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三井家のおひなさま 特別展示 人間国宝・平田郷陽の市松人形@三井記念美術館&神に捧げた刀―神と刀の二千年―@國學院大學博物館

こんにちは。仙です。

早速ですが今回はまず、三井記念美術館で開催中の「三井家のおひなさま 特別展示 人間国宝平田郷陽の市松人形」です。

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例によって今週の活動の動線上にここが入ってたので行ってみた感じなんですが、これ、思いのほかよかったです(・ω・)ノ。日本人形のかわいさをはじめて本当の意味で理解したわ(・∀・)。展示されているお人形の主に平田郷陽作品で。

 

だってさー、正直日本人形苦手だったのですよ。主に子供のころにオカルト本とか映像を見すぎたせいだと思うんですが・・・。それに初代の平田郷陽は生き人形の名手だったんですよね。その名前を聞くと稲川淳二さんが過ってしまって( ̄▽ ̄;)・・・。

 

でも、この平田郷陽の市松人形は超かわいい。ポスターに載ってるのはつぼみちゃんという子ですが、この子も実際見るとポスターよりずっとかわいい。でも私が一番かわいいと思ったのはアンサンブルで衣装くらべしていた市松さんです。何か洋風な幼気さがある。

 

そして丸平大木人形店の名前を覚えた。「丸平好み」っていうことでいろんな趣向でお人形さんが展示されてるのですが、それがすごくかわいくて洗練されてます。ドール遊びってこういうことか( ̄▽ ̄)!みたいな。

「お茶会」っていうのが一番印象に残ったんですが、ローランサンの絵をかけて不思議の国のアリスの敷物を敷いたお部屋で子供たち(市松さん)がお茶会をしてる、っていうシチュエーションで、後ろの棚にはフランス人形が飾ってあります。かわいい。アリスの世界。製作年代は昭和初期・・・。

丸平大木人形店って京都に現存してるお人形のお店なんだそうです。すごい。

ooki-heizo.jimdofree.com

 

他のおひなさまは前にも見たからなぁ。初見なら感動すると思う。そんで使用人の皆さんが大変そうだなと思う。自分だったら銀細工のお道具類とか絶対失くす。小さいもん。そんですごく怒られる。

でも、当時もこの規模の大店になると女中さんたちもそこそこの家柄の賢い少女が行儀見習い的な意味合いで来てたろうからきっとそんなヘマしないよね。だから大丈夫。

 

ということで、お人形好きな人も苦手な人もけっこうおすすめ。4月7日まで三井記念美術館でやってます。

 

そして開催終了だけどこっちにも行った。國學院大學博物館の特別展「神に捧げた刀―神と刀の二千年―」

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こんなに混雑してるここの博物館は初めて見ました。ゲームクラスタの方々(たぶん)がたくさん。遠征組っぽい人もいました。小規模だけどいい展示だったと思うわ。

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個人的には石上神宮の神宝の刀剣のレプリカがよかった。美しかった!

 

このたくさんのお客さんのひとりでもふたりでも日本刀関係の職人にならないものか。諸条件でなかなか難しいとは思いますが。でも裾野が広がれば名刀出てくる確率上がるよね。日本人には頑張ってほしい。

数年前に日本刀品評会見に行ったけど、その時点で1~3席入賞者はすでに日本人じゃない人がけっこういらっしゃいました。まあ外国の方が情熱持ってやっていただくのはありがたいことでもあります。

 

図録も大人気で売り切れてました。

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んじゃまた!