岡上淑子 フォトコラージュ 沈黙の奇蹟@東京都庭園美術館
こんにちは。仙です。
今回は東京都庭園美術館で開催中の「岡上淑子 フォトコラージュ 沈黙の奇蹟」です。閉館ギリくらいに行ってみました。いや、なんとなく気が向いたので・・・。
ここって朝香宮邸がベースになってる本館と新館があって、それぞれ趣向を変えてひとつのテーマの展示をしてるのは、足を運ばれたことがある方ならご存知だと思うのですが、今回は「本館=マチネ、新館=ソワレ」になってました。お洒落ですよね。建物によく似合うタイトル。よかったですよ。
すごく美しいですよね。こういう作品がたくさん。岡上さん、1928年(大恐慌1年前)生まれで、91歳。ご存命です。上の作品を見ればわかるように海外のグラフ雑誌・ファッション誌(アメリカ進駐軍が持ち込んだ「VOGUE」とか「LIFE」とか)をコラージュした作品を創作してます。日本人が登場する作品はひとつもなかった・・・。
でもごめん、正直者なんで白状すると個人的にはあんまり良さがよくわかんなかなったです。やっぱりこういうの(シュルレアリズム系統)素養ないんかな。私がおもったこととしては
1は本当に東洋英和卒で文化学院にも行ってらっしゃるので。なんつーか、リベラルな学歴(・∀・)。この年代の女性でそこまで学校行かせてもらえた人、ほんの一握りだよ。文化学院デザイン科出身だそうで、型紙も展示してありました。
2はね、瀧口修造って、なんかちょいちょいこの年代の前衛っぽいアーティストの支援をしてるなと思って。他の人の展示でも見たことある。超筆まめでハガキに励ましの言葉が書いてあるのを見るとちょっとグッときます。
3は、やっぱり海外の影響を強く受けてるので。コラージュだからマックス・エルンストの作品は展示してるんだけど、作品見てるとルネ・マグリットのほうが連想するよ・・・。なんとなくだけど。
でも色々ありますが、すべての作品が美しいことは間違いないです。好きな人はたまらんと思います。雑誌とかWeb見てピンと来た人はぜひ。
4月7日まで目黒の庭園美術館でやってます。この季節は早く来て隣の植物園にも行くほうがいいと思う。
今週は短い記事をあと一回更新します。んじゃまた!