没後40年 幻の画家 不染鉄@東京ステーションギャラリー
こんにちは。仙です。蒸し暑いですね(・∀・)
今、九州の方はとてつもない暑さらしく大変心配です(´・ω・`)。37度とかつらみしかない(´・ω・`)。とりあえず少しだけど被災地に返礼品のないふるさと納税しといた。
さて、今回は東京ステーションギャラリーで開催中の「没後40年 幻の画家 不染鉄」に行ってきましたヾ(๑╹◡╹)ノ"。
不染鉄、ご存じですか?私はまったく知りませんでした( ̄▽ ̄;)。(ごめんよ正直者で)
不染鉄は東京のお寺さんの息子さん。
- 若いときに日本芸術院研究会員になる
- 写生旅行先の伊豆で漁師生活を経験
- その3年後に今の京都市立芸術大学に特待生で入学、首席で卒業
- 卒業後にはたびたび帝展に入選を重ねるも、戦後は画壇を離れ、奈良で作画を続けていた
というなかなかチートめなキャリアを重ねてらっしゃいます。
回顧展は21年前に奈良であったそうですが、その1回だけ。
今後もまとまって見る機会がないかもしれないアーティストなので、行ってみてよかったです(⌒▽⌒)。
東京ステーションギャラリーが定期的にやるマイナーめなアーティストの展覧会は個人的にどれも好き╰(*´︶`*)╯♡。
これもたぶんJRの財力あってこそだよね・・・。関係先の皆さん、まことにありがとうございます <(_ _)>。あと見てて思ったけど、監視員さんの青いコートの制服がすてきです。
作品展はとてもよかったです。
夏休みのお子さんにもオススメヽ(*´∀`)。あんまり派手さがないので子供が行きたがるかどうかは謎なんだけど、安心して見ることができる優しい感じの絵が多い(*´ω`*)。
そして作品を見ていると、不染鉄がとても高い技術を持ってるのを感じます。日本画と、南画と、作品によっては何かちょっとジブリとか藤城清治みたいなテイストもあります。ノスタルジックで見てるとやさしく切ない気持ちになれる( ´ ▽ ` )ノ。
あと一部の絵についてる散文も好きかな。早くに亡くなったお母さんの思い出とか、お風呂屋さんでフルーツ牛乳(マミー)を飲んでうれしかった話とか、センチメンタルなエピソードが多くてこれもなかなかキュンとします(´・ω・`)。
散文は細かい字でけっこうみっしり書いてあるし、それでなくても絵自体がけっこう細部を描きこんでいるので、単眼鏡持参するとお役立ちです_φ(・_・。
あとこの人は戦後に画業を離れたあとは学校の先生を奈良でずっとしてたらしいので先生感を感じる。何だろう、ストイックさというか。
人生のつらさは感じても、そのことによってしばしば生じる崩れた感じが微塵もありません。なんつーか、徳が高い感じ。実家がお寺だったっていうのもあるのかな・・・。
最後の方には晩年のご本人のポートレートとかもある。年をとるごとにシュッとしたなかなかいい顔になってます。ご年輩の方の表情の明るい写真はいいよねヽ(´▽`)/。見てて幸せな気持ちになる。
あとはこの方がデザインしたおみやげ品(民芸品?着物とか)の展示もあって、なかなか面白い構成の展覧会でした。オススメです。
そんで私が行ったときはそこそこ混雑してたかな。みんなこういうのも好きなんだなと思った。
東京駅の東京ステーションギャラリーにて、8月27日までです。
ここに来ると天井撮るよね。絵になるし。
じゃ、またね。