ミュシャ展@新国立美術館
こんにちは。仙です。今回は新国立美術館で開催中のミュシャ展ですヽ(*´∀`)。
感想。大きい。生で見るとすごいね(≧∇≦)。これ飛行機乗る?それとも船で来たのかな?
でも大きいからあんまり近づいて見ると全体が見えないし、むしろ引きで見たほうが美しい。だから混雑してても全然気にならない(⌒▽⌒)。
※スラブ叙事詩の部屋に限る。
後のアール・ヌーヴォー的な作品の部屋はやっぱり混んでると普通に見づらい(´・_・`)。けど所蔵が日本国内な作品もけっこうあるし、そこらへんは激混みで疲れてるなら別に流し見でもいいんじゃ(・ω・`)・・・と個人的には思う。またという日もあるだろうから。でもチェコはなかなか行けないし、スラブ叙事詩が日本に来てくれることはたぶんなかなかないと思うので興味ある方は万障繰り合わせて行ったほうがいいと思う。やっぱりおすすめですヽ(・∀・)。
ちなみに混み具合を書いておくと、私が行ったときは普通に混雑してました。平日の昼下がりに行って3時すぎに出てきたけど、入るときは特に行列なかったけど出るときはチケット売場に長蛇の列ができてた(・ω・`)・・・。何でだろう?特にプレミアムフライデーとかではなく・・・。美術展の混み方って理解不能だ( ̄▽ ̄)。とにかくチケットは前もって買ってくのがオススメです。
そしてスラブ叙事詩はとてもよかったですヽ(´▽`)/。やっぱりすごいなと思った。予備知識なしで見たもんで、音声ガイドもよかった。あの大きい絵の見所をくわしく解説してくれて取りこぼしがなくなる。
このへんは撮影可エリアのものです。
こっちを見てる少年はミュシャ自身らしい。
そんでスラブ叙事詩、ちょっとパウダリーで幻想的な感じの彩色とか何か既視感あると思ってよく考えてみたら、SFっぽい挿し絵(ハヤカワ系?)とかスピリチュアル系に使われてる絵だった。具体的にはこんなの。
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この方面の人たち、みんなミュシャにすごく影響受けてると思う・・・。
そんでこのスラブ叙事詩、発表当時の批評はけっこう散々だったらしい(・_・;。何かわかる。
これ、多分スラブ民族が共有する無意識を描いてるんじゃないかなと思うd( ̄  ̄)。神話とか歴史とかってそういう役割のものじゃん?
たぶんアール・ヌーヴォー時代のミュシャとは見てるものが違うんだよ。みんながわかる現実→わかる人にしかわからない意識の深淵っていうふうに描く対象を変えたんだと思う。
きっと「わかる人にはわかる」の「わかる人」が増えるにつれて評価が高まってきたんだよ(・Д・)ノ。ちなみに私は「フス派の王、ポジェプラディとクンシュタートのイジー」が一番すき。あの誇り高い赤がよい(● ˃̶͈̀ロ˂̶͈́)੭ꠥ⁾⁾。
でもリアルでこんなこと言いだすと変な人だよね。ちなみに宗教やスピな商売とかはやってません。
そしてアール・ヌーヴォー系の作品ではすごくいいなと思った作品に所蔵が堺市ってなってるものが目立った。すごいな堺市ってお金持ち!市長がコレクターなの?すごい大企業の本社でもあったかな?と思ったんだけど、個人のコレクションの寄贈らしいです。
カメラのドイっていう企業の創業者の方が収集されていたものだそうです。カメラのドイ・・・うっすら記憶にあるような(^◇^;)・・・。新宿に店あったよね!?
そしてその方の娘さんが図録にお父様とミュシャコレクションの思い出を寄稿されてました。ほろっとさせられる家族の幸せな思い出( ´ ▽ ` )ノ。散逸せずにまとまって残ってよかったです。
というわけで大変おすすめです。この機会に見に行ってみてはいかがでしょう。6月5日まで六本木の国立新美術館で。私ももっかい行きたい。
んじゃまた。次は多分水曜。