特別展「国宝 東寺―空海と仏像曼荼羅」@ 東京国立博物館平成館&今年の桜について
こんにちは。仙です。
今回は東京国立博物館平成館で開催中の特別展「国宝 東寺―空海と仏像曼荼羅」に行ってきました。
結論から言っておくと、かなり興味深かったです。東寺って、京都駅から かなり近いじゃないですか?だから、京都に行ってもメインで行くというよりは、正直時間調整に使うと言うか、ついでに行くと言うか・・・自分の中では観光でそういう使い方をしていたので、改めてメインでガッツリ見られるのはよかったし、楽しかったです。
そして感想は一言で言える。「空海は天才」。それ以外ないです。
今でもじゅうぶんカリスマですよね。難解な仏教思想を図解や立体を駆使して具体的に説いてます。そして書家としてもすごいです。この展覧会にも最澄に宛てた手紙の風信帖が出展されてました。書の展覧会だと空海の書って結構出てくるのですが、これはその中でもすごくちゃんと書かれてます。他でもっとカジュアルな真筆見たよ。これは均整の取れて美しい文字。ということは、やっぱり最澄は空海に一目置かれていたのでしょう。ちゃんと対応しないといけない気の張る相手、的な・・・。
んで、やっぱり密教って呪術っぽいよね。たぶんファンタジー的なものではなくて、本気で術式に則ってやればきちんと結果が出るやつd( ̄  ̄)。たまにマニアなお坊さんが求聞持法を実践したブログとか見る。とても面白い。前に、高野山大学の通信で社会人課程みたいなので密教を教えます、みたいなのをやってみたいな、と思ったことがあった・・・。このへんの。
けど、よくよく説明読んでみて止めた。たぶん何か形式上のことは学べるけど、それ以上のことはたぶん出家僧限定なんだろうな(´・_・`)、みたいな。呪術したいわけじゃないけど、いろいろ考え方とか学びたいだけだけど。
この展覧会でも「術式で可能なところを撮影して再現してみました」みたいなセクションはあったのですが、まあそれ以上のことは展示してないよね。仕方ない(´・_・`)。面白半分ではないけど、興味が勝ってるのは認めます。でももうこういう時代だし、本当に学びたい人には在家でいろいろ学べる方法考えても空海は怒んなそうとは思います。スカイプとかいろいろあるし。
東寺の仏像とか神像とかもいろいろあったよ。たくさんある!
これは撮影可だったもの。横顔もすてき。
こういう神様です。
みんな保存状態最高で美しかったです。
ということで、けっこうおすすめです。今なら程よい混み具合。6月2日まで東博平成館でやってます。
東博は今の時期、「博物館でお花見を」ってことで庭園開放してます。きれいだったよ。nova3のAIカメラは結構正しい。花とか建造物とかきちんと認識してる。コントラストは強いねぇ。でも調整するのめんどくてそのままにしてる。
下は上野公園の桜。きれいだよね。上野公園は花見客でごった返してます。行ったの土曜日で結構寒かった。ので、トイレ近くなるんだろうね。公衆トイレにすげー並んでた。
こっちは今年の桜。世田谷某寺・・・っていうか九品仏です。ここは浄土宗なので密教じゃないです。桜がきれいです。
いいところだし、お寺なんでさすがにみんな騒ぎません。法事の檀家さんとかいるし(黒を着てるのですぐわかる)静かです。ここで桜見るの好きです。
これは残業の後で見た上野の桜。不忍池のところ。しみるわぁ( ̄▽ ̄)。
あと少しかな。よいお花見を。んじゃまた!