三井文庫開設50周年・三井記念美術館開館10周年 記念特別展Ⅱ 三井家伝世の至宝@三井記念美術館
こんにちは。仙です。
急に寒くなりましたな(・ω・)ノ。寒いのキライ。動きたくない。ので、コートを買おうと思います。三越で。軽くてあったかいのがいいな(^◇^)。
さて、その日本橋三越の隣、三井記念美術館で開催中の「三井文庫開設50周年・三井記念美術館開館10周年 記念特別展Ⅱ 三井家伝世の至宝」に行ってきました。
次回は春の恒例、おひなさまの展示らしいよ(^∇^)。
ほとんどが館蔵品の割には入場料の設定が通常どおり。
でも、展示品は国宝と重文のオンパレードでとてもグレード高いので、その価値はあります。おすすめだよ(≧∇≦)。
美術品のセクションを挙げていくと以下の通りです。
- 茶道具
- 絵画・書跡
- 書跡・絵画・工芸・歴史資料
- 三井高陽切手コレクション
- 能面・絵画・刀剣
全部の部屋にまんべんなく国宝・重文があるよ(⌒▽⌒)。
しかも今ならあんまり混雑してない。やっぱりおすすめです。
すべて三井家由来のものです。何という財力。
でも財力だけじゃダメで、芸術を支援していこうという意志がないとこれだけのものを維持していけないよなぁ(´・_・`)。
自分だったら
- 財力がありまくりで
- しかも芸術を愛する人間だったとしても
こんな貴重なものは持てないな。
- 地震が来て飾ってる天目茶碗が割れちゃったらどうしよう!?とか、
- 火事になって絵が焼けたらどうしよう!?と思うと眠れなくなっちゃうよ。(貧乏人の発想)
というわけで、こうやって貴重な美術品が見られるのはありがたいことですd( ̄  ̄)。
折に触れてお出ましのある
- 国宝 卯花墻
- 象彦の月宮殿蒔絵水晶台(重文)
なんかは今回もじっくり見られます。すばらしいよ。
そのほかにも現在は東博の所有となっている「虚空蔵菩薩像」が戦前に三井家法要で実際に使用されている写真とともに見られます。
あとは王義之の拓本とか、藤原定家の熊野御幸記とかの書跡もすごいし、江戸初期に描かれた羊皮紙の日本航海図も精巧だし、保存状態もハイレベルでよいよ。
円山応挙の雪松図屏風も雪のさらさらした質感が伝わります(・ω・)ノ。
国宝の短刀・貞宗と正宗も美しいです。
そのなかで自分にいちばん訴えたのは、春日という伝説の面打ちの能面作品、能面の翁(白色尉)と三番叟(黒色尉)です。能面ってどれ見ても造形がすごいと思うけど、何か虚無的な感じ、本能的に感じる恐怖から逃れられないイメージだったんですが、これはそこから自由です。
温かな笑顔の、プラスのエネルギーだけが感じられる能面です☆*:.。. o(≧▽≦)o .。.:*☆。こういうのはじめて見た。
というわけで、何度も言うけどおすすめです。2016年Ⅰ月23日まで。
ところで、次こういう感じの記念特別展があったら、三井家の資料を大公開していただいて、今NHKでやってる「新・映像の世紀」みたいのが見たいな。昭和史の新事実が出てきそうだ・・・三井文庫さま、よろしくお願いしますm(__)m。
カフェメニューも秋冬対応だな。
鴨そばとぽんかんシャーベットが気になる(≧∇≦)。
じゃ、またね。