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基本は美術鑑賞ブログです。「とりあえず正直に」がモットーです。忙しくても気楽にいきましょう。

初冬の北の丸公園は紅葉が綺麗&鏑木清方は大人気&窓って大事だよね(窓展:窓をめぐるアートと建築の旅、鏑木清方 幻の《築地明石町》特別公開@東京国立近代美術館)

こんにちは。仙です。今回は東京国立近代美術館の巻です。
いや、近くに用事があったので、その導線上の行動なんですけど・・・でもよかったです。皇居の周辺はどの季節に行ってもいいですよね。北の丸公園に行ってみたら、今年は寒くなるのが遅かったせいか、まだ全然紅葉が綺麗だったです。もうそろそろ冬だけど・・・。

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人も少なくてよかった

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やっぱりこの辺が日本の中心かなとつくづく思う

さて、今回のメインは東京国立近代美術館「窓展:窓をめぐるアートと建築の旅」鏑木清方 幻の《築地明石町》特別公開」です。

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週末の夕方に行ったんですが、思いがけずチケット売り場に行列ができてて驚きました。主に鏑木清方みんな美人が好きなんですねぇ( ̄▽ ̄)。ちなみに二つセット券で見ると1500円です。確か窓展だけだと1200円鏑木清方だけだと800円なので結構お得感があります。

 

まず、窓展の方なのですがよかったです。てゆうか、窓大事だよね。自分語りになりますが、以前の職場で度々窓のない部屋に呼び出されて説教される場面があったのですが、見事にメンタル不調になりまして、 それから窓のない部屋が絶対無理になりました。窓が小さいのもダメ。なんかいろいろ環境が制限されますが仕方ない。
そしてすごい豪華な邸宅でも、窓の小さいお宅は住んでる方に同情の気持ちしか湧いてこない。気の毒になぁ(-_-;)、って。もちろん私の方が100万倍貧相なところに住んでいるのですが。そして防犯のためにも、災害時にもあまり窓ばかり大きい所って良くないのはわかってるのですが。そして照明で工夫すりゃあいいこともわかってる・・・。

 

窓展は本当に良かったです。 本当に窓っていうものがあってよかったよ。ガラス窓ができるまではウィンドウショッピングっていうものが存在せず、お店に入るときは冷やかし厳禁だったんだそうです。そんなの楽しくない。 窓はいろんなものを見せてくれるよね。

そんで窓展は一部を除いて写真撮影が可能でした。いいカメラで撮ってた人もいた。


マティスは見たことのないタイプの作品が色々あって良かったです。

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こんなのとか

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こんなのとか

写真撮影可ではなかったけど、ロスコも良かったな。

 

西京人の西京国。

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日中韓のアーティストのユニットだそうです

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パスポートとか

この国の入国管理局に入国するためには、ダンスするか歌を歌うか笑顔見せるかしてください、みたいな注意書きが。とりあえず口角上げとけばありがとうございますって通してくれます。が、何もしなくても入れてはくれると思います・・・。

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こんな窓の雰囲気もすき

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これは奈良原一高さん。北海道のトラピスト修道院。クッキーの・・・

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こっちは女子刑務所らしい

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ファンタジーな色彩とハードな画題。戦争を見る。

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ホンマタカシもあった

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この人は独学で透視図法を身に付けたんだって。メルヘンな色

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マンガのコマも窓っちゃ窓っぽい

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コルビュジェの窓

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窓の歴史を時系列でみる

結論としてはすごく良かったです。おすすめです。是非。 2月2日までやってます。

 

鏑木清方展の方は、いつも常設があるところに今回新収蔵の「築地明石町」「新富町」「浜町河岸」をメインに構成されています。大人気で、みんな単眼鏡を使ってじっくりと見ていました。人気あるんだね。ちょっと色々仕掛けようとしてるのかなとも感じました。数年後には同じくMOMATで大回顧展が予定されているそうです。

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この作品だけ常設にあって写真可だった

鏑木清方美人画がお好きならおすすめです。 こちらは12月15日まで。

 

常設もよかった。

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ココシュカ

ココシュカは振られた女性(上の絵のモデル)の等身大の人形を持ちはこぶって何事。そもそも重すぎだろうに、クレイジーで面白い。

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こういう企画も大事だよね

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藤田嗣治。素晴らしい力量だけど、これを見ると彼が同時代の人から評判微妙なのも何となくわかる気がする・・・

それではこのへんで。年末年始、忙しいですが体に気をつけましょう。んじゃまた!