住友春翠生誕150年記念特別展 バロン住友の美的生活 美の夢は終わらない 第1部「バロン住友春翠ー邸宅美術館の夢」@住友コレクション 泉屋博古館分館
こんにちは。仙です。
六本木の泉屋博古館分館で開催中の「住友春翠生誕150年記念特別展 バロン住友の美的生活 美の夢は終わらない 第1部『バロン住友春翠ー邸宅美術館の夢』」に行ってきました。
ここって、ちょっと地味な印象ですが何気にすごい建物なんだよな。何しろ
- 平成の世に
- この六本木で
- 平屋建て
贅沢~\(^o^)/。
すてきな建物だよね(≧∇≦)。我ながら写真が下手。後ろの高層ビルと対比させようと思ったんだけど。
こちら泉屋博古館では、いろんな住友コレクションを収蔵してます。その礎を作ったのが今回の展示のタイトルになっている住友春翠で、今年は生誕150年になるそうです。この方です。
この人西園寺公望の実弟で、とてもすごい人なんだよね。図録にP/Lの純利益を折れ線グラフにした表が載ってたんだけど、この人が住友に養子に入った途端、すごい勢いで右肩あがりになってたよ。名経営者~(≧∇≦)。
この方は美術品のコレクションにも熱心だったみたいだよ。いいものがたくさんあります。これらのモネの作品とかも日本初の印象派作品として購入されたものみたいだよd( ̄  ̄)。
他にもこんなのが。(実はWEB内覧会に応募したら当たったので、すべてそこで撮影しました。美術館より特別に撮影の許可をいただいてます)
陶磁器とかもいいよな。お人形とか。
須磨の別邸の模型。ここで美術品を飾ってたらしい。すごいよな。建築的にもかなり見るべきものがあるらしいよ。
でも、前期での一番の見所は京都本館の青銅器館から持ってきてくれた青銅器かな。別子銅山は住友の基礎だしな。
去年の夏に本館に行ったときの記録はこれです。
すごかったよ(⌒▽⌒)。今回の展示は本来のコレクションの10分の1のヴォリュームもないと思うけど、それでもすごいのはわかるよ。オススメです。銅鐸鳴らせるし。
展示室のソファは何かいい感じです。座り心地がよい。座って目を瞑るとうっかり寝ちゃうかもしれないので気をつけて。危険。
なぜこちらが瀟洒な建物やすてきなコレクションに比して気持ち地味な印象かというと、住友家代々の家訓として、「絶対目立つな」と厳しく言われてきたので、あんまり宣伝してないかららしいです。
さすが春翠さま、間違ってない( ̄▽ ̄)。人の嫉妬とか羨望とかは避けられるもんなら避けた方がいいに決まってます(・ω・)ノ。
でも、今は昔と違ってネットとかもあるし、黙ってればいろんなものを避けられる世の中ではなくなって来てるので、今回の展覧会みたいに積極的にコレクションを発信していくのも間違ってないと思います。
フライヤーを見ると今年はいろんなイベントを企画しているみたいだし、4月15日には藤森照信さんの講演会も予定してるらしいよ。一連の企画、成功しますように( ´ ▽ ` )ノ。
この展示は5月8日まで。第2部「数寄者住友春翠ー和の美を楽しむ」は6月4日から8月5日まで。お時間あれば是非。
じゃ、またね。