今開館してる美術館に行ってきた(もうひとつの歌川派?! 国芳・芳年・年英・英朋・朋世~浮世絵から挿絵へ……歌川派を継承した誇り高き絵師たち@弥生美術館・はいからモダン袴スタイル展 ―「女袴」の近代、そして現代 ―@竹久夢二美術館)
こんにちは。仙です。
春ですね(*'▽'*)。とりあえずしまってた春物出しました。そしてもう着ない洋服とか時計とかを処分した・・・BOOKOFFに持ってったら引き取ってくれましたー。もとはまあまあなモノだし、必要な人もいるでしょう。
大したお金にはならないけどお金を追求するのはめんどくさい(´・_・`)。メルカリ好きじゃないんだよね。すぐ値下げしてくれって言ってくるし発送は面倒だし(´・_・`)。
さて、今回はしばらくどこへも行けなかったので、そろそろ下調べして、気をつけつつ行きたいところに行こうかな、みたいに思います(・ω・)ノ。
ということで行ってきました。弥生美術館&竹久夢二美術館(隣接してます)。
ここは文京区弥生にあるから弥生美術館。東大の前にあります。
ここは基本、千代田線根津駅、南北線東大前駅、JR上野駅が最寄り駅何ですが、JR以外の駅を使うのがおすすめです。
なぜなら今桜が咲いてるので、休みの日とか上野が花見客で超混んでるから。(普段は不忍池とか横目に散歩がてら行くのがのんびりしていいんだけど)ビビりな人間としてはなかなかのリスクに思えるので・・・今宴会はダメなはずだし、確実に密閉空間ではないので大丈夫かもだけど・・・みんなハイテンションだし・・・桜って罪作りだな・・・。うっかりJRから行ったので速攻逃げました( ̄▽ ̄;)。
弥生美術館自体は幸か不幸かまあまあ空いているというか、余裕があるというか、心穏やかに作品を見れます。「もうひとつの歌川派?! 国芳・芳年・年英・英朋・朋世~浮世絵から挿絵へ……歌川派を継承した誇り高き絵師たち」。
太田記念美術館が休館中の今、近世の浮世絵をゆったり見れるのは貴重です。
歌川派が近世にかけて国芳→芳年から、年方→清方→深水への系譜をたどったのとは別に、年英→英朋→朋世の系譜があり、昭和にかけて絶大な人気を誇ったそうです。市井の人々の支持を得て町絵師として生きた国芳や芳年の気骨は、むしろ、年英、英朋、朋世にこそ、脈々と受け継がれていったと言える、そうです。
やっぱり芳年とかの作品も多いので、血みどろ絵とかは多少閲覧注意なのですが、どれも基本的には非常に美しくてすばらしいです。どれも色彩が鮮やかで、デカダンス風味でちょっとサイケデリック。やっぱり化学染料とか使ってたんですかね?
あとは役者絵とかお相撲さんの絵とか、当時の風俗を鮮やかに写す鏡のようです。アカデミックな絵よりもたくさんの人が楽しんだ、ということでそれは非常に偉大な業績なんじゃないかと思います。
あとは双六が面白かった。女のすごろく。4歳でウソ泣きを覚え、まあ途中で勉強とかもしつつ16歳で化粧を覚え、だんだん慎みを身に付け、21歳で結婚してアガリというおそろしいすごろく。いやいや、あがりじゃなくてここからスタートでしょ。
あと職業婦人すごろくもあったよ。スタートはなぜか芸妓。女医・看護師・訪問記者(どんな仕事だろう?)・お店の店員さん、土方(ヨイトマケの世界)・娼妓等、いろんな仕事が同列に描かれています。全部見て思った。バリエーションは 今と あまり 変わらん。
ただ、アガリが「奥様」なのは時代を感じます。まあ女性の地位がー、とかいろいろあるけど、単純に当時の女児の憧れだったのかなと思います・・・でも奥様は奥様で大変だよね。女中さん使ったりするのすごい疲れそう。
3階の高畠華宵コーナーもよかったよ。スキーウェアとか水着のお嬢様の絵が美しかった。ここでも職業婦人のよいところ・悪いところそれぞれ12か条とかがありました。内容は今の価値観で言うとそれこそポリコレのかけらもないんですが、そういう時代があって今がある、っていうことで、非常に勉強になると思います・・・。
2階から竹久夢二美術館に行けます。「はいからモダン袴スタイル展 ―「女袴」の近代、そして現代 ―」です。
袴いいよね。着物+袴+コートとか、フォルムも好き。
京華とか、東洋英和とかの伝統ある女学校の制服の写真とかベルトとかもありました。さすがだよね。あとは芸妓さんたちの女学生コスプレ写真のコレクションとかも・・・日本人て変わってないよね・・・このセンス好き。
あとは本物の宝塚の緑の袴が展示されてました。これ知ってる!ニュースとかで見たことある!ってなった。宝塚に縁のない私でもちょっと感動するので、ファンの人は(気楽に)見に行くとけっこう楽しいかも。
ということで、どっちもおすすめします。体調管理とかしっかりしつつ行ってみてください。会期は3月29日までです。
それでは体調に気をつけてがんばりましょう。んじゃまた!