アルチンボルド展@国立西洋美術館
こんにちは。仙です。ムシムシして暑いよう(;´Д`A。
さて、今回は国立西洋美術館で開催中の「アルチンボルド展」に行ってきましたヾ(๑╹◡╹)ノ"。
今、奇想モノ流行ってるよね。「ベルギー奇想の系譜」のほうもこないだ行ってきた。
そしてけっこう盛況でした(*'▽'*)。お子さまが多かったかな。夏休みだからね。
アルチンボルドは植物や魚類、動物等で構成される寄せ絵?だまし絵?で有名ですよね。ポスターにもなってる四季(春夏秋冬)の連作、あるいは火地風水の4大元素の連作が代表作なのかな。
4大元素のシリーズなら、「水」がとても好きです。人物の横顔のパーツになってるあの水棲生物たち、どれも気色悪くて面白い( ̄▽ ̄;)。
四季の連作なら、やっぱり「春」がいいかな。春はいいよね・・・花が咲き乱れてて。どの花もとても美しいですo(^▽^)o。
今回展示を見てて思ったのですが、(個人的な意見ですが)今回は単眼鏡推奨です。持って行ってよかったヽ(´▽`)/。
キャプションによれば、彼のだまし絵はなかなか斬新だったらしくたくさんのフォロワーがいて、今回もそういう作家の作品も多く展示されてるのですが、引きで見ると「おっ(・∀・)」と思った作品も、単眼鏡でディテールを見ると、やっぱりアルチンボルドの作品に比べるとだいぶレベルが下がる感じで、まったくクオリティが違います。
アルチンボルドの作品はパーツの一つ一つの造形まで生き生きしてて、生命力にあふれています。
あとは、そうですね・・・なんか、アルチンボルドってけっこう世渡り上手っぽいのが印象的でした( ̄▽ ̄)。
- マクシミリアン2世とかルドルフ2世の神聖ローマ皇帝の寵愛を受けていたり、
- こういうだまし絵の手法でいろんな人の肖像を描いてこれまた宮中のひとたちに大ウケしてたり、
- あとは博物学の知識・・・というか教養が半端なかったり、
- イベントプロデューサーとしても大成功してたり、
- なにげにハープシコードの発明をしてたりして、
何か人生楽しそう( ̄∇ ̄)。(まあ、宗教画も描いてたらしいのにその辺はあまり残ってないのが引っかかりますが)
きっと芸術家も作品だけにエネルギーを注ぐより、人間関係に気を配って卒なく常識的に生きた方が豊かに生きれるんだよね。
でも些末なことにエネルギーを割くより創作だけしてたほうが幸せなひともいるよね(´・ω・`)・・・人生はそれぞれだから。難しい問題だな。
というわけで、アーティスト志望のお子さんとかが何が自分の幸せかじっくり考えつつ見たりするのもいいんじゃないでしょうか(´・∀・`)。
そんなんじゃなくてもアルチンボルドの絵は、すべて隅の隅までピントの合ってる精密さですばらしいです。オススメです。
9月24日まで国立西洋美術館でやってます。
今回は常設撮れる日に行ったので。
クラーナハいいよね。
ゴッホは生涯を見てると不器用すぎて何か辛いタイプの作家だよね。努力が足りないとかは思いませんが。
ここは夜のほうがすてき。
白い花はビジュアルが爽やか。せめてビジュアルだけでも。
んじゃまた。