ただただ美しいです。
パスキンは45歳で自死してるそうです。
ひたすら恵まれてる境遇みたいなので、何で?と思うのですが、展示されてる写真を見ると何となくわかるような気も。
40歳までは生き生きしてて年より若く見えるほどなのに、40歳以降一気に年をとってるようにみえます。肌はゆるみ、髪は白くなり、晩年には実年齢よりだいぶ年かさに見えます。
イケメンで才能にあふれてても、40の坂を越えるのはなかなかキツいものがあるのだな(´・_・`)、と思うと、凡人でもその弱さに共感できて、いっそう愛せる気がします。
会場の照明。LEDです。
肌がきれいに見える美光色?らしいよ。たしかに自然光っぽい色調だった☆*:.。. o(≧▽≦)o .。.:*☆。
パナソニックさん、がんばってください。
とてもよい展示で楽しかったです。
大変おすすめです。3月29日まで。
じゃ、またね。