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基本は美術鑑賞ブログです。「とりあえず正直に」がモットーです。忙しくても気楽にいきましょう。

台北国立故宮博物院 神品至宝@東京国立博物館 その2

さて、昨日の記事の続きです。

白菜(本館)のほかの展示は、すべて棟が違い、平成館でやってます。1時間くらいしか時間がなかったので、ざっとしか見られませんでした(涙)。
いちおう音声ガイドも借りたけど、全部聞けなかった・・・。

以下はざっくりした感想です。
①超絶技巧がすごい。
特に刺繍や織物、彫刻(絵画もか)は、超超超超超絶技巧といいたくなるようなものが多いです。
三井記念美術館でみた、「超絶技巧 明治工芸の粋」を思い出しました。

正直、優劣はつけがたいですが、テイストは明らかに違います。
日本のほうは、あらゆる技術を入れ込んで、なおかつ、あざとくなるのを避けよう、上品に、バランスよくしよう、という意識を感じるのですが、こちらのほうはその辺のストッパーはなさそうです。その分生命力の強い、鮮やかな感じはある気がします。どちらもすてきです。

②やっぱりいいものがいっぱい
話題の「人と熊」もかわいかったし、青磁もたくさんありました。刺繍もとてもすばらしかったです。景徳鎮の杯などにも非常に細かい絵付けがしてあって、興味深かったです。
書は正直わからなかったのですが、一人書家のお気に入りを見つけました。黄庭堅です。書と落款の配置というか、グラフィックとしてバランスがとてもいいように思います。

根津美術館ってすごいんだな
「神品至宝」と銘打つからには、国家の威信にかけた名品ばかりを貸してくださっていて、実際すごいと思うのですが、堆朱の器とか、紅釉とかを見てると、
「根津で(似たのを)見たことある・・・」と思うことが多かったです。青銅器とかもね。
私の目が節穴で、実はまったくグレードが違うのかもしれませんが、「根津美術館って、頑張ってるんだな」と思ってしまいました。たいした感想じゃないですね。すみません。

ショップも盛りだくさんでいろいろ売ってました。私はこれを↓↓↓買いました。

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緑色の具合が気に入りました。

キティちゃんはここでもがんばって働いてました。大変・・・・。

とてもよい展覧会だと思うので、ぜひ足を運ばれるとよいと思います。私も翠玉白菜が台湾に帰った後、人出が落ち着いたら、またあとでゆっくり(休日に)見に行こうと思います。ではでは。