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基本は美術鑑賞ブログです。「とりあえず正直に」がモットーです。忙しくても気楽にいきましょう。

今日のこの日を大切に~茶の湯の美 松平不昧 生誕270年@出光美術館

こんにちは。仙です。

このごろ毎日、コロナはますます増えてますよね…ゴールデンウィークもこの分じゃ出かけられそうにないですよね。いや、もとから連休に旅行に行くタイプじゃないけど。

  

さて、今回は帝劇のお隣にある出光美術館です。1年以上閉まってたよね。とりあえず再開してよかった。懐かしい。

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実は展示内容をチェックしないまま予約したのですが、今回は茶の湯の美 松平不昧 生誕270年」ということで、主に茶道具の展示です。

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良い茶道具がいろいろあってとても見ごたえがあります。戦国大名からしてそうだけど、一代でいろいろ築いた人は茶道具欲しがるよね。それで茶室つくってお茶会とかしたがるよね。たぶん茶道具には功成り名遂げた人の虚栄心をくすぐる魔力があると思います。いや、本当に真面目にそう思ってる。

 

いろいろあったけど、私は織部の緑釉の縞模様がかかった手付の水指が良かったかなと思います。後は、野点用の茶道具セットがすごく可愛かったな。板谷波山がたくさん見れたのもよかったです。あの真珠のようなツヤのある色味の陶器は素晴らしい。川喜多半泥子の茶碗もよかった。天の川ってやつ。本当に天の川でした。

 

出光コレクションの茶道具は、総じてすばらしいものが揃っています。こうやって公開してくれる機会があればいろいろ繰り合わせて足を運びたいと思います。

というわけで、おすすめです。会期は4月30日まで。ゴールデンウィークの直前までですね。賢い。 

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徒歩5分。皇居のお濠から望む。

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美術館の窓から見るのもいいよね

出光美術館は近くに写真を撮れる場所があんまりないので(隣の帝劇はジャニのひと(←権利が大変らしい)のポスターが写りこむ恐れがあってリスキー)、絵のきれいな皇居方面で意味なく写真を撮ってきました。

出光美術館は、こうやってロケーションが良すぎるのが逆に不安材料かなと思います。コロナ禍で閉館する前に色々ごたついてたのおぼえてるし、忘れません。将来的に門司の美術館は残すと思うんだよね。コレクションの主である佐三さんの出身地だし。ただ東京はどうかな・・・。

いまはコレクションの売立とかも完璧個別のクローズでやるのが主流だそうなので(ブルームバーグの記事で見た)、気がついたら見れなくなってたっていうのももしかしたらあるかなと思います。

 だから見れるのが当たり前だと思わず、その日その日を大事にしていきたいと思ってます。

 

とにかくお勧めです。ぜひ。

次回は延期になってたブライスが見れるそうです。楽しみですね。絶対行きます。

んじゃまた!