中央線サブカルとはまた違う宗教についての展示(古代中国―墳墓の護り手―@天理ギャラリー&嶺の御嶽山と一山行者@大田区立郷土博物館)
こんにちは。仙です。
今回は、またマニアックな展示に行ってきました(・ω・)ノ。
読んでいただいた方は「こんなマニアックな記事、他に読む奴いるんだろうか?」とかなるかなと思うのですが、ご明察の通りこの類の記事は元から少ないヒット数が更にガクンと落ちます( ̄▽ ̄)。でもいいの。私は興味あるから。
さて、この記事みたいに
中央線沿線はサブカル寄りの信仰の現場だと思うのですが、そこを外れると比較的シリアスな、トラディショナル寄りの信仰由来の展示・施設が多いかなと思います。
今回展示を見に来たのは、小川町の天理ギャラリーと大田区の大田区立郷土博物館。
天理ギャラリーは名前の通り天理教の施設で、郷土博物館の方が嶺の御嶽山こと御嶽神社(大田区)の信仰についての展示です。
東急池上線に御嶽山駅があるの知ってますか?あそこにあるんですが、今も静かで緑の多い美しい神社ですが、昔は信仰をすごく集めてたらしいです・・・。駅名になるくらいだからそりゃもう(・∀・)。
本山は木曽の御嶽山。
御嶽教との関係はどうなのかな?御嶽教と天理教はもとはともに神道十三派に入ってましたよね。一山行者っていうのは昔さいたま市与野にいたすごい行者で、今は御嶽神社の別棟に祀られているそうです。
宗教関連って、日本のスタンダードな現代社会では毛嫌いされることも多いですが、私は個人的にみんなもっと興味を持って考えるほうがいいんじゃないかなーと思っています(´・_・`)。日本がスポーツとか経済とかでとてもいいポテンシャルを持ってても肝心なところで競り負けることが多いのはそこらへんが弱いのも原因かな、とも思ってて。信仰の力って強いと思うよ、いろんな意味で(・∀・)。もちろん強制するものじゃないけど・・・。
ま、そういうのはおいといて、まず天理ギャラリーの「古代中国―墳墓の護り手―」。
これはかなり面白かったです。 古代中国で死者を邪悪から守るためにお墓に納められた品々なのですが、翡翠(軟玉・ネフライトのほうね) のなんか顔みたいなやつとか、香炉とか鏡とか、 魔除けの品々がたくさん。造形的にも面白いものが多くて、ファンタジー系の小説とか漫画とか書いてる人には必見の展示だと思います( ´ ▽ ` )ノ。鎮墓獣(お墓を守る役割のお人形。顔がおっさんで身体が獣神、またはその逆。毛角があったりする)が絶妙なバランスでかわいかったりします(・∀・)。
お墓(墳墓)って実は大事なんだよね。風水も隠宅(お墓のこと)風水のほうがメインで重要ってはなしもあるし。ちなみに生きてる人が住んでる家の風水は陽宅風水。
ってことで面白かったです。オカルトファンタジークラスタの方も見たほうがいいです。・・・いいよね?いいと思うんだけど・・・(自信はない(´・_・`))11月30日まで。
次は大田区立郷土博物館。
はじめてきました。っていうか、存在自体知らなかった・・・大田区民じゃないので。
入ってみると古さは否めません・・・やっぱり昭和50年代の建物だけはある。でもトイレのきれいさを見ると、熱心に運営されているんだろうなっていうのは分かります。そしてHP見るとなかなかの名門っぽい。面白いところ(下のリンク参照)と姉妹提携してるし、持ち駒(川瀬巴水とか町工場とか)も豊富。
企画展は人は結構いたんですが、信者の方なのか大田区在住のご近所の方なのかはわかりません(´・_・`)。
展示内容はいろんな資料があって、興味深かったです。お札とか・・・この方面の展示はなかなかないので、まとまった資料が見れる機会は貴重かなと思います。私はこの本で興味を持ったので(面白い)、
このスペースだけだと端折りすぎでわかわからない気はしますが、学芸員さんが一所懸命に研究されてるのが伝わってくるよい展示だと思います( ´ ▽ ` )ノ。御嶽教って面白いんだよね。他の新宗教の教主(出口王仁三郎とか)もけっこう若いころに在籍してる(´・ω・`)。
興味のある方(すごく珍しいとは思う)にはおすすめです。12月1日まで。
そんでこの施設は、近隣のどの駅からもいけるのですが、どれからも微妙に遠くてバスを使わないといけないです。私は大井町線の荏原町から行ったのですが、荏原町って初めて降りたけどいい街だなと思いました。商店街が充実してて、個性的な店があって、人がたくさんいて、お年寄りもガンガン出歩いているという。 ここは東急バスの善福寺前という停留所で、駅から遠いのですが、降りてみると駅から遠いわりにそれなりにいい感じの店があって、良い街だなあと思います。将来ここに住むのもいいかなと思いました(´・∀・`)。
ということで今週はこれまで。んじゃまた!