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基本は美術鑑賞ブログです。「とりあえず正直に」がモットーです。忙しくても気楽にいきましょう。

復元された古代の音@半蔵門ミュージアム

こんにちは。仙です。

今回はここ、半蔵門ミュージアム「復元された古代の音」です。

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きれいな建物

半蔵門ミュージアム、知ってますか?半蔵門駅の4番出口からすぐ、っていうかつながってます。案内に「友心院ビル」っていう記載があるのでそこです。

そしてこのビルは宗教団体「真如苑」の持ち物。いまいろんな意味で詰み要素が多い新宗教関係の団体でほとんど唯一の現在も信者数を増やしている団体らしいです。(週刊ダイヤモンド新宗教特集で読んだ←定期的に特集するよね)

カウンセリングと霊能者(?)育成、あとは入会金がお手頃だとかいろいろ成長要因はあるらしい・・・だから週末でも友心院ビルの人の出入りは多いです。何かすごいイベントがあるのかと思ったら普通の週末らしい。

でも半蔵門ミュージアムのほうは基本静かです。入り口は1階です。人の流れに乗ってると違うほうの入り口に行ってしまうので気を付けてください。

 

半蔵門だから基本的には場所がとてもいいんだけど(皇居も英国大使館も近い)、やっぱりオフィス街なので週末は店が開いてないです。こんな風に。

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ドトールさえ週末休み

お腹空いてると路頭に迷うので気を付けてください。まあちょっと電車に乗ればいい話だし、近くの小諸そば?とかカレー屋さんとかぼちぼちは空いてるけど・・・。

 

さて、展示のほうはもちろんよかったですよ。奈良の正倉院に残されている752(天平勝宝4)年の東大寺大仏開眼供養会に用いられた楽器を復元し、音色を再現する、っていう趣旨の企画です(昔からやってるらしい)。

 

この企画展があるんだということを知って絶対行きたいと思ったのですが、期待通りでした。どれもとても興味深かったです。復元した楽器の展示があって、その隣にタブレット?が置いてあり、その楽器を実際に演奏した音が聞けます。

具体的な感想を書くと

  • 方響:鉄琴の音に似てる。てかシロフォン
  • 編鐘:銅鐸を楽器として使ってるようにしか見えないわ。見た目より音は高め
  • 篳篥:普通の篳篥とは違う。雅楽っぽくない
  • 排簫:フォルクローレが似合う音色
  • 竿:音色がパイプオルガンだ・・・

ヴィジュアルはググると出てくるよ。(写真禁止なので・・・)あとは「琴瑟相和す(仲の良い夫婦のたとえ)」の瑟という楽器、五弦琵琶等もありました。どれも音色はエキゾチックです。日本ぽくない。やっぱり正倉院の宝物ってシルクロードを経てきた遠い異国のものなんだな、って思います。そして年月を経て失われた理由もわかる気がする・・・。そして常設には音楽繋がりで「瞑想の菩薩」胎蔵界曼荼羅などもあります。曼荼羅もガラスなしで近くで見られてよくわかる気がする。うれしいです。

 

そんで3Fには上映施設があるんですが、そこで理趣経、越天楽等を復元楽器で再現した映像が上映されてました。けっこうすごかった。

一言で説明できないので興味あればぜひ直接見に行っていただきたいんですが、真如苑はかなり手堅く世界展開してるんだなぁと思いました。いや本当に。上映時の資料見て感心した。

 

イベントも面白そうなのやってたんですが見逃しました。

【1月25日】『正倉院の楽器と聖武天皇・光明皇后』 館長 西山 厚|講演会/イベント|半蔵門ミュージアム

この時代面白いですよね。私は入り口が清原なつのさんの漫画です。 

光の回廊 〔文庫〕 (小学館文庫 きF 1)

光の回廊 〔文庫〕 (小学館文庫 きF 1)

 

 神保町の古本屋で頑張って買ったらそのあとすぐ復刊されて悔しかった思い出。神保町ってなんでもあるけど安くはないんだよね・・・。

 

というわけで全体的におすすめです。興味ある方はぜひ。入場無料です。

 

さて、お昼は帰りに結局近くのお茶漬け屋さんに入りました。美味しかった。お腹減ってたからご飯大盛にしようかと思ったけどしなくてよかった。普通盛りでもけっこうありました。

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鯛が売り切れで悲しかった

インフルもコロナもウイルスには気をつけましょうね。んじゃまた!