アイヌの装いとハレの日の着物―国立アイヌ民族博物館の開館によせて@渋谷区立松涛美術館&コレクター福富太郎の眼 昭和のキャバレー王が愛した絵画@東京ステーションギャラリー
こんにちは。仙です。
さて、ワクチンは打ちましたか?私は職域が思ったより早く来そうです…わかんないけど…。とりあえずタイレノール(解熱剤)探してるんだけどありません。どうしよう。
さて、今回は2か所です。
ひとつは先週からの服飾繋がり。
渋谷区立松涛美術館で開催中の「アイヌの装いとハレの日の着物―国立アイヌ民族博物館の開館によせて」です。
これはフォークロアな手仕事の感じがお好きな方にはたまりません。
イラクサで刺繍とかしてるんだよね。童話みたい。アンデルセンの「白鳥の王子」を思い出しました。あの話だとイラクサで手仕事って無理難題の象徴だった気が。お姫様の手が傷ついてボロボロになってた気がする。
展示物はとても美しいです。すっきりしたデザインで、色数も絞っててとても好きです。でも思う。寒そう。パッチワークで手が込んでて、意外と暖かいかもしれない。けど、北海道の冬にこれを着ると考えただけで凍える。昔の人って、やっぱりちょっと現代人とはポテンシャルが違う気がします。
この展示は去年開館した国立アイヌ民族博物館を記念したものらしいです。通称ウポポイ。結構鳴り物入りで開館した気がするけど、何分コロナで思うようなことはできてないのかな・・・。コロナが収まったら行きたいです。北海道。
というわけで好きな方にはオススメです。会期は8月9日まで。
次は東京ステーションギャラリーで開催中の「コレクター福富太郎の眼 昭和のキャバレー王が愛した絵画」です。
こちらはワクチン接種が済んだと思しき世代の方々でかなり満杯です。いや、予約制だからある程度の話ですが。
福富さんはキャバレーロンドンの経営者だった人ですよね。キャバレーロンドンは昔の家から比較的近いところにあって、こどものころよく前を通ってました。ちょっと哀愁漂う外観だったような…昔の話です。
展示作品を見ると、福富さんには好きな系統が2つあるのかな、と思います。
- 色気と白粉の匂う日本画
- 社会派の実録モノ
年配の方の心は鷲掴みにするタイプの作品群だと思う…。さすが。
ちなみに美人画で私が一番タイプだったのは岡田三郎助の代表作《ダイヤモンドの女》です。公式に画像もあるのでよかったら見てください。今風のかわいい顔のお嬢さんですけど、何ともいえず女って感じの絵です。何でもすごい名妓がモデルだったらしい…。
ということで、もう会期がほとんど残ってないけどお勧めです。調べたらあべのハルカスとかに巡回するらしいので、もしできたら見てみてください。
ここに来るとこの写真は撮るよね。
どっちも美しいです。んじゃまた!