まだ記事にしてない展覧会いろいろ(ドービニー展、印象派への旅展、ウィーン・モダン展、ルート・ブリュック展)
こんにちは。仙です。今回はこの間、行ったんだけど記事を書いてないのを蔵出し回です。
まずは東郷青児記念 損保ジャパン日本興亜美術館で開催中の「シャルル=フランソワ・ドービニー展 バルビゾン派から印象派への架け橋」です。
水の画家。
色使いはきれいだけど、意外とモノトーンのエッチングがよかったな。コローと親友らしくてコローの作品もありました。2人は隣同士のお墓に入ってるらしい・・・。
これは移転前ラス2の展示。
42階の景色はすごく好きでした。移転後はけっこう低くなるらしいのでその前にもう一回くらい来たい。
移転後もよろしく。
次はBunkamura ザ・ミュージアムの「印象派への旅 海運王の夢 バレル・コレクション」です。
タイトル通り、海運王だったバレルさんが収集したバレル・コレクションの展示です。グラスゴーの美術館が改修工事に入るのでまるっと貸してもらえたらしい。ドガ(ポスターの絵)とかゴッホとかあった。バレルさんの確固たる一貫した好みを感じるよい展示でした。写真可エリアもあり。6月30日まで。
次は六本木の国立新美術館の「ウィーン・モダン クリムト、シーレ 世紀末への道」。この展示の主役はクリムトでもシーレでもなく、ウィーンだなと思った。けっこう複雑な成り立ちのところで興味深い。だから図録を買いました。重い。
撮影可の作品あり。クリムト。モデルになったパートナーには不評だったらしい。わからんでもない。
でもきれいだよね。あとクリムトは素描がよかった。素描のいい画家は信じられる。
あとはウィーン工房のカトラリーとかポスターとかもよかったよ。バウハウスとかにも通じそうな・・・
でもすごくヴォリューム多いので気力体力がすごく充実してるとき以外の他展示とのハシゴは推奨しないです。8月5日までやってるので時間のあるときに。
最後は東京ステーションギャラリーの「ルート・ブリュック 蝶の軌跡」展です。
この方は存じ上げなかったのですが、フィンランドのひとで、アラビアの専属デザイナーだったらしいです。ムーミンとかもやってたらしい。すごいね。
3階は写真可エリアでした。
色使いすごくきれいだよね。日本人の心を鷲掴みしてると思う。
私はタイトルにある蝶モチーフの作品が好きだったな。最後のほうのモノトーンの抽象作品もよかった。真っ白なやつとか。白夜かな?氷かな?
すべての展示を見て感じるのは「幸せな子供時代」かな。キャプション読むと、妹さんが幼くして亡くなったりしてご苦労されたのはわかるけど、それでもなお、子供の時は幸せだったんじゃないかな。幼い時代の幸せって何事にも代えがたいラッキーだと思うわ。バフェットも著書でそう言ってた。
宗教的な作品も多いよ。黄金のイコンとかもよかったです。
会期は6月16日までだそうです。
どれもよい展覧会でした。機会があればぜひ。んじゃまた!