今週末から始まった展覧会二つ(ラウル・デュフィ展― 絵画とテキスタイル・デザイン ―@パナソニック汐留美術館& 行幸-近現代の皇室と国民-@国立公文書館)
こんにちは。仙です。暑いですね。
さて、今週は始まったばかりの展覧会二つに行ってきました。
まずはパナソニック汐留美術館で開催中の「ラウル・デュフィ展― 絵画とテキスタイル・デザイン ―」です。結構混んでた。人気あるのね( ̄∇ ̄)。
少しの絵画とたくさんのテキスタイル、そしてそれを使用して作られたコスチュームが展示されていて、 よかったです。全体的に明るい感じ。少なくとも見てて暗い気分にはならない。軽く見てても楽しいし、疲れてる人にもオススメですヽ(´▽`)/。
そして思った。この人は画家としてよりもテキスタイルデザイナーとしての方が能力高い気がする。 初めの方には初期に描かれた人物画とかも飾ってあったんだけど、意外と描写がシビアと言うか、女性の膝の辺りのお肉とかリアルだったりしてうわぁ( ̄∇ ̄)と思う箇所もあったんだけど、テキスタイルのデザインとしては何を見てもバランスが良く、色彩も美しく、とても良いものばかりでした。彼の才能を見出したポール・ポワレってやっぱり天才だよね(´・ω・)。
デュフィデザインのテキスタイル使用のドレスたち。
絵画作品の中でも大好きな音楽を描いた晩年の絵画なんかは生きる喜びにあふれたものになってて、 見ていて楽しかったです。
ルオーのコーナー(摺り師のジャコメをフォーチャーしてる)も良かったし(ルオー単体の作品とは色彩感覚がちょっと違っていてそれがまたいい)、結構オススメです。これから秋が深まって陽気も良くなってくるし、お時間あれば是非。12月15日までやってます。
もう一つは竹橋の国立公文書館で開催中の「令和元年秋の特別展 天皇陛下御即位記念「行幸-近現代の皇室と国民-」です。もうすぐ即位の礼だし、タイムリーな企画。
近くのMOMATでやってる高畑勲展は会期末で長蛇の列ができているのを横目で見ながらこちらへ入っていく。むしろこっちと両方見たら思想的にバランスが取れるかもしれない。ほら、高畑さんはやっぱり左っぽいから(´・ω・)・・・
ここの展示は比較的貴重な資料が撮影可ということで、そして入場無料ということでおすすめです。
あぁ、皇室と日本の浮沈や発展って密接に関わってるんだな、ということをとても感じます。
探偵書。なんか、昔は行幸があると受け入れ先で一般の人々に不満が起きなかったかどうかみたいなことを隠密みたいな人が調べて報告書にあげてたんだそうです。
玉座。東京駅の貴賓室にあったものだそうです。この木枠の部分は一本の木からくりだしで作ってるらしいです。信じられない。職人さん、人間業じゃないよ( ̄∇ ̄)。シートの生地は西陣織。
お召し列車かぁ。汽車だから余計にかっこいい(*'▽'*)。鉄ヲタの人はたぶん見れたら高まるよね。
東京オリンピック関連資料。
明治天皇でおこしになったのがきっかけで、江戸は東京になり、日本の首都になりました。京都の公卿は大半が行幸を反対していたそうです。知らなかった(´・ω・)。
今上天皇の直筆の書類もあって(撮影不可)びっくりしました。いろいろ貴重な資料があるので、歴史とか好きな人はおすすめです。是非。 会期は11月10日までだそうです。
10月いっぱい暑そうですね。体調には気をつけましょう!んじゃまた。