easy busy

基本は美術鑑賞ブログです。「とりあえず正直に」がモットーです。忙しくても気楽にいきましょう。

能面と能装束ーみる・しる・くらべるー@三井記念美術館

三井記念美術館で開催中の「能面と能装束ーみる・しる・くらべるー」展に行ってきました。

 

f:id:impatiens101:20140825000439j:plain

レトロなエレベーター。

f:id:impatiens101:20140825000503j:plain

いつもながら、こちらで開催される展覧会って、何か隙がないですよね。
ということで、こういう「お勉強しましょう」系の展示はこちらにとってもあってると思います。見終わると賢くなった気がする!!

飾られている能面はほとんど重文
しかも三井記念美術館の所蔵です。すごい。さすが。
一番いいな、と思った面は「孫次郎」「不動」です。
孫次郎の方は作者の奥様をモチーフにした非常に美しい女性の面、不動はお不動様の面です。そして「肉付き面」伝説・・・面をつけたら顔から離れなくなったという恐ろしい言い伝えがあるそうです
ちょっと凄みあります。

能の衣装はほとんど明治になってから三井家が作らせたもの。すごいなぁ。
個人的には黒繻子に油煙型の刺繍が斬新でいいです。
ただ、後の部屋にあった歌舞伎の衣装もそうですが、あくまで舞台衣装」なので、舞台で演者さんが着てるとこをみたいな。衣装単体でみるとtoo muchな印象が。

特別展示では、「名優たちの名舞台」ということで、戦前~戦後にかけて活動していた名優たちの写真と衣装があります。お好きな方はたまらないでしょう。何組か、語る語る語るなあ・・・なグループがいらっしゃいました。
舞台写真もいろいろあって、見てると、「舞台俳優には顔が大きくなきゃ」っていうのが実感できます(^^)。お顔が本当に大きいです!!
この頃の歌舞伎って、今とだいぶ違っていて、テンポが早くてサクサクしていた、という話も聞くので、いちど舞台を見てみたかったな。
総合的に充実した展示です。お好きな方にはオススメです。

ちなみに近くでアートアクアリウムっていうのがやってるらしいです。帰りに行ってみようかな、と一瞬思ったけど、地下鉄構内(通路)に長蛇の列ができてたので速攻であきらめました(笑)。
三越エントランスにあったこれで我慢。

f:id:impatiens101:20140825001141j:plain


きれいだったよ!!!