静嘉堂と二子玉という街(能をめぐる美の世界@静嘉堂文庫美術館)
こんにちは。仙です。
今回は二子玉の静嘉堂文庫美術館で開催中の「能をめぐる美の世界」です。
久しぶりの静嘉堂。
いいとこだよね。
今回は、お能という(現代では)マニアックなお題なのできちんとソーシャルディスタンスが保てる混み具合です。推せます。
中学生の時に詳しいことは忘れましたが能と歌舞伎に学校の校外学習?で連れて行ってもらいました。今考えるとありがたいことでした。私は能のほうがいいなー、と思いました。衣装とか舞台のヴィジュアルが・・・題目は葵上だったと思います。
そして、今回は写真可だったので少し載せられればと思います。よろしくー。
これは伎楽面。能面の源流みたいです。個人的にはせんとくんの源流にも見える。法隆寺にあったかも。やっぱり奈良。
下の2枚はとても美しかったので撮ったのですが、写真で見るとそうでもない・・・何故か・・・
能面は三井記念美術館の展示でもよくラインナップにありますが、こっちでみたほうが若干やさしく明るく見えるかも。あっちの建物重厚だもんね・・・。
謡本。これはお高いと思うんですが、神保町古本祭りとかいくと、全然悪くないやつが本当に二束三文で売ってるんですよね。それでもあんまり売れてる気配がないのにこのジャンルの衰退を強く感じます・・・
謡本を入れとく本箱。なんと贅沢。
ほんの少しの違いで年齢や階級を描き分ける技術よ。
このコレクションは新発田藩溝口家のものだったそうです。昔の武士は謡はやったよね。人間五十年的な。
この辺もよいです。
このへんは加納鉄哉による復元。超絶技巧!
というわけでおすすめです。12月6日まで。
庭はこんな感じ。紅葉はまだまだ。
そしてここ、美術館は移転なのだそうです。
http://www.seikado.or.jp/pdf/20200226a.pdf
丸の内の明治生命館1階に移転。賛成です。
二子玉は道幅に比べて人が多すぎます・・・車が多すぎます・・・そして道行く車がでかい・・・。まあ、ここは駅から遠いので歩いてくる物好きはあんまりいないと思うのですが(私は歩くけど)、道路で車が渋滞して歩行者(自分)が歩けなくて(ほんとにみちみちで動けない)、車が行くのをずっと待ってたりするとかなりの理不尽を感じます。都市計画の杜撰さというか。
いや、昔からの住人の方もいるし、住んでる人は悪くないけど。やっぱり上野毛や等々力(高級住宅街)が静かな環境を守るために二子玉が犠牲になってる面もある気がします。
そして二子玉川は東急線だからやっぱり東急の牙城じゃないですか?丸の内のほうが三菱のホームな気がする。移転が楽しみです。
ちなみに二子玉は冷静に見ていい街だとは思ってます。商店街が元気なのはうらやましい・・・八百屋さんの看板が「果実店」だったりするのがきゅんとします。肉屋も魚屋も洋品店も床屋さんもあります。もちろんオシャレ店も繁盛してる。
んじゃまた!