超・日本刀入門~名刀でわかる・名刀で知る~@静嘉堂文庫美術館
こんにちは。仙です。
今回は静嘉堂文庫美術館で開催中の「超・日本刀入門~名刀でわかる・名刀で知る~」に行ってきました。
実はブロガー内覧会に参加させてもらって行ってきた(*゚▽゚*)。
日本刀はね、誰かに教えてもらわないとなかなかむずいと思って・・・。(他のジャンルだとわかんないなりに数多く見てると何となくわかってくるけど日本刀って本当に難しい)
ということで、以下の写真は美術館より特別に撮影の許可をいただいてます。
とりあえずギャラリートーク等でのお勉強の成果を。
【静嘉堂文庫美術館について】
- 美術品と古典籍をたくさん所蔵してる。
- 静嘉堂の名前は中国の古典『詩経』の大雅、既酔編の「籩豆静嘉」(へんとうせいか)の句から採った彌之助の堂号で、祖先の霊前への供物が美しく整うとの意味。
- 窓から富士山が見える。
- 今行くと梅が咲き始めてる。2月はいいかも。
- この展覧会はやっぱり刀剣女子がたくさん来てるらしい。初日も10人くらい開館前から並んでたそうです。この立地で・・・。
- やっぱり丘の上にあるから夜はさみしい。閉館早いから問題ないけど。夕方6時でこんな感じ。ひとりだと怖い。
【展覧会の内容について】
- 基本初心者が見るべきところは姿と刃文(はもん)と地鉄(じがね)の3つ。でも詳しいところまではやっぱり短時間で理解するのは無理っぽかった・・・。
- 静嘉堂で所蔵してる日本刀は120位あるけど、今回は30振ほど出してる。国宝も重文もある。刀剣乱舞に出てるのは直接的にはないけど、近いのはある。
- 刀剣類は岩﨑彌之助が主に収集してるらしい。明治初年に廃刀令が出て、良い品がお求めやすい価格でたくさん市場に出てきたから。タイミングって大事だよな。好みの刀は朱鞘の刀。これとか多分彼のfavourite。
織田四天王のひとり、滝川一益が信長から拝領した刀。頭金具に織田木瓜の柄が入ってる。
- これは本多忠為の刀。超イケメンのひとだったらしい。イケメンも大変だよね。何の仕事やってもイケメンのほうが印象に残っちゃうもんな・・・。
- こちらは国宝。手掻包永太刀。大和物(奈良県のほうで作られた刀)の名作。
- 国宝とか重文でなくてもいい刀はたくさんあるので肩書きは気にしないで見たほうがよいそうです。
刀の他にもいろいろありました。
- 「平治物語絵巻」は3巻あって、静嘉堂にあるのは信西巻。他の2巻はボストン美術館と東博にある。
- 三所物は刀剣の外装金具のうち刀の鞘の表裏に差す笄と小柄、柄に取り付ける目貫の三種をいう。基本同じ模様で揃える。オシャレやのう。
- 鐔もある・・・このジャンルは以前に刀剣品評会を大倉集古館に見に行ったら1~3席まで入賞者が全部外国人だった思い出が。日本刀の未来ってどうなんでしょうか?
ということで、なかなか楽しい展示でした。いいものがたくさん見られます。会期は3月20日まで。
正直、これを見ただけで日本刀の良し悪しまではわかるようにはならないと思うけど、きっかけにはなると思います。あとは各自で自習ですよね(´・ω・`)・・・。でも、お好きな方はぜひ一度足をお運びください。
それでこの展覧会に合わせていろんなイベントもやるらしいです。吉川永一さん(宮内庁侍従職御物御剣掛)の対談会とか。そこでひとつ有意義なアドバイスを言いたい。バスをあんまり信じないほうがいい。参加したいひとは早めに行きましょう。私も今回バスで遅れそうに・・・。ていうかみんな内覧会も遅刻してたひと多かったし・・・。休日は二子玉川の髙島屋あたりが混むんだよ(´・ω・`)。駅からすごく遠いけど、潔く歩いたほうが時間読める場合もあると思う。あなた次第です。
それでは今回はこの辺で。
次はたぶん水曜です。