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基本は美術鑑賞ブログです。「とりあえず正直に」がモットーです。忙しくても気楽にいきましょう。

岡本太郎記念館協力 いのちの交歓 残酷なロマンティシズム@國學院大學博物館&生誕150年記念 横山大観ー東京画壇の精鋭ー@山種美術館

こんにちは。仙です。

寒いよね(´・ω・`)、今年。あったかい日も夕方は寒いよ!

 

さて、今回は國學院大學博物館で開催中の岡本太郎記念館協力 いのちの交歓 残酷なロマンティシズム」山種美術館で開催中の「生誕150年記念 横山大観ー東京画壇の精鋭ー」ですヾ(๑╹◡╹)ノ"。

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ここはさ、やっぱり2館同時に行くよね(´・ω・)。だって移動を徒歩でできるから。

 

まずは國學院のほうから。この日はあてにしてた学食が休みだった。入試だから。残念。

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本展では、日本神話を基底に、岡本太郎若手芸術家たちの作品に、地球が造りだした自然物と旧石器時代以降の様々な人工物をぶつけ合わせることで、ひき裂かれた森羅万象の生と死の結い直しを図り、人間中心主義を反転させる古くて新しい生命観の提示を試みます。(公式より)

岡本太郎さんって、昔友達が大阪の万博記念公園の近くに住んでて、遊びに行ったときにそこにある太陽の塔は結構見てたんですが、それがいまいち好みに合わなかった( ̄▽ ̄)ので、正直まったく興味なかったのですが、今回の展示は面白かったです。行ってよかったヽ(´▽`)/。

 

ちなみに写真可だったのであげます。前回の写真は我ながらひどかった(-_-;)。今回は大丈夫だと思います(・ω・)ノ。クレジットも博物館の指示通り付けたいと思います。何か間違いあったら教えてください。

 

これは岡本太郎さんの作品。イメージどおり。

坐ることを拒否する椅子@岡本太郎記念館

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動物@岡本太郎記念館

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下のほうが鉄滓、炉壁、沼鉄@流山市教育委員会、上の絵が雷人@岡本太郎記念館

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岡本太郎さんって、普通に前衛の人だとばかり思ってたのですが、上の作品を見てもわかるように民俗学的なアプローチもしてた人なのですね。はじめてしった。

 

これはクレジットなしでOKのはず。木の神仏像。

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うしろの写真はオシラサマをささげるイタコ@岡本太郎記念館

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 ちょっとぼけちゃった。前のほうにあるのは蚕。おしらさまは養蚕の神様だよね。馬と結婚した少女の神様です。イタコさんは盲目の巫女様。おしらさまはおひなさまの原型っていう話も聞いたことある。

柳田國男の「遠野物語」に詳しいそうです。

あとは、岡本さんはフィールドワークもしてたのかな?昭和中ごろ?の東北の農村の暮らしを写した映像のスライドもあったよ(撮影禁止だった)。

昔の東北の子ども、等身低くてほっぺが真っ赤で超かわいい

 

これは現代作家さんの作品。

ものおくり 田中望@第一生命保険会社蔵

現代作家さんも神話等をモチーフにした興味深いものでした。

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っつうことで、岡本さん自身や、神話や民俗学的なもの・土着的なオカルト(語弊あるかも・・・でも他に・・・察してくれるとうれしい(´・ω・))が好きな人にもけっこうおすすめです。もう会期あんまりないんで急げ!です。24日には学芸員さんによるイベントがあるみたい。

2月25日の日曜日まで、渋谷の國學院大學博物館にて開催中です。入場無料です。

 

続いては山種美術館生誕150年記念 横山大観ー東京画壇の精鋭ー」です。

 

ほとんど館蔵品なのですが、横山大観のよい作品がたくさんあってよかったです。自分はやっぱり富士山の絵が好きかな。

やっぱり山崎種二さん(美術館創立者の方)が横山大観先生の奥さんに気に入られてた(資産運用してあげて大成功した)のが勝因だったのかな。先生がお酒が好きだったので宝酒造の株を買ったらしいです。自分が好きな製品を出してて応援できる会社の株を買う。これがけっこう王道ですよね。このエピソードはこの本で読みました。 

そろばん (PanRolling Library)

そろばん (PanRolling Library)

 

まあ、でもお金を残すのに一番大事なのは節約らしい。刺さるよね(´・ω・`)・・・。

 

そしてひとつだけ撮影OKの作品がありました。

横山大観「作右衛門の家」山種美術館

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というわけで、横山大観好きなら行ってみて損はないと思います(・∀・)。これも2月25日までです。

 

もうすぐ春ですね。んじゃ、また!