双子がつくる魔術的ヴィジョン クェイ兄弟ーファントム・ミュージアム@渋谷区立松濤美術館
こんにちは。仙です。
今回は渋谷区立松濤美術館で開催中の「双子がつくる魔術的ヴィジョン クェイ兄弟ーファントム・ミュージアム」に行ってきましたヾ(๑╹◡╹)ノ"。
夕暮れの松濤美術館よ。
混雑状況:混雑ってほどでもないけど、いつものここにくらべたらひとはいっぱいいた・・・オシャレなお兄さんお姉さんとか(╹◡╹)。
この人たち、作品が人形アニメっぽいのが多いのと雰囲気が退廃的なので勝手に東欧のひと(チェコとか)かなと思ってたらまさかのアメリカ人だったのでちょっとびっくり。
名前見れば兄弟なのはもちろんわかるけど、実は一卵性双生児ですっごくそっくり。ポートレート見てびっくり( ̄▽ ̄;)。
Wikiを見ると、クローネンバーグの「戦慄の絆」にインスピレーションを与えたとかなってる・・・マジでか( ̄◇ ̄;)。あれけっこうトラウマ映画なんですけど。
クェイ・ブラザースのいっしょに産まれてずーっといっしょに過ごしてこういう耽美で退廃的な作品を創って、っていう生涯・・・6月17日でお誕生日だったらしくて70歳になったそうなんですが、ちょっと聞いてみたい。どんな気持ちなんですか?と。想像もつかん・・・(´・_・`)。
展示内容はとてもよかったですヽ(´▽`)/。
正直、作品自体はほとんど見たことなかったのでとても面白かった。初期のイラスト作品・映画・舞台美術・CMやMV・・・などいろいろな種類の作品がありますが、どれも多少なりとも美しく妖しい魅力があります。タイトルを並べるだけでわかってもらえると思う。
- 「シュトックハウゼンを完璧に口笛で吹く服装倒錯者」
- 「喜びの電気拷問」
- 「欲望果てしなき者ども」・・・。
私はデコールがよかった。デコールっていうのは人形アニメの精巧な舞台装置です。カフカの「変身」とか。人形アニメなだけにファンタジックな世界観なんだけどそれだけにあの虫を見るとかなりのインパクトが・・・。
これはクェイ兄弟のお誕生日記念で1日だけ撮影可能だった「プラハの錬金術師」のデコールです。
あと意外と日本関連のものもあったよ。写真1枚だけの展示なんだけど、「ニコン・ファン・タッチ」っていうカメラのCMも創ってたらしい。1989年だからフィルムカメラか。あとでそのCMをYoutubeで探そー、と思ったけど結局見つからない・・・ちぇっ(´-ω-`)。
映画とかのフィルムの上映もしてましたが、そのなかにコムデギャルソン関連のフィルムもありました。何のフィルムだったのかよくわからないけど・・・理解力なくてごめん。やっぱり人形が印象的な美しいフィルムでした。
というわけで、とてもおすすめな展示です。
7月23日まで渋谷区立松濤美術館でやってます。
これも撮影可能な「ストリート・オブ・クロコダイル」のデコール。クェイ兄弟の出世作なんだって。
今回図版を買うとクェイ・ブラザースのサインが抽選で当たるらしい。自分はむしろ遠慮した・・・サインかぁ。こういう企画でもらったことはあるけど、ダメにしなかった試しがない(´・_・`)。粗忽な人間なんで。Amazonで買おう・・・と思ったけど、よく考えたら美術館で買ってサインだけ万一当たった場合は断ればよかったんだ!何かごめん(´・_・`)。
そしてクェイ兄弟の映画上映もあるみたい。都合つけられたら行ってみたい・・・。
あとクェイ兄弟お気に入りというパラレルペンを使ったワークショップの案内もあった。
こんなペンあったんだ・・・知らなかった。あとで買ってみよう(・ω・)ノ。
んじゃまた!