東京の初冬の昼と夜(奇想の国の麗人たち 絵で見る日本のあやしい話@弥生美術館)
こんにちは。仙です。
寒いですよね。コロナのコアヒートスリム買いました。まだ弱でしか運転してないけど・・・。エアコンは足元冷えるんだよね。
さて、今回は上野の弥生美術館で開催中の「奇想の国の麗人たち 絵で見る日本のあやしい話」です。
見るからに興味深い題名ですよね?ただ、見るからに不要不急な展示であることを示唆する題名です・・・。
だからかな?オンライン予約が必要で、もちろんしていきましたが、あんまり混んでなかった・・・ちなみに土曜日の一番遅い時間でした。
何気に検温までしていたのでかなりびっくりしました。ここはお客さんの自主性に委ねるタイプかな?と思ってたので。でもコロナのリスクを考えたら仕方ない。
内容はすごくおもしろかったです。やっぱり退廃的?幻想的?な画風の作品が多い印象。作家としては橘小夢と、現代では加藤美紀さんっていう方が多かったです。加藤さんはいかにもタロットかオラクルカードを出してる絵柄だなーと思って探してみたらありました。やっぱりか。
【KADOKAWA公式ショップ】ラグジュアリー | まさよ | 日本の女神 透視リーディングカード|カドカワストア|オリジナル特典,本,関連グッズ,Blu-Ray/DVD/CD
見ようによったらお高いのですが、お好きな方は買ってもよさそう・・・絵柄はとても綺麗です。
展示を見て行くと日本にはいろんなあやしい話があるのだなと思って感心します。章の名前も面白くて「日本の古典はボーイズラブの宝庫」とか。確かに正しい。でも直球すぎ。
あとは昔の作家さんの作品もすごく面白かったんだなとも思いました。山東京伝って、日本史で習った気がするんですが、「箱入娘面屋人魚」っていう黄表紙があったんですが、人魚が押しかけ女房に来て、いろいろあって遊郭で客をとるんだけど、客に「生臭い」って言われて売れないとか。ただ、人魚は不老不死の上、舐めると若返るので、旦那が舐めすぎで子供になってしまい、浦島太郎に玉手箱をもらってちょうどよい男盛りになる、とか。これぞ艶笑モノっていうか、キャラを借りてくるところが同人ぽいっていうか、何かエロと笑いがちょうどいいっていうか。彼は今の時代に生まれてたらたぶんビッグサイトで壁サークルだな、と思います。
あとはアマビエが人魚の仲間に入れられてたのと里見八犬伝がやっぱりあったのと。里見八犬伝はあらすじで読むと面白いので映像化されるとみるんですが、ドラマや映画が面白かった試しがない不思議なお話です・・・やっぱり壮大すぎるのかな。
他にも着物とかいろいろきれいで面白いものがあるのでおすすめです。コロナだし、そうそう行けないかな?とも思うんですが、まあ行けたら是非。1月31日までです。
竹久夢二美術館のほうはこれでした。
次回が面白そう。
MOMATでも何かやる。
帰り道の落とし物?謎なんですけど。
道の向こうに上野公園があります。
アキバのイルミネーション
夜空に映える本気鉄条網。JR線路の絶妙に登れそうな高さの金網についていました。
今週はそんな感じです。んじゃまた!